目覚め
母様はゆっくりと私達の元まで近づいている。完全に油断をしている。これなら大丈夫そうだ。そして私達は母様が目の前に来たところで母様の背後に一瞬で回った。「⁉︎まだこんな力が残っていたのね。」やはり計算外のようだ。だがこれが最後のチャンスだ。私はライ姉と神器を合わせ「融合!神器、天魔の宝剣!」そして剣に私とライ姉の全エネルギーを込めて母様を切り裂いた。
「うふふ。やるわね。油断しちゃったみたいな。でも貴方達はまた禁忌を破ってしまったわね。必ず貴方達は罰がくだるわよ?」そう言って母様は消えていった。「疲れたー。ライ姉がいてくれて本当に助かったよありがとね。」「えへへ。フーちゃんのためならお姉ちゃんどれだけでも頑張れるよ。」へぇーそうなんだ。まぁ知ってるけど。「じゃあ帰ろっか。また母様が来ないうちに。」そう言って私はライ姉を先に目覚める事にした。
さて!時間を元に戻すか。と考えながら目を覚ました私だがなんだか体が重たい。何故かと言うとライ姉が私に上から抱きついていたのだ。………………今回はいいとするか。助けてもらったし。それからすぐにライ姉も帰って来たが私はもうこの件に触れるのは辞めた。
それからまず私は止まっている時間を動かした。久々のメラやヒュラちゃんとの再会だ。ヤバい。二人ともめっちゃ可愛い。今すぐにでも襲いたい気持ちを我慢して私は信者達に空中都市フーカに案内するのだった。
そして今は自室でメラとヒュラちゃんと遊んでいる。ライ姉はいちよ仕事をしているみたいだ。とりあえず結界を張って貰ったのでこれで安心だろ。多分。ちなみにライ姉が働いている理由だが私が目を覚ました時に抱きついていた件に関して何も言わなかったから調子に乗っていろいろ私にして来たのだ。それで今に至ると言うわけだ。そんな事を考えていると「ところでフーカ様?先程信者達から司教が一人見つかったと連絡がありましたがどうやってこの空中都市フーカに迎え入れれば宜しいですか?」えっ?何見つけてんの?今ようやくゆっくり出来ると思っていたのにまた面倒いのが増えるの。嫌なんだけど。「そっかー。メラその子は女の子?」と私は一番気になる事を聞いた。「ギイラ司教ですか?女の子なんですけど男の子でもありますね。可愛いかどうかはあまりあった事ないからわかりませんが整った顔をしている筈ですよ。」ふむふむ。どう言う事⁉︎まぁ会えば分かると思うので私はライ姉に迎えに行かすのだった。