後始末
暗黒界から現れた神は強かった。流石は神といったところか、しかし付け入る隙はある。暗黒界の神はまだ体が完全ではないようだ。当然である。フーカ様がつけた傷が簡単に治るはずがない。てか治すのが論外だ。偉大なるフーカ様が傷を付けてくれるなど私とってはご褒美でしかない。なのに奴は許せない。と思い攻撃を仕掛けるがあまり効いている様子はない。異能も使っているのだが正直勝ち目はうすい。最初の攻撃は、自身の影を使う事で誤魔化せたがもう効果がバレたため意味がない。そして今、立っているのは私達司教だけ。ライカ教の皆さんにはどうやら興味がない暗黒界の神はこの場から放り出していた。とまぁ、今非常にやばい状況下なのだが私達は誰一人焦ってはいない。何故って?それは勿論、
「私が助けに来るからでしょ。」そう言ってフーカ様は私たちの目の前に現れるのだった。
「さてさて、私が久しぶり寝てたのにお前らのせいで寝れなかったんだけど?どう責任とってくれんのかな?」とフーカ様は少し怒りながら言った。お前たち?…‥は❗️私達があの神を倒せないからだ。私達がもっと強ければフーカ様は助けに来なくてよかった。全部弱い私達が悪いんだ。私は役立たずの使えない司教だと私が考えていると、「あー違う違う。メラは別に悪くないから。むしろ神相手にいまだに立っているんだからメラはすごいよ。私が言ってるのは、ここらいったい隠れている奴らだよ。」と言いフーカ様が手に持っていた槍を振ると辺りから他の暗黒界の神だと思われる者たちが12人いや12神現れた。
まさかこんなにいたなんて、と私は一瞬だけ思った。そう私はフーカ様にすごいと言われて嬉しくてそんなどうでもいい事を考えるのが無駄だと思うのだった。
「風神❗️貴様さえいなければ❗️」そこまで言わせて私はそいつを殺した。今度は魂も完全に破壊した。そして、「今回は容赦しないから。これ以上面倒を増やしたくないから完全にお前らは殺してやる。二度と復活出来ないように魂も破壊する。そして私は暴風の槍を振るった。そして、現れた12体の神は全て滅んだ。
………威力ありすぎじゃね?私はただ振るっただけなのにこの威力に少なからず驚いていた。確かに私は覚醒した。いや覚醒したみたいだ。暗黒神がそう言っただけで私は別に何か変わったかと言われればあまり違いが分からない。まぁ強くなったみたいだ。それはいい。けど強くなりすぎじゃね?としか私は思えなかった。
だって今のはただ振るっただけ。力も何も込めていない。それなのに全滅するなんて……まぁ別にいいか❗️強くなったなら何も問題はない❗️これで後始末お終い❗️よしもう一回寝るぞ❗️きっと今なら眠っても母様に勝てるから安心して寝れる。と私が思っていると、「フーカ様流石です❗️」とメラたちがはしゃいでいた。とりあえず空中都市フーカに帰るか。私は信者を連れて空中都市フーカに帰宅するのだった。