追放された神
出て行け❗️それは突然言われた言葉だった。
私は風の女神、フーカ。仕事は死んだ人間を異世界に案内するのが私の仕事だ。まぁもう何百年もしてないけどね。だって面倒くさいしー。そもそもどんな異能あげても人間じゃ魔王には勝てないし。それなのにいちいち異世界への案内とか面倒くさすぎ。私は働きたくないの。だから今、私は毎日堕落した生活をしている。人間界で作られた[ゲーム]という物をしてみたり、[マンガ]という物を読んでみたりと私は楽しい生活を送っている。食事は勝手に見習い神などがに持ってきてくれるしぐうたら出来て最高と今日まではそう思っていた。まぁ仕事をしろとうるさいけど。
今日は何故か他の神たちが私の家に来た。一体なんの様なんだ?とそう思っていると「フーカ。天界から出て行け。」突然そんな事を言われた。何故?理解不能?私は風の女神なのに何故?仕事をしないから?それだけで?風の女神である私が……いや待てよ。ただ天界から出ればいいだけなら出ても良くない。そしたらもう仕事をしろだなんて言われないし。あーでもぐうたら出来るかな。「フーカよこれは決定事項だ。貴様には神としての自覚が足りん。今すぐ天界から去れ!」うーんしょうがないなー。じゃあ出て行きますか。「分かったよ。炎の神フレイ。出て行くよ。その前に私の部屋から荷物取って来ていい?」「好きにするがいい。もう帰ってくることはないんだからな。」
そして私は自分の部屋に入りある事をする事に決めた。「そうだ。異能を私に与えよう。そうすれば私は天界から出ても楽な生活が送れる。」そう決めた私は自分に与える異能を決める事にした。まずは、ステータスオールMAX、 絶対回避、攻撃必中、攻撃無限、不老不死、自動回復、無限生産、魅了、時間操作、絶対解除、全反射、未来予知、超解析、創造、完全再現、完全耐性、侵入、魔導王、武道王。こんなもんで良いかな?あとは、そうだ最強道具も作ろう!そうだなーまずは、無限の袋、転移の指輪、完全回復薬、うちでの小槌、まぁこんなもんでいいか。あとは私の私物である、神風の法衣と暴風の槍と嵐のティアラとゲーム、漫画を持っていき私は部屋を出た。そしてフレイが「準備は終わったかフーカよ。では貴様から神の力を回収する。そして私はフレイから手を握られ神の力を回収された。「それじゃあなフーカ。」そして私は下界に落ちていった。
下界に落ちた私が初めに思った事は神の力が10%しか回収されてない。なんでだ。そこで私は思い出した。「私天界最強の神だった。」そう私は堕落しすぎて忘れていたが最強の神フーカだった。恐らくフレイもその事は何百年も前の事だから忘れていたのだろう。本人が忘れるぐらいだからな。まぁもうそんな事はどうでもいいか。これで私は自由だ。だが問題があった。私が落とされた地は最悪の土地だった。草が一本も生えていない最悪の場所だ。こんな場所じゃ私はぐうたら出来ない。しょうがないこの地を実り溢れる地に変えるか!
えーと、異能スキル、魔導王、発動。この異能はこの世界に存在する魔法を全てタイムラグなしで使うことが出来る。なんかいい魔法ないかな。よしこれにしよう。「えーと。神聖魔法、豊穣の祭り。」すると草木が何もない土地が一面花で溢れていった。「うんうん。いい感じよしここに家を作ろう。異能スキル、創造。」この異能は頭の中で思い描いたものを具現化する事ができる。よーし!私の理想の家を作ろう。そうだ城を作ろう。前にマンガを読んでいる時に見つけた城をここに作ろう。確か日本の歴史?とかそんなタイトルだった気がする。内容はよくわからなかったが途中で出てきた城がカッコよかったのだ。確か城の名前はオオタカ城だったかな?うーん。なんか違う気がするな。でもまあいいか。よし創造発動!そしてあっという間にオオタカ城?が出来上がった。「よし!完成したぞ。流石にオオタカ城という名前ではダメだからフーカ城と名付けよう!」それにしても私やっぱりネーミングセンスがないなー。そして私は自分で作ったフーカ城に入った。まだ家具はないがこれから作っていけばいいか!そう考えた私はとりあえずフカフカのベットを作り眠りにつくのだった。