表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

戦え!!企業戦士ジョブレンジャー!

作者: 言寺てと子

この物語はフィクションです。

セリフしかありません。

~日本は突如現れた、理不尽星の怪人、社畜怪人により恐怖に曝されていた!怪人と戦うべく立ち上がった5人の戦士達。しかし今、戦士達は最大のピンチを迎えていた!~



「ハーハッハッハー。一般企業戦士ジョブレンジャーめ!この世の祝日休みを消してやったぞー!!!」


「クッ…社畜怪人め…!なんてむごい事を…!!」

「大変よレッド!新卒のゆとりグリーンが今後の仕事に希望が持てないと言って転職サイトを巡回し始めたわ…!!」

「やめるんだ!!グリーン!!この世から祝日休みが消えたんだ!!どの企業も一緒だっ!!」

「レッド!成金イエローが独立を考えはじめたわ!!」

「イエロー待つんだ!!!個人経営は思うほど簡単じゃない!!」

「どうすれば良いの?!あぁ……私、婚活してさっさと寿退社決めようかしら」

「恋愛脳ピンク!!!お前まで…!!!クソ!!オレ達じゃ社畜怪人に勝てないのか…??!」



「ハッ…体育会系レッド…何をそんなに絶望してるんだ??」



「?!」

「き、貴様……俺様の祝日休みイレイズが…効いてない…だと?!」


「ああ、効いてないね……何故なら俺は……」

「貴様は…??」




「元から祝日休みなど存在しない、サビ残ブラックだからだ!!!!!」



「な、なんだとーーーー!!!!!」

「ブラック…!!」

「貴様…!!まさか、友人が連休に旅行に行って『温泉なう』とかTLに流されても、『起きたら昼w』とか流されても、美容院とかで『今度の3連休はどっか行くんですかー』っていう無遠慮な詮索にも屈せず、ただ黙々とルーティンをこなすことが出来るというのか??!」

「ちょろいな。俺は連休enjoy勢にイイネを押すことだって出来る」

「な、なんだって…?!」


「そもそも俺の中には祝日なんて存在しないからな。平日だ平日。今更消されたところで何も変わらない。就活生の皆は休日欄よく見ておけよ。『休日/土日祝』ってあっても、注目すべきは年間休日数だ」


「まさか、こちら側の奴がいたとはな…貴様絶対怪人側だろ。闇堕ちしないように病院行ったり、鍵垢で自社ボロクソに叩いてるでしょ絶対。……しかし、こうなったら…俺様も最終奥義を出さないといけないみたいだな?」


「最終奥義だと……?!や、やめるんだ!!!ゆとりグリーンがもたない!!!!」


「ハーハッハッハー!!苦しめ苦しめ!!!行くぞ…!!奥義…!!!」

「!!」




「夏期冬期休暇イレイズ!!!!!!」




「「「「わあああああ!!!!」」」」


「ひ…酷い…盆と正月…休めないなんて…」

「日本人として、そこは守って欲しかったわ……」

「大変や!!グリーンが息しとらん!!!」

「「グリーン!!!」」



「ハッ脆い…脆いぞ…ジョブレンジャー……さて、ブラック、流石のお前も………。な、なに…??」

「え?」

「ブラック??」




「どういうことだ、効いて、ないだと……??」




「………あぁ……。母さん?ごめん。今年も仕事で、帰れそうにないよ……。うん。……うん。ごめん………。………………俺には、正月も盆も最大3連休しかねぇんだよおおおおお!!!!!」




「「「ブラックーっ!!!!」」」





「お情けで貰えた元日の休みが身に染みるぜ……」



「「「ブラック……!!!」」」




「さぁどうする?次は何を消す??ゴールデンウィークか??俺は3連休が最大だがな??それともシルバーウィークか??俺、シルバーウィークって都市伝説だと思ってるよ??」



「俺様の攻撃が効かない、だと…??!」

「凄い!!凄いぞブラック!!!」



「えええい!!!!忌々しい!!!!ていうか、ブラック!!!貴様もうこっち来いよ!!一緒に優良ホワイト企業を苦しめようぜ??ホワイト企業の奴等が夏してる間も貴様は仕事だろ?旅行とか行ったの大学の時が最後だろ??自分は仕事してるのに、仲間は祝日遊んでるとかむかつかね??ホラ!俺様と手を組もうぜ?!」


「しまった!!!オレ達も何となくそれは勘づいていたけど、悪いと思って言ってなかったことを…!!ブラックーー!!!惑わされないでくれーー!!お土産、ブラックにだけ箱で渡すからーー!!!」



「フッ…焦んなよレッド。…何年ブラックやってると思ってんだ?そんなのどうってことねぇよ……サビ残、みなし、勝手に使われる有休……俺はな、背負ってるもんが違うんだ。今更、休日の有無でガタガタ言わねぇよ……」

「ブラック……」


「それにな、連休が終わる絶望に苛まれるenjoy勢を見るのが俺の密かな楽しみだ。それを奪われちゃ困る」


「ブ…ブラック…??」



「そんなわけで!!死ね社畜怪人…!!!社畜って自覚してっけど、第三者から『お前社畜じゃね?』って言われるの結構ダメージ来るんだよ!!!!地雷です!!!やめてください!!!!アターック!!!!」




「グワアアアアアアア……………」




「弱いな。お前の企業は…まだ、黒よりのグレーだ………」



「「「「ブラックーーー!!!!!!!!!」」」」




~こうして、サビ残ブラックの活躍により、日本の企業戦士の休日は守られたのだ!ありがとうブラック!!!負けるなブラック!!つらかったら休んで良いんだよブラック!!!頑張り過ぎないでねブラック!!!!!~

何度も言いますが、この物語はフィクションです。



クソ暑い日にただで冷房使えるって最高じゃないですか??

私はそう思ってます。

別に悔しくなんてないです。

ただ、昨晩、何かが抑えきれなくなって書いただけです。

休憩中にSNS見てたら衝動的に仕上げてしまっただけです。

ありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ