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時を奏でる境界線  作者: シャオえる


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25/132

素敵なお城と本部の学園

 カノンと別れて、街の中を散策する五人

本屋、洋服屋、今まで住んでいた場所とは違う雰囲気のお店がたくさん並んで、テンションも高いまま時間があっという間に過ぎていく


 街も半分くらい見て回った頃、街から少し離れた場所に雰囲気の違う大きな門のある白い建物が現れた


「お城みたい……」

 メイナとリエルが見とれていると、ノエルとクリルも遅れてやって来た。兄二人も見とれるその場所を、カリアが、説明をしていく

「ここは、貴方達が通う予定の学校ですよ」


「そうなの?!」

 カリアの言葉にみんな驚き、妹二人は、嬉しそうな顔に変わり、兄二人は不安そうな顔になっていく


「ええ、本部が管理している魔術学園です。どちらの時間の生徒も通うため、24時間ほぼずっと賑わっている学校です」


 カリアの説明を聞きながら学園の周りをうろちょろと、見て回る

 電気が付いているけれど門は開かず、人は居る気配はあれど、入れない様子


「ちなみに、バルバ大佐やカノン隊長も先生として、授業に出ますよ」


 カリアの発言に再び驚く四人

 今度は四人とも不安そうな顔になっていく。特に兄二人は、すごく嫌そうな様子

「カノンさんが……」

 リエルが不安そうに呟く

「これでも、人気の先生なんですよー」

 五人に追い付いたカノンが、ニコニコ笑顔でやって来た

「カノンさん!」

 突然の登場に、メイナが驚いて声がでる

 ノエルとクリルは、今度は嫌そうな顔をする

 リエルはカノンの周りキョロキョロと見渡す

「あれ?さっきの変な人は?」


 やって来たのは、カノン一人

 本部に連れていくと言っていた男性二人は居なくなっている


「ちゃんと本部に引き継いできましたよ。今日は休日なので、仕事は嫌ですよ」

 リエルの質問に、笑って答えるカノン

「そっか、お休みだもんねー」

 聞いたリエルも、つられて笑う


「ねぇ、それより今日は学校は?」

 メイナが、学校の中に入りたい様子で、カノンに聞くが、返事にちょっと困った様子

「今日は学校も休日なのです。なので見学とかは出来ないですね」

 残念がる妹二人とホッとする兄二人

 学園に来てから急に、喜怒哀楽が激しくなった四人

、カリアがその様子を見て楽しそうに笑う

 

「まあ、ここの事はまた後で、ということで、今は街の散策を楽しみましょう」

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