一話
目が覚めると知らない場所にいた。
暗い
周りを見回すと薄暗く、大量の白いシーツの中に埋もれていた。
どこだろうと手探りで壁までシーツを踏みながら歩いた。歩いているうちに足元が滑りシーツを被ってしまった。私は何かにストンと体が落ちた。狭く、カラカラとタイヤが動く音が聞こえる、上に先ほどのシーツだろうか重たかった。
・・・
どれくらいたっただろう、次第に睡魔が襲ってきていつのまにか寝ていた。次に目が覚めるとまだカラカラと音がする、寝て起きてを何日も繰り返した。
数日が経ち、私はどこかへとシーツごと投げ込まれた。ずっと同じ体制だったのだ、体中が痺れていた、どうやらシーツの山の中にいるようだ、ゆっくりと上へ上がり周りを見るとたくさんのメイドが洗濯をしていた。
シーツの中に隠れながら辺りを見ると先ほど乗ってきたカゴが何台もあった。
帰れると思い中に隠れた、また数時間揺られ止まるとこもった声が聞こえた。
「おはようございます」
おはようございます、今は朝なのかと思った。だがしかし、焦ってもいる、このまま誰かに見つかればどうなるか。
カゴはゆっくりと部屋の中に入った。上に乗っていたシーツがどかされた。
動揺するような声が聞こえた、見つかった。
勝手に入ってしまったことを謝ろう。
カゴから足を出してゆっくりと立ち上がった
すみませんでした、勝手に部屋に入ってしまい。
顔を上げると女の子が目の前にいた。
「侵入者」
メイドを見ると無表情で私を見ていた。メイドは私の腕を掴み扉を開けた、廊下に出されるとメイドは扉を閉めて私に飛びかかった。
私は急いで立ち上がりメイドから逃げた、メイドは私を捕まえようと追いかけていた、走っても走っても隠れられそうな物影はあるが隠れる暇がない、もう少しでメイドの手が私の服にとどきそう、覚悟した時、後ろから声が聞こえた。
「止まって」
女の子の声を聞くとメイドは私の服を掴みながら一切動かなくなった。メイドは私の服を掴みながら女の子の部屋へと入って行った。
部屋に入ると女の子が豪華なソファーに腰掛けて紅茶を飲んでいた、不気味に感じた。女の子は私を向かいの椅子に座らせて話し始めた。
「まずは、あなたは誰でどこからきたの?」
私はどこからきたのかがわからない、どう答えればいいのか、先ほどのメイドの強さが怖いと感じた。こちらが焦っていても女の子は一切表情を変えず紅茶を飲んでいた。
「黙っていると言うことは私には何も話すことがないと言う意思表示でいいのね?」
その時、部屋の中の振り子時計がなった、女の子は紅茶を机に起き扉の前まで歩き止まった、するとメイドが目隠しをした。メイドと女の子はどこかへ行ってしまった。
逃げるチャンスができたと思い扉を開けた、女の子もメイドの姿も無くなっていた。私は廊下を走って外に出る扉を探した。だが、全ての扉に鍵がかかっていた。最後の手段は窓を開けて逃げることだが廊下の窓は全て開けられないガラス窓だ。どうするかと悩んみ部屋に戻った。
部屋に戻ると振り子時計に背持たれるとズズズっと振り子時計が動いた。私は驚きながらも振り子時計を手で押し始めた。振り子時計の後ろに小さな空間があったのだ、すると中には鍵が一つかけられていた。どこの鍵かはわからないが私は先ほど見つけた大きな扉へと走った鍵穴に鍵を刺すとカチッと音が鳴り扉が開いた。




