雑文12
こんばんは。
言葉が整ったって思い、うれしくなって書き込みたくなりました。返信は気になさらないで下さい。
凄く丁寧に言葉をのイメージを繋げていて、連結が拙いながらも上手くいっていて、僕は、前の御作品よりもずっと好きです。
丁寧なてつきが目に見えて伝わってきます。前回の荒いイメージの連結状態とは雲泥の差に見えます。僕の感覚だけの言葉で、信用ならないかもしれませんが……、
**
もう少し欲を言うなら、もう一つ上のイメージの重ねや追加が欲しいところかなと僕は……僕ならそうするかな
この御作品には、御作品に漂う空気感のイメージがのせられていなくて、無機質な部分が強いのです。もう少し空気感のイメージを重ねたら、詩情が御作品にのって美しい音が生まれると思いますよ。
空気感の表現で僕が今思い浮かべる御作品なら……、
朔太郎か、朔太郎かな。ん、空気感のイメージを重ねるで思い浮かべる作家なら朔太郎ですね。
『ものごころ』
>「ものごころ覺えそめたるわが性のうすらあかりは
春の夜の雪のごとくにしめやかにして
ふきあげのほとりに咲けるなでしこの花にも似たり
ああこのうるほひをもておん身の髮を濡らすべきか
しからずはその手をこそ
ふくらかなる白きお指にくちをあて
やみがたき情愁の海にひたりつくさむ
おん身よ
なになればかくもわが肩によりすがり
いつもいつもくさばなの吐息もてささやき給ふや
このごろは涙しげく流れ出でて
ひるもゆふべもやむことなし
ああ友よ
かくもいたいけなる我がものごころのもよほしに
秋もまぢかのひとむら時雨
さもさつさつとおとし來れり
」
詩句に空気感をのせるために必要なことは、……僕は、丁寧さ、だと思います。空気感のイメージに大切なのは語彙よりも、てつき、なのですよ。
この辺は、感じ取るしかないのですけれど、言葉には雰囲気を含む空気があり、文章には色があることを感覚でつかむ必要があるように僕は想像します。※色というのは、色気のことです。
イメージは、片時も止まっていないから、ゆれうごくのですよ。おとのふるえ、イメージのふるえになって。敢えて、止まる表現を行うのならば、そこにはとまった美が潜むものなのです。
僕はそう思います。詩は、きっと、僕はそう思います。