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雷の神

ドゴーン!と私は雷となって下界に降りていた。「ここが下界か。何もないなー。」私はどうやら森に落ちてきたようだ。そして周りを見渡すと真っ黒の果物が実った木を見つけた。見るからに不味そうだ。だから私が目を逸らすと腐っている真っ黒の果物が落ちていた。…………あの果物からフーちゃんの匂いがする!二ヶ月以上前のものだがフーちゃんの匂いが確実にする。てか私よく今まで我慢していたよな。フーちゃんが追放されたと同時に本当は行きたかったのに。全部フレイのせいだ。仕方ないので私はフーちゃんの匂いを辿っていくととある場所に着いた。実り溢れる土地だ。ここにはフーちゃんの匂いが強く残っている。きっとここでフーちゃんは生活していたんだろうな。そんな事を思っていると人間が何人か来た。「そこのお前!ここで何をしている!」と私に聞いてきたので私は「ねぇ私の妹知らない?」と聞いた。しかし「そんな事知るわけないだろう!我々は今この地の元主である風の女神フーカを名乗るものを探している。」えっ!フーちゃんの事を探してるの!仲間だ!「ふーん。それで見つけてどうするの?」そう聞くと「決まっているだろう!処刑だ!我が国王アステマル王がわざわざ手を貸してやると言ったのに奴は断ったのだ処刑は免れん!」へー。そうなんだ。フーちゃんを処刑ねぇ。下等な人間如きが「神の雷に裁かれよ。」そうして私が呼び出した雷で人間は全員始末した。許せない!私のフーちゃんを処刑するとか言うなんて。早くフーちゃんに会いたくなった私は神経を研ぎ澄ました。すると小さいがフーちゃんの気配を感じる事ができた。きっと久しぶりにお姉ちゃんに会うのが照れ臭いんだろう!可愛いなフーちゃん。そして私はフーちゃんの元まで全力で飛んでいった。



ヤバい!ヤバい!アイツがこっちまで来てる!アイツ事私のお姉ちゃんである雷の神ライカがこっち向かってくる気配を感じた。そして私は今すぐにでも逃げようとしたがダメだった。「フーちゃん!会いたかったよ!」と泣きながら私に抱きついてきた。「ちょっと!辞めてよ!ライ姉!」と振り解こうとするが外せない。そんな事をしてると信者達が集まってきた。「フーカ様!大丈夫ですか!このメラ今すぐお助けします!」「このバギルも命に変えてでもお守りします!」とメラとバギルが助けようとしたが速攻でライ姉に吹っ飛ばされた。そして私を離してライ姉は「私わ!雷の神ライカ!フーちゃんのお姉ちゃんです!」と宣言した。そう宣言してそらに対してメラがこっちを向いている。恐らく本当ですか?とでも聞いてのだろう。そして私は首を縦に振ると「申し訳ありません!ライカ様!フーカ様のお姉様と知らずに無礼な事をしてしまいほんとうに申し訳ありませんでした。」メラに続き「フーカ様の姉と知らず大変失礼の事をしてしまい申し訳ありません。」とバギルも謝っている。そして「私はここに住みます!」とライ姉が言った。お願いだから勘弁してー。

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