日常は訪れず
そうして男をアステマル王国に置いてきてから3日が経過した。あれからなんだかこの近辺が騒がしくなった。なんかやたら人が訪れるようになった。信者達に捕らえさせているがこうもうるさいと私の大事な睡眠時間が削られるのはたまったもんじゃない。捕らえた奴等の話を聞くと貴様らのせいで我らを魔王軍と戦争する事になったんだとかポポル様になんて事をしてくれたんだ!とか言っているそうだ。ポポルって誰?あの置いてきた男のことかな。てか思うんだけど豊穣の祭を使っただけだよ?それだけで第二軍団の基地がなくなるとかありえなくない?と思ったがまぁどうでもいいんんだけどさ。
そして私はメラの料理を食べた。すると、いきなり地震みたいなものが起きた。……私の料理が。メラが作ってくれた料理が!許せない。とりあえず私は原因を確かめる為に外に出た。すると!
外には魔族がいた。なんでこんなとこに魔族がいるんだ?あっやられた第二軍団の仕返しかな?てかあの魔族結構強くない?信者多分死ぬよ?アステマル王国からきた人達もみんな死ぬよ?仕方ないか面倒だから一撃で終わらすか!そうして私は魔族の場所まで転移した。するとそこには推定100の魔族がいた。
「誰だ!」「貴様が我が同胞を消した奴か」「アステマルの裏切り者達の首謀者だな。」なんか好き勝手言ってくれるなそう思っていると「違います!そいつが勝手にやった事です。」「そうです!だからコイツだけを始末してください!」「しかも!この女は風の女神フーカだそうです!」と騒ぐアステマル王国の人達。「なんだと!偉大なるフーカ様になんで口を聞くんだ!」「そうだそうだ!始末しろ!」と怒る信者たち。「風の女神だと?ハハこれはいい。団長こちらに来てください!」すると一人の大鬼がきた。「グハハハ!風の女神だと!その女か!確かに素晴らしいオーラを感じる!」と全員が騒いでいる。「うるさいなー。神器,暴風の槍,」そう私が呼ぶと私の手に暴風の槍が握られた。そして暴風の槍を回し「大竜巻き」すると全てを飲み込む巨大な竜巻が現れた。竜巻きは全てを飲み込みここに来た魔王軍は全てが消えた。「終わった。寝る。」そうして私は自分の部屋に転移してベットに入り眠りにつくのだった。
「流石はフーカ様だ!」「あの軍勢を一撃で消しとばすなんて!」「一生ついて行きますよ!フーカ様!」と盛り上がる私達だ。フーカ様。このメラも一生ついて行きますよ!そうしてアステマル王国の奴等を見ると「何という力なんだ。」「あの方は本当に風の女神フーカだというとか?」「どうやらポポル殿が言うことは本当のようだったんだな。」どうやらアステマル王国の奴等もフーカ様の素晴らしさを分かってくれたんだな!しかしあそこまで素晴らしい力をお持ちとはこれは一層忠義を示さなければ!しかしこのままでは今後起こる事態に対処出来ないかも知れませんね。そうだ!フーカ教6司教を全員ここに集めればいいんだ!そうと決まれば信者達に残りの5人を連れて来てもらおう!
その頃フーカは眠っていたがなんかゆっくり出来なくなりそうな気配がしたので目を覚ますのだった。