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【第III部更新中】異世界の侯爵家に招かれた元SEの私、手のひらサイズの語り箱と秘密だらけの屋敷で溺愛されています  作者: プロンプト時雨
第II部: 調査と成長

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第63話: 作業開始

地下研究所の扉を開けると、ひんやりとした空気が肌を包んだ。私は深呼吸し、仲間たちと共に作業台の前に立つ。今日から本格的な魔法陣の修復作業が始まる。


「みんな、準備はいい?」


私の問いかけに、フィリップスさん、セレスティア、メイド長がそれぞれ頷く。ことりを手に取り、進行と魔力配分を確認する。


> 修復作業の進行状況と魔力配分を教えてください。

【ことり】

*************

確率: 79%

作業計画は順調です。魔力配分は全員の負担が均等になるよう調整されています。

*************

[魔力: 87/115] (-10)


私はことりの表示に安心し、全体計画を説明した。「フィリップスさんは古文書の参照と材料管理、セレスティアは魔力補助、メイド長は道具と安全管理をお願いします。私は全体の指揮と魔法陣のコア部分を担当します」


---


作業が始まる。フィリップスさんが古文書を広げ、セレスティアが補助陣を展開。私は魔法陣の欠損部分に手をかざし、集中して魔力を流し込む。


「いきます……!」


魔法を発動し、淡い光が欠損部を満たしていく。セレスティアの魔力が私の魔法を支え、フィリップスさんが手順を読み上げる。


(魔法使用 -20)

[魔力: 67/115] (-20)


「順調です、エリアナさん!」


「このまま、もう一箇所……」


再び魔法を発動し、二つ目の欠損部を修復する。魔力の消耗がじわじわと体に響くが、仲間の声が背中を押してくれる。


(魔法使用 -20)

[魔力: 47/115] (-20)


---


作業が中盤に差し掛かった頃、魔法陣が微かに脈動し始めた。嫌な予感がして、私はすぐにことりに目をやる。


「魔力の流れが不安定です!」


セレスティアの声に、私は即座に魔力を集中させ、暴走を抑え込む魔法を発動した。


(魔法使用 -20)

[魔力: 27/115] (-20)


「大丈夫、落ち着いて……!」


侯爵様が駆け寄り、私の肩に手を置いて支えてくれる。「君ならできる。皆で乗り越えよう」


私は深呼吸し、仲間たちと連携して危機を乗り越えた。魔法陣は再び静けさを取り戻し、作業は順調に進み始める。


「残りの課題も、きっと解決できるはず……」


---


短い休憩時間、私は休憩スペースで侯爵様と並んで座った。温かいお茶と軽食が用意され、仲間たちもそれぞれリラックスしている。


「無理しすぎていないか?」


「大丈夫です。皆がいてくれるから、頑張れます」


侯爵様が優しく微笑み、私の手をそっと包む。その温もりに、私は心から安堵した。


「みんなで食事をすると、元気が出ますね」


「そうだね。君の頑張りが、皆を支えている」


---


作業再開前、フィリップスさんが私のもとにやってきた。「次の修復ステップは、より精密な魔法制御が必要です。準備ができたら声をかけてください」


私は頷き、決意を新たにした。


「絶対に、最後までやり遂げます」

**次回予告**

修復作業中に魔力の暴走が発生し、エリアナが緊急停止スキルを使って対処する。時間制限の重みが一層増す展開へ。


第64話「試練と時間への焦り」をお楽しみに!

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