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頭の整理をしてみましょう



  ごぽ、ゴポゴポ     ゴポ゛


 ここは⋯目が覚めたら水の中、⋯⋯あれなんで水の中にいるんだろ゛ゴポポ゛⋯苦しくはない、かと言って楽な訳でもない私はこのまま死ぬのだろうか、それとも既に死んでるのか?まぁいいか、どうでもいい⋯⋯何もかも⋯⋯どうでも



────────────



  「ん、ここは?」

 眼を開けたら知らない部屋⋯⋯おかしいな、さっきまでどこか水の中にいたのに。

とりあえず起きて周りを見渡してみる。

 なんか、広いそしてシンプルな部屋なのにすごく豪華だと分かる。私何でここにいるんだろ?あと身体に何故か違和感がある、ベッドから下り鏡の前まで行ってみる。

 ん?何か知らない子がいる青と銀の混じった神秘的な髪に水色の瞳、顔はシュッとして細く鼻もシュッとして綺麗に整ってる、眼は少し釣り上がった猫目て唇は小さく何もつけてないのにプルプルで綺麗な色をした少女、年は4歳から6歳位だと思う。


 まつ毛長いなぁ、右手を上げれば鏡に映る子も手を上げる。これ私だな⋯⋯1度ベッドに戻りよくよく思い出してみる。




_______________________






 私の名前は星美(ほしみ) 聖蘭(せいら)現在高校2年の秋、私は感情が分からない多分既に壊れてしまってるのだと思う、もともと感情が分からなかった訳じゃない分からなくなったのは高校に入る少し前。

 それまで私には幼馴染がいた名前は流星堂(りゅうせいどう) 聖龍(せいりゅう)私は彼に5歳の時から恋をしていた、彼はすごくカッコ良くとある大企業の御曹司で常に女子が彼を取り囲んでいただけどどの女の子にも見向きもしなかったむしろ彼は女嫌いで近寄られるのすら嫌う。


 私が傍に居られるのは幼馴染だからそう思って諦めようとしてきただけど彼のちょっとした仕草や気づかいで更に好きになってしまう、私が高校に入学すれば彼は大学生になるそうしたらもう関わりがなくなると思う、だから志望校に合格すれば告白しようと思い見事合格した。

  合格発表の日私達は互いにどうだったか報告するため彼の家に集まることになった。そこで私は彼に告白をした、彼は破顔して物凄く幸せそうに笑い「俺も好きだ、愛してる」と言ってくれた。

 そして抱きしめられ何時間もずっとキスされたしかも濃厚な方を、何時間もキスをしていた理由は抱きしめられてそのまま押し倒されそうになったから。


  押し倒した理由が「今すぐ俺の子を孕んでそしたら俺から逃げられない、離れる事が出来なくなるでしょ(他のクソガキ共に奪われたり目移りする可能性があるからな今のうちから俺に縛り付けて、目移りしたり逃げられないよう依存と執着させて俺だけを見るように調教しておかなないとな)」

  さすがにまだ結婚出来る年齢じゃないから孕まされたら困ると何とか説得して交換条件として気がすむまでキスをせがまれた、それから毎日会う度に彼の気が済むまでずっとキスして終わっても抱きつかれ続けるという現象が起こった。


 そんな幸せが続くと思っていた矢先彼が死んだと連絡がはいった。信じられなかっただってその前日には私の誕生日に婚姻届出して結婚式挙げようってプロポーズされたばっかりだったから、つい数時間前まで彼の温もりに包まれていたのに

  私は彼の亡骸を見ても彼が死んだと信じられなかった信じたくなかった、彼を殺した人は直ぐに捕まった殺した理由は完全な逆恨みだった、付き合ってた彼女が彼を好きになり「私達愛し合ってるのもう時期プロポーズもしてくれるのだから別れて」って言ったそうだ。



 私は彼を殺した奴にすぐに会いに行ったそいつは自分の彼女を寝とった彼が悪いと言って笑ってた、私はそいつを思いっきり殴り飛ばしがそいつに何故殴られたか分からないという顔をされその後も殴ろうとしたが警察に押されられた私は泣きながら叫んだ。


 「ふざけるな!!寝とった彼が悪いだと!!彼はお前の女なんかに手なんか出してなんかいない!むしろ彼はお前の女にうんざりしてずっとめいわくしてたんだよ!!」

「はっ、イケメン様はうんざりするほど女を取っかえ引っ変えしてんのかよ」

 「何勘違いしたこといってんのよ!!」

「は?」

 「ずっとお前の女が彼のストーカーしてたんだろうが!!警察に通報してお前の女は彼にたいして接近禁止命令出されてんだよ!!」

「ストー⋯⋯カー?」

 「お前の女と彼はプロポーズどころかあいしあってすらないんだよ!!」

「どういう⋯⋯お前あの男のなんなんだよ!」

 「彼女だよ!私と彼は付き合ってた!!私の誕生日に婚姻届出して結婚式挙げようって!それなのに!お前の勝手な逆恨みで!!彼がしんだんだ!」


 警察は私の状態がまずいと感じたのか泣き叫ぶ私を落ち着かせるため別の部屋へ連れて行き私は落ち着くとそのまま家へ帰った。

 私は彼が死んだ事で心が壊れてしまったのだと思う彼が死んでから何も感じず、家に半年ぐらい引きこもり家族以外とはあまり関わろうとせずにいた。家族は私の心が壊れてしまったのに気づきそれでも私を立ち直らそうとしていた。

 彼が死んでから2ヶ月たった頃2歳下の妹がとあるゲームを持ってきた。

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