私は18代目閻魔大王マオだ❗️
ハァハァこれはマジでやばい。私はもう立っているのがやっとだった。もう体は動かない。骨もほとんどが折れて、血の出血もひどい。ていうか思考もまとまらない。分かるのはフー姉の事だけ。そのせいかこんなボロボロなのに私が考える事は、フー姉の事だけだ。昔フー姉に可愛いって言ってもらった自慢の金髪も真っ赤に染まってしまった。悔しい。悔しい。こんな奴らに負ける自分が許せない。こんなんじゃフー姉に合わせる顔がないよ。と私が涙を流すと、
「ジヒヒヒヒ❗️泣いてんのかクソチビ❓ギャハハハハテメェもこれでお終いだな❗️あんがい呆気なかったぜ?閻魔大王様ならもうちっと歯応えがあるとおもってたんだけどな❗️」と言い私の頭を踏んできた。このままじゃ頭は踏み潰されてしまう。私の意識が薄れかけた時、私は大切な思い出が溢れてきた。そうそれは、20年前のあの日の事だ。
「マーオ❗️………になったみたいだね❗️おめでと❗️」そう言いフー姉は私のほっぺにチュウしてくれた。
私がこの世で最も尊敬して大好きな神から貰った言葉だ。嬉しかった。フー姉が褒めてくれた事が。嬉しかったフー姉がチュウしてくれた事が。なんでフー姉は私をあんなに褒めてくれたんだ?…………あそっか私は、私は❗️
「私は18代目閻魔大王マオだ❗️」そう言い、帝王ゲモンを振り払い、私は骨が折れ、血まみれの体を無理矢理立ち上がらせた。
私が起き上がった事に驚きを隠せないようだが、「どうせ死にかけの小娘だ。俺が殺す。」と、ユーデリア・ダイアが襲い掛かって来たが、
私は襲い掛かってくる、ユーデリア・ダイアを殴り飛ばし、「二代目閻魔の座が欲しく、初代閻魔大王を裏切り、幽閉された半端者ごときが私に近づかないでくれますか?」と言い、黙っているユーデリア・ダイアに続けて、「閻魔大王になれなかったゴミが私に勝てる訳ないでしょ?私は18代目閻魔大王マオだ❗️お前みたいな半端者とは格が違うんだよ❗️これが閻魔大王の力だ❗️くたばれゴミクズがそうして再び地獄に戻れ❗️地獄落とし(物理)」そして、私はユーデリア・ダイアの脳天に強烈な踵落としをした。すると地面が割れその中にユーデリア・ダイアを落ちていった。
……運が良ければ地獄に着くだろう。まぁ1%未満だけど。さてこれで私に掛けられた封印は解ける筈。うん。力が戻っている。これで地獄巡りは使えるな。地獄落としと閻魔裁判は使えないが、あれはこういう戦いではほとんど使わないし必要ないな。て事で、
「さてと。地獄から脱獄してきた愚か者達には地獄が良かったと思えるほどの罰を与えなくねはなりませんね。「地獄巡り……いや地獄旅行❗️」私は愚か者9人に奥義を繰り出すのだった。
地獄旅行は地獄巡りで与える裁きがを順番に永久的に与えるという私の奥義だ。これは私にしか使えない筈だ。まぁこれで愚か者達はもういいだろう。後は、
「後は貴方だけですよ?帝王ゲモン?」と帝王ゲモンを近づかないで睨むと、「ジヒヒヒヒ❗️そんなボロボロな状態で俺に勝てると思ってんのか❗️俺は帝王ゲモン様だぞ❗️」と言いながら飛び込んで来たので、私は蹴り返して、
「帝王ゲモン様ねー。それがどうしたんですか?だって貴方の相手はこの、18代目閻魔大王マオですよ?勝てる訳ないでしょ?」そう言って、帝王ゲモンにも地獄旅行を食らわせておいた。
そして、「もう流石に限界。」と私はその場に倒れ込むのだった。