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人はタイトルが変だとブレる



 ある日妹がオススメだからやってみてとゲームを渡してきた、最初はする気がなかった、興味がないしどうでもよかったから、だけど数日後ふとゲームの絵が目に入り手に取る、恋愛RPGシュミレーションゲーム俗に言うRPG要素のある乙女ゲーム。

 ゲーム内容は釣り、大工、冒険者、錬金術師、魔法使い、魔道士、勇者、悪魔、国づくり、PCやプレイヤーとの恋愛、結婚、農業その他諸々色々な職業や育成、制作、種族、多種多様なありとあらゆる要素があり乙女ゲームバージョンとRPGバージョン好きな方を選べる、それはそれは数多くの機能がある。


 少し面白そうだと興味が出た私はゲームを起動し手始めにRPGバージョンからやり始めることにした。意外と楽しくほぼ丸一日私はゲームをやり続け結果2ヶ月でプレイヤーレベルカンスト、魔法レベルカンスト、錬金術レベルカンスト、レベルと言うレベル全てカンスト何故かゲーム内にある全スキル取得、全属性あり、ゲーム内にある能力として表示されるもの全て使えるありえないことが起こった。


 さすがにゲームをしたことがない私でもこのステータスが異常でおかしい事に直ぐに気がついたが、楽観的過ぎた私はまぁいいかともう1つの乙女ゲームバージョンのプレイを始め途中RPGもやりながら進めていく。

 RPGの方が《さぁ、仕事と愛を育み楽しくワイワイしちゃいましょう》⋯⋯⋯何だこの題名まぁいい。

そして乙女ゲームが《愛の育成、愛が光を強くする》どっちも変な名前だよ、てかわざわざ2つに名前を付ける必要あったのかな。


 で、ゲームそのものの名前は《貴方が世界を制する。愛を手に邪魔するものは全て(物理的に)叩きのめせ!》⋯⋯⋯いや、意味わかんない物理的にって……物理的って何故なんだ?なぜに物理的になんだ?精神的とかじゃダメだったのか?てか、なにげに物騒な名前のゲームだな!

 まぁ名前にしては面白かった、どちらのバージョンも面白かった心は戻ることも無く立ち直ることも出来なかったけど少しずつ現実を受けいれ外に出れるようになり高校へ通い始めることが出来た。

 けどトラウマなのか人と深く関わるのが怖くあまり仲良くなれずにいた。家族はそれでも少しずつ外に出るようになったことに喜んでくれた。


 そして高校2年の秋あれ?なんで⋯⋯死んだんだっけ




────────────



 えーと、⋯⋯⋯⋯あぁ、そうだ、たしか何かの事情があって修学旅行が秋に変更になって、船に学年全員と先生とで乗ってたんだ、それで自由時間に1人で海を見ていたら突然突き落とされたはず

 そう言えば死んだあと誰かと話したような?


゛コンコン゛

ん?誰か来た?

 「失礼します」

゛ガチャ

メイド?が扉を開けて入ってきたが目が会った瞬間目を見開き手に持っていた布を落として固まってしまった、どうしたんだろ?そう言えば鏡に映ってた自分の姿どこかで見たことが⋯

 「お嬢様!!」゛ビクッっ゛

びっくりしたなんで急に叫ぶの?あれ?なんか泣いてない?

 「あぁ、お嬢様お目覚めになったのですね!すぐに!すぐに旦那様を読んで参ります!!」

「え?あのちょ」

⋯⋯出てっちゃったよ話聞いてよ、そういやお嬢様って呼ばれてたな、えーと、思い出した!今の私の名前はセシリア・スノーライト⋯⋯あ、この名前あの容姿乙女ゲーム《愛の育成、愛が光を強くする》の悪役令嬢だ。



 数分して足跡が近づいてきて扉が勢いよく開け放たれた

  「リアー!!」

「お父様」

そう勢いよく入ってきたのはセシリアの父親ベルナルド・スノーライト、入ってくるなり抱きしめられた。

  「リアー!、良かった目が覚めたんだね!」

「えぇ、おはようございますお父様」

 「「リア!!」」

「お兄様」

次に入ってきたのはお兄様たち1番上の兄がフェリクス・スノーライト、2番目の兄がウルファルト・スノーライトこの2人も入ってくるなりお父様を押し退け抱きしめてくる


 「良かった、リア目が覚めたんだね」

 「なかなか目覚めないからすごく心配した」

「申し訳ございませんお兄様」

 「ううん、目が覚めただけで良かったよ」

お兄様とお父様は凄く喜んでくれてます

 「本当に、良かったです心配で夜も眠れませんでしたわ」

⋯⋯⋯お母様何時入って来たんですか、お母様はよく音も気配となく近くに来るのでたまに怖いです。

「わたくしどうして眠ってたのでじょうか?」

  「覚えてないのかい?」

「えぇ、何をしていたかも覚えてませんの」

 「そうなの、無理に思い出す必要もありませんわ、目が覚めたばかりで申し訳ないのだけど、まぁほっといてもいいですし、むしろそんな事しなくてもいいのですけど、一週間後王城に行きましょうね」

「王城?どうしてですの?」

  「あの忌々しいクソ国王が私の可愛可愛リアを王太子の婚約者にしやがった、それで一週間後に顔合わせがあるんだ」

「⋯そうなのですか」


 お父様…国王様をクソ国王と言うのはどうかと、なんでみんなして頷いてるのお兄様たちは小声でゴミだの死ねばいいだのムカつくだの聞こえてるよ、⋯⋯言い方わけるのめんどいな、心の中もお嬢様言葉でいいや。

  「起きたばっかりでごめんね、お兄様もついて行くから安心してね」

「分かりましたわ、リクお兄様」

  「いいか、リア、リアは可愛いんだあの王子には心を許すな、あの王子には気をつけろ分かったか?」

「わ、分かりましたわ、ウル兄様」

  「兄さんリアを頼んだぞ」

「もちろんだ」

2人は何に対して心配してるのでしょうか、それにしても婚約者⋯⋯⋯まぁなるようになれですね。

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