衝突
巨大な合成獣と交戦中の涼雅。
その正体は猪。
だがただの猪では無い。
目玉が全部で4つ。
牙が普通の猪の何倍もの大きさ。
(さっきの魔法でだいぶ弱ってるはずや…!)
「ガァァァ!!」
「うおっ!?」
ズガァンッ!!
猪が突進してくるのをギリギリで避ける。
猪はそのまま壁に激突。
だが猪はダメージが無いように再び涼雅に向き直る。
「こッ…んの!!」
バギッ!!
涼雅が渾身の力を込めて薙刀で猪を殴る。
(どうや…!?)
一瞬猪の動きが止まる。
だが…
「グォォォ…!!」
再び涼雅に向かって突進してくる。
「やべっ…!!」
攻撃をした為、体制が崩れ防御出来ない涼雅。
「こんにゃろ!!」
バンッ!
だが地面に勢い良く手をつく。
すると…
ドゴンッ!!
「グガッ!!」
猪の真下から柱が現れる。
その柱が猪の腹に直撃した。
悶えながら猪が倒れた。ドガンッ!!
「何処だ!?ギロル!!」
扉を蹴破り叫ぶ我狼。
「ほう。鈴音とあの合成獣の群れを突破してきたか。」
そこに響いた声。
我狼が声のした方を向くとそこには…
「驚いたな。」
ギロルがいた。
「もう少し合成獣を創って置けば良かったか?
…いや材料が足りないな。」
「…あれだけの数の合成獣…材料となる動物は何処から手にいれた?」
静かに問う我狼。
ギロルはいつもの様に笑って言った。
「あれらは全て人と動物の合成獣の失敗作だ。材料は…ここの研究員だよ。全員…な。」
「外道が…!」
これで納得がいく。
自分が合成獣にされた頃は研究員が沢山いた。
だが、その研究員達がギロルの実験の材料にされたのだ。
「さあ、始めようか我狼。」
ギロルが槍を構える。
「殺し合いを。」
ヒュッ!
「!」
ギロルが言った瞬間。
槍が我狼の目の前にあった。
「くそっ!」
ガキンッ!
なんとかその槍を太刀で弾く。
だが…
ヒュンッ!
「っ!?」
思わぬ方向から再び槍の刃が我狼を襲う。
(2本!?)
ギロルの手には2本の槍。
「くっ…!」
なんとか紙一重で避ける。
ザッ!
一度ギロルと距離を取る我狼。
「どうした?その程度か?」
クルクル槍を回すギロル。
「疼くんだろう?その左手が。」
ギロルが我狼の左手を見る。
「いっそのこと解放してしまえばどうだ?」
「…なに?」
我狼が怪訝そうな顔をする。
「お前の中の狼の力を解放し、合成獣として私と戦えば私に勝てるかもしれないぞ?」
妖しく笑うギロル。
「誰が…!!」
断固としてその提案は受け入れない我狼。
「ならば…私に殺されろ!!」
再び槍が我狼を襲った。「ふー…。」
目の前で倒れている猪を見下ろす涼雅。
(我狼の所に援護しにいくか…それとも鈴音を安全な場所に避難させるか…)
カツ…
「?」
考えていた涼雅の足に当たったのは…
「鈴音の双剣…?」
だが変だ。
確かに鈴音の双剣だが赤い血がべったり付いている。
(…まさか。)
涼雅の頭によぎる嫌な予感。
だが…
「グゥゥゥ…!!」
「!!」
「鈴音!!」
生きていた猪型の合成獣が鈴音に向かって突進している。
確実にあのままでは鈴音は合成獣の牙で串刺しだ。
(くそっ…!!)
ズガンッ!!
合成獣の牙が何かに当たった鈍い音がした。ガキンッ!!
太刀と槍がぶつかる。
ギギギ…!
太刀と槍の刃が交わり力比べとなる。
「…どうやら。」
ギロルが口を開く。
「お前の動きが鈍いのは…左手のせいだけでは無いようだな。」
「!!」
ギロルの言葉に目を見開く我狼。
(気付かれたか…!!)
脇腹から滲む血に。
スパンッ!
「ぐあっ!!」
ドサッ!!
足払いを仕掛けられ倒れる我狼。
ガンッ!!
「ぐっ…ああああああ!!」
ギロルが血が滲む脇腹を踏みつける。
「鈴音にやられた傷か…下らん情に流された結果だな。」
冷たい目で我狼を見下ろすギロル。
「だ…まれ…っ!!」
ヒュッ!!
太刀をギロルに突き出すが避けられる。
「ゴホッ…」
「情などに流されたお前が私に勝てるか?」
「……。」
無言で再び太刀を構えた我狼だった。「…ぅ。」
ゆっくりと瞼を持ち上げる鈴音。
目眩がするのを耐えながら辺りを見回す。
1番最初に見えたのは猪型の合成獣。
「合成獣…!?」
そしてその牙は真っ赤に染まっている。
そして次に眼に入ったのは…
「…え?」
「…よォ…鈴音…目ぇ…覚めた…か?」
血塗れの涼雅。
「涼…雅…さん?」
涼雅の身体が傾き始める。
ドサッ…!
「涼雅さん!!」
カラン…
涼雅が倒れ、血に濡れた薙刀が転がった。
はい。作者です。
後先考えずに書いたので後戻り出来なくなった結果です。はい。
薙刀が飛んでくる前に逃げようと思います。はい。
お…おまけ…(怖)
涼「うし。んじゃそろそろ行くか。鈴音。」
鈴「はい!(・∀・)ゞ」
我「…薙刀と双剣持って何処に行く。」
鈴「へ?」
涼「そりゃあ…」
涼&鈴「「作者を殺しに。」」
我「……。」←大体分かってた人。
我「何故だ。」
涼「お前もう分かっとるやろ。」
我「…一応確認だ。」
鈴「とりあえず私は日頃のストレス解消と、久しぶりの出番なのに1ページしか出番が無い事です。」
我「…次(まだ反抗期終わって無かったんだな。)」
涼「わいは言わなくてももう分かってると思うんやけど、死亡フラグ建てた上に見事に期待を裏切らない作者を殺しにいこうかと。」
我「……。」
涼「浮かない顔やなぁ。作者を殺した方がこの小説の為になると思うで。」
我「何故だ?」
涼「ぶっちゃけた話すると悠輝はんが書いてくれた感想見て「うわやべ読まれてるぅぅぅ!!」て作者が超叫んでたんや。」
我(…最悪だ。)
涼「1回死んだら作者も予想外の小説書けるんやないか?」
我「…そうだな。」←折れた
鈴「と言う訳でいってきます!」
我「鈴音!涼雅!」
鈴&涼「「?」」
我「せめて生殺しにしておけ。」
鈴&涼「「気が向いたら。」」
我(…作者確実に死んだな。)
鈴音と涼雅に怯えた日々を送ってます…(泣)




