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詩になりたかった何か。

キルト綿のような空を見上げた

作者: amago.T/

この空を切り取りたいと思った。

何度も違う空を見上げて、何度も同じことを思った。


バケツに水を張った日もあったし、

カメラのシャッターを切った日もあった。

じっと目をこらして立ち尽くしていた日もあったし、

スケッチブックにパステルを乗せた日もあった。

大きく開いた部屋の窓は空を縁取るのに丁度良かったけれど、切り抜いて保存することはできなかった。


切り取れたつもりになってもいつの間にか逃げられて残像しか残らなかったし、その姿は変わり続けていった。


キルト綿(わた)のようにのっぺりとした空が切り取りたくて、どうしたって綿のようには切り取れないことを僕は知った。

最後まで目を通していただき、ありがとうございます。

またお会いできますれば幸いです。

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