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涼雅はリオンと話が終わると、我狼のもとに向かった。


涼「我狼。」


我「…涼雅か。」


我狼は窓の前に立ち、外を見ていた。


声をかけると気づいていたのかすぐに振り向く。


涼雅は我狼の傍にあった机に寄りかかる。


涼「お前は俺に変わってないって言うたよな。」


我「ああ。」


目をつむりながら話を聞いていた我狼はうなづく。


涼「お前は…変わったな。」


我「…?」


我狼が眉をよせる。


涼「いっつも1人。一匹狼だったお前があの子を傍に置いた。」


金髪を揺らすリオンが頭をかすめる。涼「他人に心を開いた。それだけでお前は十分変わったと思うぞ。」


涼雅の言葉に我狼の隻眼が開く。


そして言った。


我「心を…開いた、か…。」


我「否定は…出来んな。」


窓の外の白と銀の世界を見ながら呟く。


少なくともリオンに出会う前は他人に後ろをとられる事は無かった。


苦笑しながら続ける。


我「此処は良いな。」


我「色が少ないし、何より…」


我「…静かだ。」


我狼は街の中の様にうるさい所より此処のような静かな所を好んでいた。


涼「…そうか」


涼「お前が自分の過去を言えないのは…あの子が…リオンが…」


涼「心無し優奈に似てるからやろ?」



沈黙が部屋を満たす。


その沈黙を破ったのは我狼。


我「…かもしれんな。」


無表情を崩さすに我狼は言った。


我「だが…優奈は、

もう死んだ。」


涼「……。」


部屋を出る我狼の背中が寂しそうに見えた。


そんな我狼に涼雅は何も言えなかった。

今回はシリアスでした!


てか涼雅さんの関西弁無茶苦茶(笑)


誰かー!関西弁教えてくださぁぁぁい!!

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