表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
時を奏でる境界線  作者: シャオえる


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

23/132

気分転換にいかが?

「おう、カノン」

 バータナ兄妹を寮に送り届けた帰り道、本部の廊下で出会ったのは、会議終わりのバルバ大佐

「バルバ、どうしたー?」

 変なテンションのカノンを見つけて、呆れるバルバ大佐

「お前、寝てたんじゃないのか?」

 ここから、カノンの部屋まではちょっと遠い場所にある


「んー、なんとなく子守りを。ちょっとバータナ兄妹の進路相談がねー……」

 ご機嫌で話すカノン。それを聞いたバルバ大佐、うーんと悩む

「そうか、やっぱり二人とも悩んでいるのか」


「まあ、いきなり環境を変えるなんて大変だしねぇ」


 疲れすぎて変なカノンと、ため息をつくバルバ大佐

、そのまま廊下で二人座り込んで、そのまま時間が過ぎていく


「でなカノン、さっきまで会議だったのだか……」


「アゼルは、約一年ほど、行方不明らしい。まあヤツの事だから死んではないとは思うが……あとは、ダングだが、まぁ厳重注意だけになったよ」


「そうか、カリアはどこに?」


「休息だ。明日は俺もカリアも休日だからな。早めに休むよう言ったんだ」


「まあ、有って無いようなものだけどね、カリアも」

 笑うカノンに、バルバも苦笑いで話しかける 

「そうだな、お前も休みだろう。どうするんだ?」

 休みという事を忘れていたカノン。バルバからの質問に悩む

「あーじゃあ、あの子達と遊ぼうかなぁ?」

 ニコニコと話すカノンに、また呆れるバルバ大佐

「構いすぎたら嫌われるぞ」

「そうねー。でも、ほっとくなんて命令出さないでしょ本部は」


「ああ、未来ある子達だ。大切にしないとな」



 そして、夜が明けて午前(レフト)8時



 食堂に寝ぼけ顔でやって来た兄妹二人組

カリアとカノンも、疲れがたまってテンション低め

 だが、食堂のたくさんのご飯を見ると機嫌は一転、お腹一杯食べる兄妹組

 その隣、コーヒーを飲みながらあれやこれやと、話を進めるカリアとカノン


「で、ですね……」


 カノンが、兄妹四人に話しかける……が、妹二人がパフェを、また作る作らないで兄二人と大喧嘩中

 その様子を、楽しそうに見守るカリアと、無理矢理咳き込んで、喧嘩を止めるカノン


「今日、私とカリアは休日なのですが……」


 喧嘩冷めやらぬまま、四人に話すカノン

 突然、カリアが休みと聞いて落ち込む妹二人

「じゃあ、家に帰るのか?」

 カノンにクリルが質問する

「いえ、私もカリアも本部(ここ)が家みたいなものなので、帰りませんが……是非午後(ライト)の時間から皆で街に出掛けませんか?」


「バルバさんは?」

 今度は、メイナがカノンに質問する

「お家に帰ったよ。バルバは別にお家があるからね。どうする?僕らと出掛けるかい?」


 カノンの質問に、兄二人は嫌そうな顔、妹二人は楽しみな顔。両極端な反応に、カノンは笑って答えを見つける


「んじゃ、午後(ライト)2時頃に行きましょうか。それまでは自由時間で」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ