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時を奏でる境界線  作者: シャオえる


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114/132

いつからの知り合い

「クリル君が知っていた?」

 男子寮に二人を残して、大急ぎで会議室にまだ居たバルバの元に来たカノン。朝から騒がしく焦っている感じに寝不足のバルバが、うるさそうに話を聞いている

「ああ、ノエル君とリエルちゃんが知っているのは当たり前だとしても、クリル君が知っているのはなぜだ?」

 小さい頃に作ってみんなに披露していた曲を、会ったことのないはずのクリルが知っていることに、バルバだけでなくちょうど今、会議室に来たダングも話を聞き、三人で不思議がる

「それか……その歌は、本当はマリヤの唄ではないとか?」

「いや、それは……」

 あれこれと話し合っていると、部屋の外ではバタバタと足音が聞こえてくる

「あっ、バルバさん。ラックさんが、戻ってきましたよ」

 会議室に来て早々、女性隊員がバルバ達を見つけてラックについて報告をする

「今どこに?」

「会議室にて、聞き取りをしています。怪我等は無いそうです」

 怪我のないという報告に、とりあえずホッとする三人

「話は聞ける?」

「今は聞けないと思いますが、後程なら……」

 色々話しをしていると、他の隊員に呼ばれお辞儀をして三人から離れていった。その後を見ながら、カノンが深めにため息をつく

「マリヤとカナメ・バータナは知り合いだったのか……」

 つられてバルバも、ため息つきながら話の続きを始めだす

「調査で知り合ったのかねぇ?」

「ということは、アゼルとリック・バータナも知り合いか」

「そうだね。フラワードの村長さんもアゼルの事を知ってたようだし」

 カノンの言葉を最後に、しばらく三人とも無言になる。

「……不思議な縁だな」

 バルバが小さく呟くと、机を片付けてどこかへ向かう準備を始めだした

「ちょうどこれからフラワードに行くから、もう一度フラワードの村長に話を聞いてみようか」

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