ここから始まる
なんか書きたくたなった。
読んでみてなんか感想があればよろしくお願いします!
叩かれるのは慣れてるので。
ゲームと人が混じり合う時代、人の全てはデータとして、数字で表されるようになっていた。
例えば、
攻撃力 400
防御力 350
といった具合に。
ちなみに攻撃力200でリンゴを握力で潰せるレベルだ。
そんな世界、ただただ攻撃することにしか興味がない俺がいた。
経験値が溜まると何も考えずに攻撃力に全てふる、いわゆる脳筋ってやつ。
みんな平均的に能力をふっていくが、そんなの一撃で終わらせれば関係なくね?
そんな俺の能力値は
攻撃力 4280000
防御力 140
その他にもいろいろあるが、割愛。
防御力140というのは、皆からすればとても低い。どのくらい低いかというと、タンスの角に小指をぶつけると、5分間悶え苦しむくらい、体の全てが脆い。
みんな「攻撃力あっていいな、憧れるわ」
なんて言うけど、そんなことはない。
コップを持てば割れ、腕相撲をすると相手の腕が折れる。バイトをしたくても、どこに行っても破壊神扱いだ。
このまま変な生活を送り、攻撃最強を名乗ろうか。そう思っていた矢先、
「魔王降臨!勇者よ集え!時間問わず、城に来い!」
というチラシが目に入る。
魔王ワンパンとか面白そうだな。そんな気持ちでチラシに書いてある城に向かった。
「人多すぎんだろ…」
城にいたのは500を超えるであろう騎士だったり、筋肉モリモリマッチョマンの変態だったり、とにかく様々な人が集まっていた。
『では今から、第一審査を始める』
城に王の声が響く。
「「審査?」」
「「何だと?」」
ザワつく城内、
『集まってもらったところ悪いが、弱いものはいらん。そこでだ、この人数を50人に絞り込みたいと思う。』
50人ねぇ…10分の1もどうやってやるつもりなんだか。
『自分のデータの合計が2000越え。これ絶対。2000なかった勇者(笑)解散』
あと2あれば… 1000も足りねぇ… ザワザワ
勇者(笑)って可哀想に。というかみんな低くね?
『だいたい250人くらい残ったか…面倒だし100000無いやつ帰っていいよ』
ひっでぇ…みんなが泣きながら帰っていく
『残りが……4人か、まぁ、よかろう。
次、第二審査行っくよー!』
そういえば第一審査とか言ってたな。
『今度は、もう人数絞ることもないので、自己紹介と何が得意不得意か、残りの人数で話し合って勝手に解散していいよー。もう今日は何もしないから。』
王様って結構適当だったんだな。
男2女2か。
「ということなんで、みんなしゅうごーう」
女の人の声。群がる勇者、混じる俺。
「とりあえずさ、データ見せあって、1番凄い人リーダーみたいな感じにしない?もしくはグループ分けとか。」
沈黙。空気が重い
「賛成。データみればだいたい分かるし。」
とりあえず乗っかってみる。こういう積極的なタイプは嫌いじゃない。
するとみんな賛成らしく、無言でデータを出す。
みんなのデータは基本100000〜200000強そうなやつはいな…!?
みんな女のデータに目を見開いた
回避力530000!?なんかスゲェ!
ニコニコして可愛げのあるこいつが!
「私の回避力は53万です。
あぁ〜!一度言って見たかったんだぁ!!はぁ〜」
幸せそうに顔を隠して足をバタバタさせている
何かの役にたつのか?
次に見られたのが俺。
「なぁなぁ、その400万攻撃力ってどんなことできんの?」
ヒョロっとした男が身を乗り出す
「ん?そうだな。例えば、」
立ち上がって手を思いっきり前に…振る!
50メートル先の木がなぎ倒された。
「こんな感じになんか出せる。」
おぉーと歓声が湧き上がる中、女の目がキラキラしてた。
「俺は全て平均だから何も無いぜ」
「…知識にほとんど振ってる」
一応データ公表はおわり。
「なぁ、1つ提案なんだが、お前ら2人、最強タッグで組んだら?俺たち残りで組むから。」
「いいのか?それで」
「…いーよ」
「じゃあそれで。あと忘れてたけど、自己紹介がまだだよな。俺はキール。」
「私エヴァ!」
「俺はカークル!(キリッ」
「…マコ」
「だいたい終わったけどどうする?明日もなにかやるみたいだけど。」
「今日は解散でいいだろ?明日はまた城か?」
「…多分」
「今日はお疲れ様でしたー⤴︎!」
カークルテンションたけぇ。
「帰り道、同じだねっ、」
「えーっと、エヴァだっけ?」
「そうそう!魔王討伐までよろしくね!キル君」
「キールなんですけど」
「ん?まぁいいじゃん!キル君キル君」
気に入られた…?
「じゃあ私あっちだから、また明日ね!」
「ん。」
「やっぱり覚えてないか(ボソッ」
「なんか言った?」
「何でも!またね!」
こんなメンバー大丈夫だろうか。不安と期待を胸に、布団へダイブ!
ベッドじゃないから鼻打って10分悶え苦しんだのは別の話。
後から読んだら恥ずかしいんだろうな。
ざまぁみろ未来の自分
ありがとう読んでくれた人
予定は未定!書くかも分からん!