天界
俺は炎のフレイ。俺は風の神であるフーカを天界から追放してしまった。理由は単純奴が神としての自覚を無くしたからだ。昔はあんな奴ではなかったのだがな。そう考え俺は、今日も仕事をしていた。フーカの後任はすでに見つけていて,フーカから回収した神の力を授け今も仕事に励んでいるそうだ。正直よく働いてくれてる。とはいえ,まだ完璧にこなせるわけではないため他の神達もサポートしている。一人を除いては。そんな事を考えながら仕事をしていると、巨大な雷が落ちた。慌てて俺が外に出ると天界のあらゆる建物が破壊されていた。俺は急いでその場に向かい暴れている人物に声をかけた。
「辞めろ!ライカ!」俺は雷の神ライカを止めようと立ち塞がったが「フレイじゃん!フーちゃんにあんな事していて!私の前に顔を出せたね!」そう。ライカはフーカの姉だ。フーカの事を溺愛しており、そのためフーカを追放した俺の事を殺そうとしている。実際ライカを他の神達5人で抑えているときにフーカを追放した。それからライカは毎日のように暴れている。ライカはすぐに天界から出ようとしたがライカに抜けられると仕事が回らなくなるので止めている。「何考えてるか知らないけど!今ここでお前を殺して、フーちゃんに会いに行くけどいいよね!」「ふざけるな!貴様は神だ。神としての責務を全うしろ!フーカにはそれが出来なかった!それだけだろ!」そう言うとライカは俺を本気で潰すための戦闘態勢を取り出した「神器、雷魔の太刀!」ライカが神器を構えた。「貴様!何を考えている!神同士の争いはご法度だぞ!そんな事をすれば七大神が黙っていないぞ!」そう言うがライカには聞こえていない「邪魔だ失せろ!」そう言ってライカは俺に向かって雷魔の太刀を振り下ろしてきた。雷を纏った斬撃は俺の体を切り裂いた。だが,「俺の体は炎だぞ?そんな攻撃が聞くはず無いだろ!」とライカの方見るとライカがいない!「しまった!ライカの奴、今の攻撃は囮だったのか!」ライカが消えた事を他の神達に知らせ俺は対策を取る事にした。
しかし、忙しいという理由でほとんど断られた来てくれたのは水の神アフィーと新しい風の神フーラだけだった。「すまん!ライカが下界に行ってしまった。止めらなかった。」とまずは謝った。「それはほんとうですか!フレイ様!」と焦るフーラ。「無能」と言ってくるアフィー。さらに「そもそもさ。アンタがフーカを追放するからこんな事になるんじゃん。別にフーカが仕事しなくても何百年も天界に被害なんてなかったじゃん。まぁライカがフーカの分の仕事をしてたからだけどさ。そのフーラはまだ神器を会得してないし。力もフーカから奪った力を使いこなせないから私の半分もない。これならフーカの方がよかったじゃん。」とアフィーが言うとフーラは泣きそうだ。「貴様!口がすぎるぞ!」しかし「うるさいよ。アンタは古参だけどさ偉そうだから私は嫌いなの!その点フーカとライカはそう言うのがないから良かったなー。まぁ全部アンタの不始末なんだから何とかしてね。」そう言ってアフィーを消えてしまった。クソ!これも全てフーカのせいだ!と俺はいないフーカに怒りをぶつけるのであった。