表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
88/125

戦闘神イグナム

戦闘神イグナム。父様の弟つまり私とライ姉の叔父だ。最上位神の中では一番若く実力は最弱と言われている存在。ライ姉の事を悪く言うから嫌いな叔父。一向に彼女が出来ない叔父。そんな叔父が何故この場に現れたのか私が疑問に思っていると、叔父が喋り出した。


「上位神の諸君久しぶりだな。俺は偉大なる最上位神がI神の戦闘神イグナムだ。」と自己紹介をしだした。そんな事は知ってる。なんで来たか聞きたいんだよ。と私が睨むと、


「そんなに睨むなよ。可愛い姪っ子よ。どうやらお前は何故俺がここに来たのか聞きたいようだな。」そう言ってきたので私は頭を縦に振った。するとこう返ってきた。


「まぁきた理由は単純だ。義姉さんに頼まれたんだよ。」……母様にいったい何を?と思っていると、


「下級神どもが上位神に勝てるようにしろってね。て事で必ず上位神どもを葬れよ下級神❗️秘技、戦力増強音(戦いのドラム)❗️」といきなり、巨大な太鼓を叩き出した。


マズイ。すぐにそれを察した私は、「暴風の槍。神風投槍(グングニル)❗️」と太鼓を破壊しようとしたが、「悪いがこれを壊されるのは困るな。」と私の暴風の槍は止められた。そして、「悪いが太鼓が壊されると俺が義姉さんに怒られるからな。これを壊すつもりならお前にはくたばってもらうよ。神器、戦慄の戦鎚❗️」と巨大な戦鎚を出してきた。


……面倒な事になったな。確かに叔父はそこまで強くない。とはいっても上位神よりは強い訳だが私からしたらそこまで脅威ではない。そう戦闘力はそこまで脅威ではないのだ。最も恐ろしいのは先程行った、戦力増強音(戦いのドラム)だ。叔父は味方の戦闘力を上げる事が出来るのだ。そのおかげもあって下級神達は大幅に強化されてしまった。フリスの時みたいに神器を使わないで勝てる程甘くないのだ。この状態を解除するには太鼓を破壊するか、叔父を殺すしかない。流石に後者は論外なので、太鼓を破壊するとするか。そして、私は面倒だが叔父と戦う事にした。


……フーちゃんと叔父さん戦っちゃた。私はいきなりの状況に戸惑っていた。アフィーとの戦いに勝利しフーちゃんに報告しに行こうと思い、振り向くと、フーちゃんと叔父さんが戦っていたのだ。正直驚いた。そもそも叔父さんがいるのも驚いた。どうしようかなと思っていると、「ライカさん。フー姉が戦闘神イグナムと戦っているのでこっちは下級神達との試合を続けますか。」と言いマオは試合を進めようとしている。正直どうすれば良いか分からなかったので適当に「OK❗️」と返事をしてしまった。


そして誰が試合に出るかと話し合いをしてると、「我に行かせてはくれないか。」と立候補する奴が現れた。彼は岩神ガンザンだ。ガンザンか。ガンザンは強いし勝ってくれるだろう。そう期待して私は、「じゃお願いねー。」と言いガンザンを見送った。


そして他の上位神達は試合の方を見ていたが私はフーちゃんと叔父さんの戦いの方が気になったのでこちらを観戦する事にするのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ