魔王ジーザス
俺の名はジーザス。四悪王の一人にし魔王と呼ばれる者だ。俺は、冥界に引きこもってる奴や、いつも寝てる暇人や、我儘な気分屋とは違い真面目に仕事をしている。
俺の仕事は地上の征服だ。ここ最近は、風神フーカが働かなくなった為、勇者などという面倒な人間が来ない為、ほぼ征服は完了していた。
なのに奴はいきなり地上に現れたのだ。そして、俺の部下を殺した。許せん。だから俺は風神フーカを殺す為にも、
「俺の邪魔をするなーーー❗️雷神ライカ❗️」目の前の雷神ライカを始末しなくてはならない。だが、
「私の可愛いフーちゃんを殺す?私がいるのにそんな事が出来るって本気で思ってる訳?」と恐ろしいほどのオーラを感じる。俺と同等かそれ以上のオーラだ。昔あった時より遥かに巨大なエネルギーだ。これは少し厳しいなと思いながらも部下の仇を取る為にも、俺は戦った。
しかし、雷神ライカは強かった。俺は雷神ライカに圧倒されていた。圧倒されるほどエネルギーに差はないはずだ。と俺が雷神ライカを睨むと、心を読んだのか、
「魔王ジーザス。お前は強い。それに部下思いでいい奴だ。それでもお前じゃ私には勝てない。何故なら、お前が部下を想う気持ちより、私がフーちゃんに向ける愛の方が大きいからだ。」と言われてしまった。
ふざけるな❗️俺が部下を殺されどれだけ悲しんだかも知らないくせに❗️お前が妹を想うように部下達は俺の家族のようなものなんだ❗️それを、それを奪った風神フーカを殺すまで俺は、俺は戦い続ける。だから、
「雷神ライカ。まさか貴様がここまで強いとは思わなかったぞ。風神フーカに使うつもりだったが、お前を倒さないと風神フーカの元には行けないしな。だから全力で行かせてもらうぞ❗️これが魔王の第二形態だ❗️
……あれもしかしてピンチ?私は少し危機感を覚えていた。まさかこんな展開になるとは思ってもいなかった。いや確かに、フーちゃんが遊んでいたゲームでは、魔王に第二形態ってあったけどあれはフィクションじゃん?リアルの魔王にも第二形態があるとは驚きだ。とそんな事を考えていると、
「グロロロロ。待たせたな雷神ライカよ。これが我が真の姿❗️龍魔王ジーザスだ❗️」なんと魔王ジーザスは巨大な黒い龍に姿を変えたのだ。そして、
「今すぐこの世から消え失せろ❗️漆黒の獄炎❗️」
やべ死んだかも。私は迫り来る黒い炎を前にそんな事を考えてしまった。でもフーちゃんと二度と離れないって約束したもんね。お姉ちゃんはフーちゃんの為ならいくらでも頑張れる❗️よし頑張るぞ私❗️そして、私が迫り来る黒い炎を斬ろうとしたその時、
「完全防御壁❗️」なんとガンザンが炎を止めたのだ。すかさず私は、
「私一人で大丈夫だったんだけど?」と言うと、「まぁまぁそう文句言うなよライカ。ありゃいくらなんでもお前でもきついだろ。」と闘神グランが言い、「あんな強い奴とやれるなんてワクワクするぜ❗️」と武神リオウが興奮している。……面倒な奴らが加勢しに来やがった。他のが良かった。と思いながら、「まぁいいや。私の足引っ張んないでよ?」そして、私は龍魔王ジーザスに挑むのだった。