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死神ガースの正体

「流石ギーアちゃん。あの冥王ハガンをもう倒しちゃうとはすごいねー。」とガースは私に馴れ馴れしく近づいて来た。それを見たガーくんは、


「オイ!姉ちゃんから離れろよ❗️」と私の為に怒鳴ってくれた。嬉しい。しかし、


「……ウルセェよ。神器、死神の大鎌。」


……えっ?なんとガースはいきなり神器を出し、ガーくんに切り掛かったのだ。咄嗟にガードをしたがガーくんはそのせいで右腕を落としてしまった。


「ガース❗️テメェ私のガーくんに何しやがるんだ❗️」と殴りかかろうとしたが、


「あはは。怒ってる顔も可愛いよギーアちゃん。でも戦うのは嫌なんだよねー。だから今度デートに行こ?」といつもの感じで言ってきた。


コイツは何を言ってるんだ。こんな状況でと思ったその時、


「ガース。貴方は裏切り者それでいいんですね。」そう言いながらセリカは光になり、ガースの顔に向かって蹴りを入れた。するとガースのいつも付けている仮面が割れ、


冥王ハガンと瓜二つの顔が現れた。


仮面が割れた様子を見て、「オイオイ。フーカちゃんから顔は隠しておけって貰った大切な仮面なのに何してくれんのセリカちゃん?酷いぜー。」とこの状況でもガースはふざけていたが、



「てかさー。セリカちゃん。俺は別に裏切ってないぜー?」とか意味不明な事を言ってきた。


じゃあなんでガーくんの右腕を落としたんだ❗️と私が思っていると、


「まずさーガイアの腕を落としたのは、あのままじゃガイアが死ぬから。冥王ハガンは結構陰湿な野郎でよーすぐに毒を使う訳。これがまぁよく出来た毒でよー全く毒だって気がつかないんだわ。で俺には分かるからその毒を食らった腕を落とした訳ね。」


コイツ敵じゃないの?この流れ絶対に裏切り者だよね?とかそんな事を考えていると、


「でなんで俺が冥王ハガンと同じ顔かって言うとー。俺たち元は一人だった訳よ。まぁで色々あって二人になりましたさとさ。めでたしめでたし。」


いや全然納得出来ないよ?と言おうした時、


「ガース。お前にそんな悲しい過去があったなんて。知らなかったぜ。腕を落とした事はもう怒っていない。むしろ俺こそ姉ちゃんに近づいただげで、怒鳴って悪かった。」と言っていた。


なんでガーくんはあれで理解してるんだろ?男なら分かるって奴なのかな?まっガーくんがいいなら私もそれでいいか❗️そして私は、


「結局さーガースは何しに来たのー?」とガースに質問した。すると、


「そりゃ。冥王ハガンを吸収して元の力を手に入れフーカちゃんに結婚を申し込むんだよ。」と意味不明な事を言っている。


もしかしてガースは自分が強く成ればフーと付き合えると本気で思っているの?フーは女の子にしか興味ないのに。無理だと思うけどなー。と思いながらガースを眺めていると、  


「ギーアちゃん。なんか勘違いしてるみたいだけど。俺は強くなればフーカちゃんと付き合えるとは考えてないよ?」


と私の心を読んだガースは言ってきた。そして、


「俺は元は冥王ハガンの精神だった。そのため実態がないんだが冥王ハガンと再び一人になる事で俺は実体を手に入れる事が出来る。そして❗️実体を手に入れるとき女になれば良いんだ❗️俺は、俺はーー❗️女になってフーカちゃんと付き合いたいんだーー❗️」


そう言ってガースは冥王ハガンを吸収して、それはそれは可愛い銀色の幼女になるのだった。……なんで幼女⁉️


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