幽閉
とりあえず私は木から男を下ろした。男はどうやら意識を失っているようだ。まぁそうだろ。異能スキル超解析を使ったところこの男の容態は普通に内臓破裂してる。ほっとけば後30分で死ぬ。仕方ないので私が持ってきた最強道具、完全回復薬を飲ませてあげた。ちなみに事前に無限生産で数を2万個に増やしてる為知らん奴に使うのも惜しくないのだ。しかし信者達はその様子を見て「なんと!お優しいお方なんだ!」「全くだ!あんなゴミを生かしてあげるなんて!」「私もフーカ様から飲まされたい!」などと私の評価は上がっていく。お前らせいだよ?と思う私だった。しかしこんな目に遭うって事はそれなりの事したのかな?とりあえず私は創造で牢屋を作り出しその男をそこに幽閉するのだった。そして疲れた私は自分の部屋に転移してゲームをするのだった。
「うーん。疲れた!」そう言って私はゲームをやめるのだった。今やっているゲームはいわゆるRPGという奴だ。今はボスに負けたのでレベル上げをしている。そして時計を見るとどうやら4時間ゲームをしていたようだ。ちょっとやりすぎたかな?そして私はヒュラちゃんとメラが来るまで寝ようかと思ったがそういえば男を牢屋に入れた事を思い出した。そして私は牢屋の近くに転移した。
転移すると、メラが何かを言っている。「アステマル王国の大使でしたっけ?それほどの立場にいながらフーカ様の素晴らしさが分からないとは愚かですね。で結局何しに来たんですか?この地の変化がどうとか言ってた気がしますが偉大なるフーカ様のここは住む土地ですよ?偉大なるフーカ様のお力でどのように変わろうともおかしくありませんよ?」うーん。メラはどこまで私の事を評価してるんだ?まぁされないよりはいいか!そうして私はメラの前に出ていった。「これは!フーカ様!今愚か者体色々と情報を聞き出そうとしていたところです!」聞き出そうとしていてか。私には一種の尋問にも見えたが言わないでおこう。そして私は男の方を向き言った。「私が風の女神フーカです。アステマルの民よ私に何かようですか?」「そなたがこの地の主なのか。なんと神々しいく美しいお方なんだ。風の女神フーカというのもあながち間違いではないのかもしれないな。」あっやっぱり神々しいんだ。それに美しいだなんて照れるじゃないか。と少し喜んでいると「風の女神フーカ殿!この地の変化は貴方が起こしたものと見てもよろしいですかな?」うん。いいよ。と言おうとしたらメラが「フーカ様だ!言い直せ!」とものすごい形相で男を睨んだ。「申し訳ありませんでした!風の女神フーカ様!この地の変化は貴方様が起こしたものと捉えてもよろしいでしょうか?」随分とよそよそしくなったな。まぁいいけど「ハイ。この地は私の住みやすいように変えました。」とだけ私は返してさっさとメラにご飯を作ってもらいたいのだ。と返したら男は「なんと!いったいどうすれば。このままでは戦争が起こってしまう。」と言い出した。えっ?戦争?