狐と馬
お待たせしました!
リオンVS馬型合成獣です!
どうなりますかね~?(笑)
ま、お楽しみ下さい!
by作者
我狼が鷹型の合成獣と戦っていた頃…
リオンもまた、合成獣と戦っていた。
ズガン!
リ「うっ!」
馬型合成獣の突進の衝撃にうめくリオン。
リ(早い…!)
さすが馬。
動きが速い。
リ(でも…負けられない…!)
リ「たあっ!」
双剣で得意の連発を叩き込もうとするが、素早いスピードで逃げられる。
リ「はあ…はあ…」
気づけばリオンは息があがっている。
合成獣はひづめを鳴らし、突進してくる。
リ「!」
ドガッ!
合成獣の突進を何とか左に飛んでやり過ごすが、合成獣があたった木は真っ二つに折れる。
だが…何かに気づくリオン。
リ(待てよ…?)
リ(あの勢いなら…利用できるんじゃ…?)
などを思っていると
リ「!」
バゴン!
リ「がっ…!」
合成獣がすぐ後ろにいて、その後ろ足でリオンが蹴り飛ばされる。
リ「ぐ…!」
転がるリオン。
だが合成獣は容赦なく襲いかかる。
リ(イチかバチか!)
リ「てぇぇぇい!!」
ドガンッ!
合「!?」
リオンが合成獣の腹を蹴りあげる。
合成獣は突進の勢いを殺せず、崖に転がり落ちていく。
だが…
ガキッ…!
リ「なっ…!?」
あろうことかリオンのフードが合成獣の角に引っ掛かり、リオンもろとも落ちていく。
リ「~~ッ!」
必死に手を伸ばすが届かない。
リ(落ちる…ッ!)
崖に落ちるのを覚悟したリオン。だが…。
ガッ!
リ「…ッ!?」
ガシッと体が支えられる。
上を見上げると…
我「世話の焼ける奴だ…。」
リ「先生!?」
我狼が太刀を崖に突き刺し片手でぶら下がり、もう片方の手でリオンを抱えていた。