疲れた風の神
私はメラが話した事を聞かなかった事にしてその場を去った私だがあの後は起きたライ姉に捕まってまたベタベタされた。別に嫌いじゃないけど鬱陶しかたったので邪眼で動きを封じた。とはいってもライ姉も神のためこんな邪眼で動きを止めれるのは少しだけだろう。疲れた私は外の空気を吸う事にした。
「ハアァァー。疲れた。ライ姉が来てまだ1日しか経ってないのに凄く疲れた。メラもまた面倒くさそうな事を計画していたし。もうやだ!」と私が愚痴っていると遠くからこの空飛ぶフーカの居城に凄い勢いで突っ込んでくる物体が見えた。「もう!なんなの!次から次から!神器,暴風の槍!」と私が暴風の槍を構えたがこっちに向かってくる物体はどうやら生き物みたいだ。そして私が知っている顔だ。あれは,私の眷属,鳥の神だ。アイツもライ姉ぐらい面倒くさいので私な暴風の槍をバットがわりに打ち返した。よし!ホームランだ。これでアイツが私の前に顔を表す事は最低でも半年はないな!鳥の神を打ち返した私はフーカの城に入っていった。
そして朝食時はいつもどうりメラに食べさせてもらえた。ヒュラちゃんも一緒だ。1日ぶりだが懐かしく感じる。昨日が酷かったのが原因だろう。食べ終わると、「フーカ様!ライカ様がここに住むと言いましたよね!なのでライカ教の信者も集めるのはどうですか!」と聞かなかった事にしようとしていた事をメラが話し出した。流石にもう聞かなかった事には出来ないよなー。諦めた私は「いいよ。メラの好きにして。」とメラに告げるのだった。
ハアァァー。なんかどんどんダメな方向に進んでいるな。私がゆっくりする環境がどんどん失われている気がする。本当に面倒くさいよ。しかしそんな事を考えても無駄なため私は空高くまで飛んでそこで睡眠を取るのだった。しかし、私はすぐに目を覚ます事になった。何故なら私の信者やライ姉が大騒ぎを起こしたからだ。どうやら私が一人でゆっくりする事はもう不可能のようだ。
そして、私は疲れた。本当に疲れた。唯一の癒しはヒュラちゃんだ。しかしヒュラちゃんにはあまりいかがわしい事は出来ない。そのため私は可愛い彼女を作ろうかと思っている。しかし出会いを求めるのは大変。どうするか悩んだ私は諦める事にした。そもそも彼女作ったらライ姉が彼女を殺すからはなから無理ゲーなのだ。しかし、私のこの疲れを癒せるのは可愛い女の子だけだ。そんな事考えているうちにライ姉が自分の信者達を連れて来ていた。居ないと思っていたらそんな事をしていたのか。信者の数はざっと1200人。そのせいでこの空飛ぶフーカの居住は人口が2000人を超えた。最悪だよ。さらにライ姉が「人口が多くなったから空中都市を作るぞ!」とか言ってる。まじで辞めて欲しいんだが、しかし全員賛成のようだ。それ作るの私なんだけど?いったいいつになったら私は静かでのんびりゆったりした環境を手に入れる事が出来るんだ!