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狼VS九尾狐

ガキャンッ!


太刀と双剣がぶつかる。


「くっ…!」


戦っている我狼だが相手が鈴音と言う事もあり防戦一方。


「鈴音!俺だ!我狼だ!!」


呼び掛けるも無反応。


(気絶させるのが1番だが…気絶させられるかも分からない…)


肩からポタポタと流れる血。


ヒュンッ!


「!」


横に振られた双剣を伏せて避ける。


だが伏せた我狼に鈴音が蹴りを放つ。


ガンッ!


それを太刀で防ぐ。


ブシュッ!


「ッ!!」


しかしそのせいで肩から血が吹き出す。


そこにもう一発鈴音が蹴りを放つ。


ガンッ!


「ぐあっ!!」


ドカッ!


壁にぶつかる我狼。


蹴られた際に切れたこめかみから血が流れる。


「くそっ…!」


鈴音の紅い瞳が静かに我狼を捕らえていた。ーお前は合成獣だー


茶髪の男から発しられた言葉。


何故?


自分に思い当たる事は1つも無い。


そして次の言葉はもっと自分を困惑させた。


ー自分の名を覚えているか?…本当の名をー


自分はリオン。


だが本当の名…?


思いだそうとすると突然頭痛。


ーお前の本当の名は…ー


頭痛の中、頭に浮かぶ知らない人間。


そしてその中に優しく笑う金髪の青年。


『鈴音』


その金髪が一瞬正反対の銀髪に見えた気がした。


ー望月鈴音ー


目の前の男が口にしたその名を聞いたとたん、全てを思い出した。


兄は…両親は…この男に殺された。


嘘だ…


嘘だ…


『嘘だ…ッ!!』


兄の最期は…


ギロルの槍から自分を庇って死んだ…。


涙が零れ落ちた。


そして腕に少しの痛みを感じ、意識が暗転した。目の前には銀髪の男。


仕切りに何かを叫んでいる。


誰だか知っている気がする。


だが確実には分からない。


兄の事で心に穴が空いた。


この男を…殺そう。


この男を殺したらこの穴が塞がるかもしれない。鈴音の攻撃は止まらない。


ガキャキャン!!


双剣の連撃を太刀で流す。


息切れをしている我狼。


その身体はボロボロだった。


(殺す訳にはいかない…。)


だが、鈴音が再び双剣を振った時…


バチンッ!


「…ッ!?」


我狼の手から太刀が引き剥がされた。


そして鈴音の双剣が我狼を狙う。


「鈴音…!!」


「…!!」


鈴音の動きが止まった。私が…何をしたんだろう…?


何故…兄さんや父さん、母さんが殺されなきゃいけなかったんだろう?


何故…私は…こんな化け物になったんだろう…?


なんで…私だけ…生き残ったの…?


兄さん…。


『……。』


兄さん…?


『……ん』


違う…。


『り…ん』


誰だろう…?


『鈴音…!!』


先生…。「く…ぅ…」


双剣を持つ手がカタカタ震える。


兄さんは…もう…










イナイ…。










「っく…う…!!」


「鈴音…!?」


突然鈴音が苦しみ出す。


「っあああああああああああ!!」


ーなんで…ー


ーなんで兄さんが…ー


ーなんで父さんと母さんが…ー


双剣を持ち直し、突きを放つ鈴音。


その頬には涙が伝う。


合成獣として暴走した事で鈴音の身体は傷だらけだった。


我狼が鈴音に出来ることは…ただ1つだった。


「…すまない。」


ドガッ!


我狼の重い一撃。


ズドン!


双剣の一本が地面に刺さる。


ドサッ…!


倒れる鈴音。


「…な…んで兄さ…ん達が…」


「な…んで…!!」


「……。」


絶え絶えに鈴音の口から零れる悲痛な言葉。


ガリ…!


双剣を持っていない片方の手で地面に爪を立てる。


「兄…さん…。」


カタン…


鈴音の手から双剣が落ちた。

はい。泥沼な話です(爆)


今回もまたまた捕捉を…←多すぎだろ。


金髪の青年君は鈴音の兄さんですよ~。


一瞬銀髪に見えたってのは、我狼に見えたってことです。。


分かりづらくてすみませんm(_ _)m


おまけなり。。
















~反抗期な弟子とその師匠~


我「いい加減にしろ!鈴音!!」


鈴「うっさい!私の好きにさせて下さいよ!!(怒)」


我「だれがうるさいだ!!(怒)」


ギャーギャー!


鈴「何も知らない癖に口出ししないでくださいよ!!(怒)」


我「なんだと!?(怒)」


鈴「私知ってんですかんねー( ̄ー+ ̄)」


鈴「ぶっちゃけ先生前回まで私が合成獣って気づかなかったんでしょー。」


我「Σ(°д°;;)」


鈴「ハッ!これだから大人は…( ̄∀ ̄)」


我「黙って聞いていれば言ってくれる…(-言-)」


鈴「Σ(・o・;;)」


我「お前の為を思って言って無かったが…暴露してやる!!」


我「実は鈴音はわさび入りの寿司を食べられn…鈴「すいませんでしたぁぁぁ!!!」」


我「その歳になって珍しい…なぁ14歳!!(黒笑)」


鈴「ひっく…(T^T)」


我(勝った…)


鈴(負けた…)












終わっとけ。


ぶっちゃけ鈴音、辛い物全般が食べられn…(双剣刺さり)ふぶべっ!!


最終的にはやっぱ我狼さんが勝ちます。


怖い大人には逆らっちゃ駄目だy…(太刀刺さり)うぎゃああああああああ!!
























…マジで終わっとけ。(´・∀・)

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