怒り
ライ姉が倒れて私はゲームを再開した。ライ姉がどうでもいいのかって?そんな訳ないじゃん!確かにうざいけど私の事を1番に考えてくれる。いつでも私の味方でいてくれる。私の為なら全て捨てる事が出来る。だからそんなライ姉を操った暗黒界の神を私は許す事ができない。私は怒りで手に持っていたゲームを壊してしまった。大事なゲームだったのですぐに修復した。するとメラが私の部屋のドアを叩いてきた。「フーカ様ー?バギル司教がケーキを焼いたみたいですが今お食べになられますかー?」と聞いてきたので「食べるー。」と返していた。
その後すぐにメラはケーキを持ってきて私は美味しくケーキをいただいた。それからバギルに美味しかったと伝え喜んでいた。ついでに異能は使いこなせるようになったか?と聞くと、「ハイ!完璧に」と返ってきた。
それから部屋に戻るとライ姉はまだ寝ていた。まだメラも残っていた。するとメラが「フーカ様、どうしてそんなに怒っているんですか?」と言われてしまった。なんでバレてるの?と私は思った。バギルもいつもどうりだったし顔に出てない。なんで?と思っていると「ふふふ♪フーカ様今どうしてと思っていますか?私はフーカ様に初めて会った信徒です❗️フーカ様のお考えは全て分かります!」と自身満々に言ってきた。普通に凄いと思う。まぁ私が怒ってる事が分かったなら説明してもいいかとと思い私はメラにその事を伝えた。
「なるほど。暗黒界の神ですか。あの邪教徒達目。許せません!今すぐライカ教の皆さんにこの事を伝えてきます!フーカ様の姉君であるライカ様をこんな目に合わせてフーカ様悲しませ。そして!温厚なフーカ様をここまで怒らせた❗️万死に値します!殲滅です。フレイ教より先にあの邪教徒達を壊滅させます!」そう言いメラは消えていった。
……なんかめっちゃ大事になったんだけど!メラに言うんじゃなかった。
すぐに外は騒がしくなった。外の様子を確認してみると私の信者とライ姉の信者が全て集まっていた。私がフレイを別に嫌っている訳ではないから確実に壊滅させる為に準備をしているが暗黒界の神は私が怒ってると分かった為先に壊滅させるのがフーカ様の為になるとメラは考えているみたいだ。そしてメラに渡していた転移の指輪でメラ達は地上に行ってしまった。うーん。どうしよう?結構大事になったからなー。面倒くさいけど私もやるか。そして私はライ姉の周りに結界を張り暗黒界に乗り込む事にした。