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時を奏でる境界線  作者: シャオえる


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18/132

今は、午前の時間

 日が開けて、今は午前(レクト)6時


 カリアとの対決にやる気十分なクリル

 同じ頃、女子寮ではリエルと遅くまでお喋りをしていたせいで、まだ眠たそうなメイナが起きて活動を開始しようとしている

 二人と活動時間の違うノエルとリエルは、まだ睡眠中

 うとうとしながらリエルを起こさないように部屋を出るメイナ


「メイナちゃん」

 ちょうど、起こそうとしていたカリアと、廊下で出会った

「カリアさん、おはようございます」

 ペコリと挨拶をするメイナ

 大事そうに抱えたリーリルを見たカリア、心配そうに声をかける


「……おはよう。リーリルのことゴメンね。ボロボロにしちゃって……」

 カリアの言葉に、思わずリーリルを背中に隠す

「あっ、いえ楽しかったので大丈夫です」

 二人並んで、廊下を歩く。朝日も上らない時間、二人に流れる、にこやかな空気の中

「いた、二人とも!」

 それを壊すかの如く、朝から大声を叫ぶの人物はクリル

「お兄ちゃん……」

 元気な兄に、はぁ。とため息をつく妹

クリルの後ろ、カノン隊長と、バルバ大佐も現れた


「おはようメイナちゃん、早速だけど、リーリルを治すために必要なことはあるかね?」

 仕事終わりのカノン隊長、少しふらふらな様子

「いえ、何も……私の力で治せます」


「すまないが、治すところを見せてもらっても構わないかね?」

 こちらは、仮眠終わりのバルバ大佐。カノン隊長より少し元気そう

「大丈夫です」

「んなことより、さっさと、治して戦うぞ!ほら、急げ!!」

 クリルへの質問に割り込み、グイグイ、メイナの腕を掴んで急かすクリル

「うるさいなぁ……」

 ぶつぶつ、文句を言いつつも楽しげな兄を見て、嬉しそう

 メイナ達の様子を見て、微笑む一番仕事疲れしているはずのカリア



 みんなで、本部とは離れた魔術が使える場所へ向かってく

 わいわいとみんなで戦場へ向かうなか、ノエルとリエルはまだ睡眠中


 そんなの気にせずニコニコのクリルは、戦うのが待ち遠しくて仕方ない。リーリルの修理中もソワソワと、落ち着かなく、メイナに怒られても、聞く耳を持たない


 あれやこれやと時間がかかって、二人の準備完了

 二人の様子を見つつ、カリアも準備を終えた


 そして今は午前(レクト)9時


 朝から戦いの鐘が鳴る


「じゃあ、カリアさん!お手柔らかによろしくな!」

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