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母、来訪。その3

「それは…」

「もったいぶるな。教えろ!」

「……それは…」

部屋の中が静まる。雑音でさえも聞こえなくなった、その部屋で未来はうつむいて、言うべきかどうか?悩んでる。そして、意を決したように顔をあげ、言った。

「近いうちにすぐ終わります。終わらされます、執行人の手によって」

「え?それってどういう…」

「お母さん…執行人って分かる?」

「え?あ、あぁ…あれだろ、執行人…通称死神」

「恐らくそれだと思う。なんか、ビシッとスーツ着てメガネかけてるやつ。そいつが来る」

「はぁ?あいつが動くって言うのか!」

「たぶん…」

「で?いつだ?いつ来るんだ?」

美咲さんのただならぬ表情にクリちゃんが少し怯えながなら未来に聞いた。

「1週間以内、かな。正確な日付はわかんないけど、昼…お昼過ぎに執行人が来る」

「…あのー、いいっすか?ちょっとなに言ってんのかわかんないんすけど」

「あー…そうだな。えっとまず、執行人の説明だな」

と、美咲さんは説明を始めてくれた。

執行人とは、罪人の数が溢れぎみになると、独自の判断で動き、魂…命を狩っていく…といった一言でいって、狂ってる奴らのことらしい。死神と呼ばれる由縁も魂を狩っていくことからきている。

で、そもそも罪人というのは、前世でいわいる『悪』と言われるような事をやった人間が不慮の事故などで死んだ場合に、前世での『悪』を償うことで、もう1度やり直せるといった事が可能なのだとか…。

でも、執行人に魂を狩られると、やり直すどころか、存在そのもの…つまり、その罪人に関する事実、記憶…すべてが消えるということになるらしい。

そんな事が起きれば空白が生まれて必然的に、歪みが溜まってくはずらしいが、世界と言うのは器用で、そのぽっかりと空いた穴を埋めることができると。

だから、世界はうまく回ってる、と美咲さんは言った。

「…まさか、あいつらに目をつけられてたとはね。困ったな、今日はそんなつもりで来たんじゃないのに…」

「あ!そうだ、なぁ…未来、お前なんか運命はねじ曲げれるって言ってなかったっけ?それだったら…」

「え?ナンノコトカナ?ソレハ。ハハハハ」

あれ?未来の様子がおかしい…視線を感じたので振り返ると、美咲さんがすごい形相で未来を睨んでた。

「未来…あとで、ゆっくりと聞かせてもらおうか?」

「……はい、ごめんなさい」

「はてさて、どうしたものか…お?そういや、まだ聞いてなかったな。クリミネル、お前はどうしたい?」

「…へ?」

「へ?じゃない、へ?じゃ。本人の意見を聞いておこうと思ってな」

「…あたしは、まだ消えたくない。やり残したことがあるから!今ここに居るんだ‼」

「そっか…じゃ、決まりだな。久しぶりだから、あんま使いたくない手なんだけどな、この際しょうがない。じゃ、行くよ。クリミネル」

「…う、うん」

「行くって、佳子(かこ)たんの所?」

「そうだよ、んじゃ行ってくる」

「待って、みぃも行く!」

「…未来は、ここに居な?」

「なんで…なんで、いっつもみぃだけ置いてくの?」

「お前が、ここに残りたいって言ったからだな。じゃ、恒輝…未来をよろしくな」

「いつもどうりですよー」

「……お母さん」

「ん?」

「いってらっしゃい‼」

「いってくるよん。またな!」

と、言って消えた。そんなに驚かない。異能に慣れてきたのな俺。

「未来…ここに残りたいって?どゆこと?」

「んー…また今度ね。お母さん、あとで来るって言ってたじゃん。その時に」

「はいよ…っと、飯なに食べたい?」

「ハンバーグ!和風で‼」

「和風かぁ…んじゃ、大根買ってくるけど行く?」

「ん…行く、一緒に」

「じゃ、行くか。買い出し」


今日も色々あったなぁ…いつものことか。

未来と美咲さんなにがあったんだろう…。

ども鵺織のみっちゃんです(>_<)

大変長らくお待たせしました。

ほんとごめんなさい(;>_<;)

~言い訳タイム~

リアルが忙しくて、書く時間がない‼でも、構想は練り上がっている。わぁー時間が欲しいなー。どうしよー。

みたいな、感じで2ヶ月…すんません。マジすんません…(涙)。


夏休みに入ったら頑張って書きます。

で、予定として…後刻屋未来の番外編、みたいな感じで、『先刻屋佳子』ってのを書きたいなぁ…と思ってます。思ったより語呂悪いな。ネーミングも欲しい…。

では、ばいにゃら~♪

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