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紫陽花  作者: ごこちゃん
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それぞれの事柄

これから僕は一歩前へ進む。

現状を変える一歩、そして同時に落下する一歩。

それらを兼ね備えた一歩を今。


僕が前へ進もうとした理由は何かって。

ありふれた理由だから、あまり答えたくない。

...僕は生きるのに疲れたんだよ。


二十代の僕がこんな事を言うと、おかしいと指をさされる。

お前はまだ人生を知らないのに、馬鹿なことをするのか、と。

僕は馬鹿なんだよ。屁理屈じゃない、ガキじゃない。


「生きていれば、幸せがやってくる」何度もかけられた言葉。

誰もが順風満帆な人生を送ったやつらばかりの言葉だった。

僕は躓いたんだよ。何度も何度も。


おかしいと思わないか?

躓いて、立ち上がると普通に戻れないんだ。

いつまでも躓いた事を問われるんだ。過去のことなのに。


こうやって飛び降りようと決心すると止められる。

泣き落としまで使って、止めようとする。

そこに飛び降りる人を助けようとする心もないくせに。



「でも、いつかきっと」この言葉の本当の意味。

これは目標や希望、未来が見えてる人が使えるんだ。

今の僕には未来どころか現在が見えない。



さて、そろそろ僕は行くよ。

...それじゃまた。

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