閻魔大王の恐ろしさ
「閻魔大王マオ❗️貴方の鬼達はすでに私の【愛】❗️の奴隷です❗️」と愛の天使ラブエルは私に対して宣言してきた。
なるほどどうやら看守長の皆さんは私を裏切ったと言う事ですか。裏切り。それは罪深か事。裏切り者には裁きを与えなければなりませんね。なので私は裏切った看守長と愛の天使ラブエル、水神アフィーそしてライカさんと対峙するのだった。
私が覚悟を決めると、目の前には赤鬼がいた。そして、「くたばれ。灼熱の金棒❗️」と私に対して、金棒を振り下ろしてきた。私は笏で簡単に受け止めたが横から黄鬼が「雷電の金棒❗️」と攻撃をしてきた。私はそれを受け止める事が出来ずに吹っ飛ばされてしまった。
裏切り者共目!私は裏切った看守長達に怒りを表していると、「よそ見してる場合はないんじゃない?」とライカさんが雷を纏い一瞬で私との距離を詰め、「漆黒の電撃❗️」と言い体を黒い雷に変えて、私に黒い電撃を浴びせてきた。
……ダメージはあまりない。だが体が痺れて動かない。私が動かないでいると、「死ね❗️水龍波❗️」と水神アフィーが水の龍で私に襲いかかり、「私の【愛】❗️で貴方を倒して見せます。愛の大砲❗️」と愛の天使ラブエルはピンク色の巨大なハートの形をしたエネルギー弾を私に放出してきた。さらに鬼達はそれぞれ私の事を金棒で殴ってきた。そして、「じゃあそろそろ終わりにしような。マオ。雷魔の太刀、フォルムチェンジ、雷獣の鉤爪。」そう言うと、ライカさんの神器雷魔の太刀は鉤爪へと変わった。そう雷魔の太刀は神器の中でも異質で唯一形を変えることが出来る神器だと昔言っていた。そして動けない私に、
「バイバイ。雷獣一閃」そして、私は全エネルギーを鉤爪に集中させ、マオの体を高速で貫いた。
マオの体には大きな風穴が空き、血が溢れ出ている。そして、私の雷獣一閃は肉体だけではなく魂にも傷をつけれるというかなりの優れ技だ。ちなみにこの技術はガースに教えてもらった。まぁそういう事で、私はマオの魂も三分の一ほど消滅させた。普通なら経っていられない。この状況だったら私でも立ち上がる事は出来ない。下手したら生きている事も出来ないかもしれない。なのに、マオは立ち上がった。
「ハァハァ。なんとか耐える事が出来ました。」と言いながら立ち上がったもののかなりまずい。そもそも魂にも傷をつけれるなんて聞いてない。そんな恐ろしい技術は冥界にしかない筈なのに何故ライカさんが使える。と私は考え、結論を出した。死神ガース。恐らく彼の仕業だろう。元は冥界で生まれ、実力を暗黒神に認められ暗黒界No.3の座を手に入れ、フー姉により天界の上位神された異端な経歴を持つ神。そんな死神ガースがこの技をライカさんに教えられたのだろう。と考えたが今はそんな事を考えている暇はない。私がこうやって考えていた間に、裏切り者の看守長達が私を囲んで金棒を振り下ろそうとしてきた。もうダメかも。と思ったその時私の脳裏に浮かんだのはフー姉だった。そうだ。勝てばフー姉と結婚❗️そして、
私は力を振り絞り、看守長達を全員笏で吹き飛ばした。そして、「私を誰だと思ってるですか?私は地獄の支配者閻魔大王❗️18代目閻魔大王マオだ❗️お前ら全員地獄に叩き落としやる❗️」と宣言するのだった。