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時を奏でる境界線  作者: シャオえる


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待ってる間に強くならねば

 まだまだ、ノエル達が話し込んでいる頃、女子寮で、書類の仕事をしているカリアと、それを見ているリエルがいた

「寝過ぎた……」

 やっと目が覚めて体を起こすメイナ。寝過ぎてちょっとだけ、寝起きは不機嫌そう


「おはよう、メイナ」

 リエルが声をかける。二人が居たことに気づいて、不機嫌も一瞬で吹き飛び、笑顔になる

「カリアさん、リエルもおはよう」

 二人の元へ駆け寄るメイナ。今朝、カリアと練習をしていたので、まだ擦り傷が残っている

「傷はどう?大丈夫?」

「はい、私よりお兄ちゃんが傷だらけだったし。大丈夫です」

 心配そうに聞くカリアに、不安を無くそうと、大きな声で元気よく答えてエヘヘと笑うメイナ。つられて二人も笑い、ほんわかした雰囲気が部屋になっていく


「あっもう、6時……」

 リエルが時計をみる。窓の外は、暗くなってきている頃

「お兄ちゃん、起きたかな?」

「そういや、ずっと見てないね」

 クリルの心配をするメイナ。リエル達も、ほぼずっと女子寮に籠りっきり。本部にいるのか、ノエル達が帰ってきているのか、分からない状態

「男子寮は、私も入れないから、一度本部に行ってみる?」



「あ、お兄ちゃん……」

 本部のいつものソファーに、一人で座っていたクリル。いつからいたのか、退屈そうにみんなを待っていた様子。話し声でメイナに気づいて、ちょっとホッとしている

「メイナ、起きたのか。ノエルは一緒じゃないのか?」

 やって来たのは、カリア達のみ。起きてから、カノンも見てないクリルは、さすがにちょっと不安そう

「お兄ちゃんは、カノンさんとお出掛けしたよ。まだ来てないんだ……」

 まだ帰ってきてないノエルに、別れて約4時間ほどだけど、落ち込んでいた様子だったので、帰ってきてない今に、心配そうなリエル

「しばらく、ここで帰ってくるの待つ?」

 カリアの質問に、小さく頷いて待つことなった



「お腹すいた……」

 リエルのお腹がなり、お腹が空く時刻はもう8時。待てど暮らせど、帰ってこない。

お昼から何も食べてないので、さすがにみんなお腹すいてきた

「ご飯行こうよ」

 ずっとメイナが話しかけても、嫌がり続けていて、こんな時間になっていた

「私もお腹すいたし、ご飯食べに行きましょ」

 カリアが諭しても、動かないリエル。困ったカリア、ため息をつく

「きっと、ノエル君も美味しいもの食べてると思うから……」

 暇潰しにリーリルを投げて遊んでいたクリル。ソファーから立ち上がる。隣にいた三人突然のことに驚く

「お兄ちゃん、どうしたの?」

「行くぞ。メイナ」

 そう言うとリーリルをメイナに渡すと、一人どこかへ行こうとする

「ど、どこに?」

 あたふたと、クリルの後を追う。リエルとカリアも、ちょっとだけ焦り出す

「メシだよ。食わなきゃな。ノエルに負けてられんからな」

 そう話ながら、食堂へ向かうクリルに、呆れるメイナ

「……なにそれ?」


「なあ、カリアさん」

 突然、話しかけられ驚くカリア。クリルからの話す、その強い言葉を感じて、うん。と頷く

「そうですね。たくさん食べて、強くならないといけませんからね……」

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