岩神ガンザンVS下級神
我が闘技場に降りるとすぐに二神の下級神が降りてきた。どちらも知ってる顔だ。「貴殿らが我に戦いを挑むとはな。石の神ストンそして、砂の神サンドよ。さぁかかってくるがいい❗️」そして、
「それではこれより❗️第二試合を初めたいと思います。上位神からは岩神ガンザン選手。下級神からは石の神ストンと砂の神サンド選手だー!解説は18代目閻魔大王マオがお送りします。実況のフリスさん。どちらが勝つと思いますか?」「これは簡単ですね。ガンザンの圧勝です。」「フリスさんの言うとうりでしょう。この勝負は下級神達には無謀な戦いだと思いますが頑張ってください。それでは試合初めーーー❗️」そうして試合が始まった。
そんなアナウンスが入ったせいでストンとサンドはかなりイラついていた。そして、「お前なんかに負けるかーーー❗️」とストンが飛び込んできた。
…速い。昔とは比べ物にはならない。そしてパンチの重さなんて我と遜色ないほどの威力だ。これが戦闘神イグナム様の能力だというのか。俺はストンの拳を受け止めながらそんな事を思っていると、「よそ見してる場合じゃないだろう。」とサンドが後ろから蹴りを入れてきた。
少し掠ったがこの程度はどうって事ない。しかし、これはマズイな。このままでは負けてしまうかも知れないな。仕方ないフーカは使うなと言っていたが神器を使うか。別に文句は言われないだろう。何故なら神器を使うなと言ったのは戦闘神イグナム様が下級神達を強化する前だ、今は神器を使わずに勝てるほど甘くはない。
「いでよ我が神器、岩狂の盾❗️」そうして俺は神器を構えるのだった。
「それがアンタの神器か。初めて見たがガッカリだぜ。ただデカイ盾が2個あるだけじゃねぇか。そんなんでいったい何が出来るんだよこのハゲやろう❗️」と言いストンが殴りかかってきた。
……ハゲやろうだと。アイツずっとそんな事を思っていたのか許せん。ふと後ろを張り付くと、フリスを筆頭に大爆笑していた。解説の閻魔大王も「おっとこれはストン選手の悪口攻撃なのか?それとも本音か?」と笑いを堪えながら言っている。少し泣きそうだ。……さてそろそろか。俺を懐まできたストンの攻撃を簡単に岩狂の盾で跳ね返した。
「チッ!中々の防御力だ。サンド❗️二人がかりでやるぞ❗️」とサンドを呼んで二人がかりで攻撃を仕掛けてきたが俺に攻撃が当たる事は一度もなかった。
しばらくすると攻撃は止まった。疲れたのか?と我が疑問でいると、「なんで当たらないんだ❗️さっきは当たったのによ。あんな巨大な盾があるかないかでそんなに変わるのかよ❗️あり得ないだろう!むしろあんな巨大な盾があったら動きが鈍くなるはずだ。それなのに反応も何もかも早くなってるじゃなぇか❗️」とサンドは文句を言ってきた。
……そうは言われても仕方なかろう。我が神器、岩狂の盾は神器唯一防御に特化してるのだ。なので生半可な攻撃は全て跳ね返す。それが我が神器、岩狂の盾だ。つまり防御こそ最強なのだ。とはいえ我が岩狂の盾が攻撃出来ない訳ではない。防御特化といえど攻撃は出来る。ストンとサンドは自分達の攻撃を全て跳ね返され自信を失っているようだ。
……もう終わらせるか。「二重圧迫。」俺は高速で移動し、ストンに対して右と左と同時に岩狂の盾で押し潰した。するとストンはペラペラの紙のようになった。それを見てサンドは逃げたしたが、「サンドよ。逃す訳がなかろう。貴様のような仲間を捨てて逃げるものに神器などを必要ないな。」そう言うと、我は自分の拳を岩に変え、サンドに対して、一瞬で距離を詰め、殴り飛ばした。サンドは一撃で気絶してしまった。情けない奴め。そして、
「第二試合❗️岩神ガンザンの勝利❗️」その宣言と共に我の勝利が決まるのだった。