冥王ハガン
俺の名は冥王ハガン。四悪王のリーダーで、暗黒神デモーニオの弟と超がつくほどのエリートなのだ。なのに、なのに❗️
「この俺を騙すとはいい度胸だな木神ギーアよ。ただで死ねると思うなよ?」と言うと、
「あー生きていたんだー。まぁーあの程度で死んだら対した事ないからねー。そう思わないガーくん?」その言葉と一緒に、
「姉ちゃんの言うとうり。こんな強い奴とやる機会滅多にねぇんだ。だから楽しませてくれよ冥王ハガン❗️神器、大地の鉄球❗️」と鉄球を振り回し俺に近づいて来たので、
「俺は冥王ハガンだぞ?貴様ら如きで勝てる相手ではないんだ❗️いでよ、死星剣。」と兄上から与えられた神器を構え、土神ガイアの首を刎ねようとしたのだが、
「大森林。」と辺り一帯に巨大な森がいきなり出現して、俺は土神ガイアの首を刎ねるのに失敗した。
……厄介だな。どちらかに攻撃をしようとすると、アイツらお互いを助けるせいで攻撃をする事が出来ない。それに二神がかりで来られると対処する事が出来ない。本来の力が出せるならこんな奴らなんて事ないのにと、俺は過去の行いを後悔しながら戦闘を続けた。
やっぱり強いな冥王ハガンは。私はガーくんと戦いながらそんな事を考えていた。流石は四悪王の一人なだけはある。私とガーくんは同時に攻撃をしているのにいまだに倒せない。勿論ダメージは入っている。だが冥王ハガンは倒れないのだ。それどころか押している筈なのに何か違和感も感じる。その違和感がいまいち分からない。この違和感一体何なんだ?そんな事はさておき、
「ねぇガーくん。私達って冥王ハガンと戦うのって初めてだよね?」と私はガーくんに質問した。すると、
「そりゃ初めてだろ?なんで?」と返ってきたので、「なんでもないよー。」と返して置いた。そうだよね。なんか冥王ハガンと戦った事があるような気がしたけど気のせいだよね。うん。気のせいだ。そう私が納得していると、
「どうした?来ないのか?ならばこちらから行かせてもらうぞ❗️」と私とガーくんに襲いかかってきたのだが、
「影踏み。」その言葉と為に冥王ハガンの動きは止まった。そして、
「早く留めを刺して、ギーア。これ長く持たないから❗️」と影神シャラに訴えかけられた。冥王は、
「なんだこれは⁉️何故体が動かん❗️」とキレている。今がチャンスだな。じゃあやるか。
「ガーくん行くよ❗️」「任せとけ姉ちゃん❗️」
「「神器融合❗️木造土神ガイア❗️」」すると、木食仏像が超巨大なガイアに姿を変え、それと共に、大地の鉄球も巨大になった。そして、動けない冥王ハガンに向かって、
大地の鉄球を振り下ろした。シャラも一緒に踏み潰そうになったが、光の速さでセリカが助けていたのでなんとかなった。
さーてこれで冥王ハガンも終わりかー。終わりは案外呆気なかったなー。とそんな事を考えながら、そういや途中の違和感ってなんだったのかなー。と思い出していると、前からガースが現られるのだった。