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時を奏でる境界線  作者: シャオえる


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32/132

ばったり、びっくり

 やっと、ドーケムについたクリルとメイナ

 時刻は午前(レクト)6時。いつもは寝ている時間の街、見慣れているはずの街も、雰囲気にのまれていく

 見慣れた人達、道を見ても、久しぶりもあってそわそわが止まらない二人

「なんか、同じだけど、変な感じだね」


 ドーケムの街を迷うことなく進んでいく二人

 街も離れ賑わいも薄れてきた道に出ると、人影も少なくなった

 建物も少ない、木々がたくさん溢れている道を、馴れた様子で歩いていく

 ふいに、メイナが辺りを見渡し始めた

 そこは、街の人もあまり来ない場所、昼間でも静かな場所

そこに、人がいる気配がある


「お兄ちゃん、なにか……」

 メイナが先に歩いていたクリルを呼ぶ

その人影のある場所に、二人が注目して見ていると、こちらに気づく人影


「道を聞きたいのですが……」


 二人に話しかけてきたその声に、二人は、聞き覚えがある

「あれ?あれ?」

 あたふた戸惑う二人

 メイナが発した言葉に、人影もあたふたと戸惑っている

「……メイナちゃん?」


 二人の前に現れたのは、朝出掛けていたはずのカリア

「カリアさん、どうして?!」

 ビックリする二人

 カリアも、予想外の二人の登場にビックリ

「貴方達こそ今日は、学園見学ではないですか?」

 カリアの質問に、笑ってごましてみるメイナ

クリルも、苦笑いで返事を返す

 そんな二人を見て、がさごそと鞄の中を探り始める

「ちょうど良かった、行きたいところがあるんだけど、道案内お願いしていもいいですか?」


 鞄から取り出したのは、一枚の紙

クリルがそれを受けとると、カリアはとある場所を指差す

「ここなんだけど……」

 地図が書かれたその紙に、指差した所はクリル達の知っている場所

 その場所に行くというカリアに、驚く二人

「え?どうしてここに?」


「会いたい人がいるの」

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