共闘
どうやらドグマ司教の体力が回復したみたいですね。では、私は一気に後退してドグマ司教の隣りまで来た。そして、「ではドグマ司教。我々の手を合わせて愚かなフレイ教の神官を消すとしますか。」と伝えると、「ハイ!バギル司教❗️パパを殺しましょう❗️」と返ってきた。
おや?どうやらドグマ司教は私の事を認めてくれたようですね。これで後は認められてないのがメラ司教だけですね。可哀想に。と思い、私は気を引き締めた。何故なら、奴、シャーツ・ロイスがこちらに向かってきたからだ。
私は後ろに下がりドグマ司教の援護をする事にした。「竜竜巻き、虎竜巻き」を魔法で創り出した。そしてシャーツ・ロイスを襲わせたが片腕だけで破壊されてしまった。しかし今のは破壊させ敵の注意を晒す作戦だ。私は、ドグマ司教と協力して、暗黒竜巻きを繰り出した。
先程と同じようにシャーツ・ロイスは片腕で破壊しようとしたが、暗黒竜巻きに触れた瞬間腕は消滅した。
そうこの技は、簡単にいえばドグマ司教の暗黒空間を竜巻きでコーティングしてるようなものだ。そのため触れたすべてのものを消し去る。今編み出した我々の奥義なのだ。
そして、片腕を失った、シャーツ・ロイスはかなり焦っていた。「俺の右腕がーー❗️ドグマ❗️いくらイタズラでもやっていい事の範囲を知れ❗️そして、バギル・マウス貴様は必ず殺す❗️」とかなりキレていた。
それにしても、やはり父親なのですね。この状態でも息子である、ドグマ司教を殺すと言わないのは流石と言いたいですね。最も子供の前で人を殺す宣言もどうかと思いますがね。そんな事を考えながら私は、傷ついた、シャーツ・ロイスに追い討ちをかけに行った。
右腕を失った事により、身体能力は確実に落ちていた。さらに影の中に隠れようとすると、私が魔法で切っているので隠れる事も出来ない。これはもう勝ちですね。私は勝ちを確信していた。そうして、とどめの、「竜巻き蹴り❗️」を繰り出し、シャーツ・ロイスの腹に大きな風穴を開けた。
この技はフーカ様が見ていた漫画というものからヒントをもらい完成させた技だ。私が回転する事で竜巻を起こし、そのまま飛び上がり相手を蹴るという技だ。シンプルな技だがかなり強い。
しかし、シャーツ・ロイスはまだ生きていた。腹にあれだけ大きな風穴を開けたというのにまだ生きていた。そうして、「ドグマ。すまないな。俺はフレイ教四神官としてただで死ぬわけには行かないんだ。我々四神官は、自分が戦いで負ったダメージを10倍の威力の自爆を行う事ができる。バギル・マウス❗️貴様は俺にダメージを負わせすぎた。ここら一帯を散りに変えてやる❗️」と言って爆発しようとした瞬間、暗黒空間。」とドグマ司教がシャーツ・ロイスを消し去った。そして、「爆発をするなら一人でしてくださいパパ」というのだった。