覚醒
それから私と暗黒界は戦った。時間が経てば経つほど私が有利になっていく。おかしい。暗黒神がこの程度で終わるなんておかしすぎる。暗黒神なら結界を壊すなり何かしらの行動をおこす筈だ。そんな事を考えながら私は暗黒神を蹴り飛ばした。風を扱えなくても私には異能がある。いま使っているのは武道王だ。絶対回避などは格上には効果がないが武道王はただ自分の身体能力と格闘センスを上げるだけだから暗黒界にも通用する。最もこんなものにも頼らなくても私は肉弾戦なら暗黒神に負けないのだが。そして私は暗黒神の攻撃を受け流し暗黒神を投げ飛ばした。
「流石はセレシアの娘だ。」そして暗黒神は倒れた。え?お終い?まぁ怪しいけどライ姉を助けるのが先だ。私は倒れている暗黒神の体を突き破りライ姉の魂を取り出した。そしてライ姉の魂を器に入れるため結界を解除した。次の瞬間私の下半身は消えていた。
「くそ!やっぱり罠だったかでもこの程度ならすぐに直せる。」そして私はこの辺りの空気を使い足を再生させた。しかし今度は左腕が消えていた。チッ!もういい私は左腕を諦めライ姉のとこに行こうとするが暗黒神は邪魔をする。そして今度は右腕を狙われた時「フーカ❗️早くライカの魂を私達が少しの間だけでも時間を稼ぐから❗️神器奥義、絶水❗️」「そう言うこと。さっさとやって手伝いに来てよ。神器奥義、絶対零牙❗️」「フーカちゃん。これが終わったらデートしてね。神器奥義、獄殺斬❗️」
アフィー、フリス、ガースありがとう。そして私はライ姉の元まで行きライ姉の魂を持ちライに魂を入れようとした時、ライ姉の魂が真っ二つになった。
え?私は突然の出来事に何も反応する事が出来ずにいた。そして後ろを振り向くとそこには暗黒神が立っていた。神器を構え漆黒のオーラを発している暗黒神がそこに立っていた。アフィー達は肉体は完全に死んでいる。魂だけは無事みたいだ。そして暗黒神は「貴様の姉の魂は俺様が破壊した。もう二度と貴様が姉と会う事はない。」
ライ姉の魂が破壊された?ライ姉に二度と会えない?その瞬間私の周りに巨大な竜巻が現れた。真っ黒で巨大な全てを飲み込んでしまいそうな巨大で凶悪なエネルギーを持った竜巻きだ。そして私はその竜巻きに飲み込まれた。
竜巻に巻き込まれてる時、私は思った。そっか私死ぬんだ。ライ姉に会えるかな。でもアイツだけは殺す❗️私がそう願った時竜巻はさらに暗くなった。そして私は竜巻と一つになった。暗黒神あいつだけは何があっても殺す❗️そして私は落ちていた神器を構えた。すると「さっきの竜巻きが何かと期待して見れば何もないではないか❗️所詮貴様などこの俺様の敵ではないんだよ❗️」暗黒神が私に向かって神器を振り下ろしてきた。……遅い。止まって見える。私はゆっくりと暗黒神に近づき暗黒神を暴風の槍で貫いた。
「貴様❗️何をした❗️何故俺様の体を。待て❗️そのオーラまさかセレシアいやラグーンどちらだ。いや似てるが違う。まさか貴様今この場で覚醒したというのか❗️」