私と憂鬱タイム
初投稿です。
せっかく登録したんだから、なんか小説投稿しよう。
って思ったのが発端です。
暇つぶし以下の程度でお読みくださいませ。
私が語るのは、ホントにどうでもいい話。
あ、あなたにとってはね? 多分。
語るキッカケも、ひょんな出来事から。
私が住んでいる所は、田舎だ。
本島から隔離した、“海”という壁ができてる島。
高校生の私。
取得したての原付免許を持って、バイクに乗る。
渋滞もない、歩行者も少ない国道。
夕日が西側に寄りかかって、丁度涼しくなった時刻に、その子はいた。
雛鳥の死体。
___ よくある事。
無視すること、できた。
「……チッ」
左クラッカーを点灯、ブレーキを数回に分けてスピードを緩め、左折して歩道へ。エンジンを切って隅に駐車。
私は中身を出した買い物袋手に、現場に戻った。
小さい雛鳥は仰向けで倒れていた。内蔵を出して。
買い物袋を裏にひっくり返して手を突っ込み、手袋の出来上がり。
右を見て左を見て、もう一度右を見て___ さっさと回収ー……したいけど……ちょ、内蔵、アスファルトから離れない! 確かに真昼の熱がまだ残っててあったかいけれども!横たわりたい気持ち分かるけれども 流石に離れようね?!
___ なんて、茶番を脳内で行いつつ、グロ映像を更に悪化させないよう四苦八苦して そっと拾う。
え? アスファルトに横たわりたいと思わない? ……マジで?
あ、避けてくださりありがとうございます、運転手さん。
羽、思ったよりも小さい肉体、内蔵の感触をビニール越しに感じつつ、掴んだまま袋をひっくり返して、死体入りの袋の出来上がり。
それを右手に添えて抱えた。
首、折れないでね?
あんな死に方をしてたのに、血は1円玉にも満たない面積しかアスファルトに残っていなかった。
人間と同じ、どす黒い血の色。雨水でカンタンに流せちゃう、水性の液体。
数百メートル先に学校がある。私が通っている学校。
片手運転(ごめんなさい)をして、堂々と正門に入る。そのままバイクで。
しょうがないじゃない、何故か校門前は坂道になってんだよ。
テスト期間中で、部活動生は居ない。先生は、裏玄関の出入りだから用がなければ来ない。
つまり、校舎前にバイクの駐車おっけー。
埋めるとこに近いんだもの、しょうがないでしょ?
小鳥さんが死んでたんですっ!はやく弔わなきゃ、可哀想じゃないですか!
え? 指定場所に停めろ?
酷い! 先生は人道的って言葉知ってますか!?
___ よし、もしもの言い訳はコレだ。あ、ごめん言い直すわ。
___ 君に決めた!
…… ゴメンね、雛ちゃん。
校門 すぐ入って左横には庭木がある。
手入れがあまりなされない、草もっさりの壇。よっぽどの用さえなれば、裏は踏まれることは無い。だって下には体育館があって、その段差でちょっとしたプチ崖ができているからだ。
見たところコンクリートで固めたっぽいけれど、いかんせんそこら辺の土は水に流れやすく脆い。こんなもん素人の私でも見て分かるのに、どうやら地盤改良もせずに流したらしい。
いつの話だろうなぁ?
何年前かは知らんが、今じゃ 土が剥き出てるよ。コンクリ割れててあぶねぇんだよ。
庭仕事してたオジちゃん、やりづらそうにしてたよ!ハシゴ使って地道に頑張ってたよ!
オジちゃん気にして、芝生で何とかしようとしてたよ!
ゴツい石とかあるし、粘った土だから なかなか馴染めずに根っこが捲れてるけどね!
あら、もう枯れちゃってる!
___ ま、そんなこんなで、スコップを物置から拝借して掘り始める。
流石 粘った土、かったい!
掘る、掘る、掘る。
背後から雛の鳴き声。
元気だなぁ、すぐ横の雛ちゃんは静かだよ。
木の根っこ。スコップでちぎった。
痛いだろうけど我慢してね? これから雛ちゃんのおなーりだよ。
爪の中は土まみれ。
気にしない。
頬に枝が引っかかって擦り傷。
気にしない。
袋が風で飛びそうになった。
素早く手で止める。
そういや来週は台風が来るんだっけ。
ビニール越しに雛ちゃんをわしづかみ。裏返して手袋完成、できた横長の穴にそっとおいた。
うむ、なかなか横たわらない。もすこし大きめに掘れば良かったかな?
雛ちゃんは瞼が開いていた。
ごめんね、わたし 小心者だから閉ざせないや。
そのまま土をかぶせた。花でも添えたら良かったかなぁ___ 周りにねぇわ、まぁいっか。……ゴメンね?
そのへんの石を置いてミニお墓の出来上がり。
たまーに墓参りするからね。たまーにだからね。
合掌して暫く黙祷。
私は思考した。
___……少なくとも。
少なくとも、この子はあんな死に方をしてはいけなかった。
あの道路の横には花壇があった。赤ちゃんのための餌を探してた? 今はそんな時期だ。
雛鳥は臆病。音に反応して飛び立とうとした時に撥ねられた?
少なくともトラックとか大型車じゃない。その時はもっと酷い。普通車なら気付くんじゃないか? ちゃんとルールを守ってるならね。あのまま放置なんてしなくて良かったはずだ。
おい、誰だよ轢き逃げやった奴。
人様なら罪に問われるからな? 良かったね鳥で! 動物の生命が法律では軽率されてて良かったね!
あはは ははは!___はぁ。
土まみれのスコップを洗い、なおしたらさっさと帰った。
それからは。
体育の授業とかで体育館に赴くときに、私は墓参りに行くことにした。
※
あなたは、死にたいと思っていますか。また、それに似た考えを常にお持ちですか。
大事な大事な就職試験。昨日のことだ。
その適性検査で質問された。
……えぇ?
最後の最後でなんじゃらほいだよ。
イェスかノーか答えるしかなかった。
一拍おいて、私はノーを芯で塗りつぶした。
引っかかった。
あれで良かったか分からない。つかイェスって答える方が無理だ。
いやでもね? 自殺者が後を絶たないこの国にそんな質問はよしこさんだよ。ほんとに。
考えないわけないじゃないか。
うつ病かどうかを知りたいのかね?
だったらノーだよ。まったくもって冗談じゃない。あんな質問されるなんて心外にもほどがある。
病院で金かけて検査したんだから疑いようがないよ。
ん?それなしで?
イェスかノーの選択肢しかなければ、『どちらでもない』って答えるね。
死のうとしたことはあるけれど、死にたいとは思っていないよ。
でも、もうあんな痛い思いはもうしないさ。
臆病者だからね。
リストカット?絞首?睡眠薬をいっぱい飲む?高いとこから___は……残念、ジャンプする度胸はなかったや。というかそれ相応の建物がなかった。唯一できそうなところが病院って皮肉なものだよね。でも即死できそうな高さじゃない。この島、渡り橋もないんだ。
そういや。
飛び降りたら地面にあたって破裂する前に、頭がイカれて死ぬとか言われてるらしい。けど、タワーくらいの高さじゃないと気を失うことなんてないと思う。それを除いたとしても、多分。きっと、私は最期まで目が冴えてるんじゃねえかと、経験則で自負している。
臆病者だから。それ故に。
崖はある。即死出来たとしても、気を失うことができない。
こんな予想をしちゃうのだ。
痛いのは嫌だ。
散々試したし様々な怪我を負ったんだ、これ以上痛覚を刺激するようなことをしようとは思えなかった。
怖いのも嫌だ。
そんなもん、すぐ捻り潰すに限る。そうしちゃう。
臆病だからね。用心深いんだ。
だから。
きっと、どんな所に飛び落ちても四肢を犠牲にしてでも、私は咄嗟に落下速度を落とそうとするだろう。衝撃を抑えようとするだろう。
どんな水面に向かって溺れようとしても、結局浮かんで、もしくは泳いで陸にしぶとく戻ろうとするだろう。
私の身体は優先事項が“怖い”からなんだ、反射的に対処して死ねないか足掻いて死ぬか、のどちらかの可能性が私にとっては高いのだ。
地味に頑丈で運動神経が良い方だからね、私の体。自慢じゃないよ。
だから最後の苦痛をと、勇気を振り絞れない。
リスクが高過ぎると臆病者は判断して、何一つ、力が出ないのだ。
つまるところ、そこまでして私は自殺を成功させたかった訳じゃなかったわけ。
そこまでやって、私は自分を思ってやることなんてできない。
だから思う。
自殺ができた人は凄いなと。
この国は自殺者や遺族に優しくないというのに、それでもやってのけたのだ。
家族、友人、その他を犠牲にしてでも、解放を求めて自分のために死ぬのだ。自分を奮い立たせて、あとは誰かさんに任せて。
素晴らしい勇気だと思うよホントに。
さながら私は失敗に終わった敗北者である。
相手誰かって? ……理性にだよ。
私の家族は極めて普通であった。
厳しいルールもしがらみもなく、自由があり、愛情があった。
虐待なんてなく、悪いことなら叱り、口喧嘩をし、行方不明になったら探してくれる、本当に素晴らしい家族であった。
だから呪った。
醜い人柄であれば、私は喜んで赤信号をわたることが出来たんじゃないかと。
だから嫌った。
甘やかされ、良い子になろうと育った自分を。
私がいなくなれば、家庭の負担は軽減される。あの人たちは悲しみはするけど前を向くような人間だ。内心軽くなったと後々感じることもやぶさかではなかろうか。
だから後を追ってくるとか、家族が恒久的に破綻するとか、毎日私の事について思い悩むとか、そんな心配はしない。寧ろ躍起になって働きかけるのが私の家族だ。そんな柔じゃない。
けれども。
迷惑料金を払わなければならなくなる。墓をつくり、葬式をし、慣れない対応をしなくちゃいけなくなる。
祖父母や近所に『育て方が悪かったのだ』とかをいわれかねない。
勘違いはいけない。
その面で家族の評価が下がるのは、疑われるのはいただけない。
いいかい?
私の家族は正常だ。いい人たちだ。
私が可笑しいんだよ。
請け負うことはあっても、あの人たちに責任がある訳じゃない。
履き違えちゃダメだよ。
こんな幸福な家庭であったのに関わらず、退屈だと不貞腐れた私がどうかしているんだ。
家族は軽くなり、私は楽になる。
何度もいうが、私を思ってくれるのはいい。それで拍車がかかるなら私は喜んで見守ろう。
けれどあんな迷惑を掛けてしまえばバランスが悪くなる。
噂は噂を呼ぶ。島を舐めちゃいけない。即効で住みにくい地域となるだろう。
島育ちで田舎暮らしでありながら方言をしゃべれない、つか覚えれねぇ。ありふれた現代知識しか脳に入っていない世間知らずの私がいうのだ。客観的に見て間違いない。
すると余計な回りくどい気遣いによる余計な費用が掛かる。家族崩壊規模の拡大の可能性が上がる。
どんなに素晴らしい私の家族だって、卑屈になる。背景で、私に関することを嫌でも考えなくちゃいけなくなる。
それはやだ。
たまに思い出すような、そんな上っ面な存在でいたい。
それじゃ困る。
そこまでして、死にたいとは思えない。
損益勘定で当てはめても、どっちも損をすることになる。
ウィンウィンじゃないとすれば、はてこれは何という外来語で関係を言い表せば良いのだろうね。私の知識じゃ回答できないや。
まぁいい。
これじゃあ足りない。
と、いうわけで、私はふとキッカケを適当につくり、追い詰めてみたことがある。
受験生という都合の良い立場を使って。
中坊の頃の話だ。
勉強も授業も先生も教室も嫌いだし、別いっかな、的な感じで。
それなりに努力すれば良い成績を修めることが出来たであろう脳ミソを、私はなんの手もつけずに舐めまわしていた。
自主的に挙手した役割を放置したりもした。
遅刻を平気でし、ずる休みを親にばれぬようにしたこともある。
寝ず食わずを家族の前ではやってみたりと、見栄をはったりもした。
そして極々普通のご家庭では支払えない、学費の高い高等学校を希望したりもした。
それでも家族は会議に至るほどに私を危険視するような扱いをしなかった。
私の行動について、いじめにあったんじゃとか、そういう心配をしてくれた。
ほんと、素晴らしい家族である。
そんなこんなで前記のような自殺をはかってみた。
苦しんだだけで虚しくなった。
ちょっとした家族の絆が深まり、登校が徒歩じゃなく送りの車が出てくれるっていうちょっとした得と、進路が自由にあっさり決めれたことと、遠慮がちな目で見てくれるってだけで、私としては劇的な変化なんぞなかった。
寧ろこの考えが開き直って危うくなっただけである。
あー私、やっぱ変なんだわと再確認しただけである。
どうでもいいときに憂鬱になるのは昔からだ。
その解決法が自殺から、ストレス発散で場凌ぎへと切り替わったくらい。
隠れてこそこそ自殺未遂を繰り返すのは飽きたし意味もないので、歌を唄い、音楽を聴き、読書に嗜むとか、気分によって違うが、それを多大に、大袈裟に行う。
自殺すれば楽になると思っていたが馬鹿だった。後戻りできなくて苦労した。ちょっとした好奇心でキッカケを作るんじゃなかった。
もっとも、最初は意図的にやったとは考えもしなかったが。何であんなことしたのか、その時の気持ちを忘れちまったもんだから、この思想にたどり着くのに時間がかかった。
保険にはいってないし、金がないし、遺書もない。ホントに当時の私は浅はかで愚かな行動をやったと認めざる得ない。
どっかの天才様の真似事をした、くだらないままごとだった。
面白い経験になったが、実質どうでもいいことをした。
当時の私は、何の価値があると思っていたのか。お喋りの話題にも役立てねぇじゃねえか、馬鹿者。
どうせ死ぬのに、無駄なことをした。
それなら保険とかについて調べたりすりゃ良かったんだ。
はあ。
ああ、ごめんなさい。ドン引きだよねー……。
途中からどうでもいい話に入っちゃってごめんなさい。
雑談で余談のそれ以下としかいえない内容だよねー。
さっきから誰に向かっていってんだろ。
つまり何を言いたいのか。
楽になりたくて死のうとしました。
面倒だったので、死のうとしました。
好奇心で死のうとさせました。
死にたくて、死のうとしたことなんてありません。
借金したから?払ってから死んでやる。
保険にはいって、それなりに迷惑料金を貯めてから家族に利益がつくように死ぬ計画でもたてます。
誰かに死んでくれと刃物を突きつけられたら、喜んで殺されましょう。反抗しちゃいますが。
誰かに犠牲になってくれといわれたら、了承します。
それなりの理由が、誰かが得になるようなら利害一致で死にます。
家族のこととかはその人に負わせますが。
臆病者ですので、条件厳しいですよ。
因みに第一条件、できるだけ苦痛のない死に方ですから。
理由がなければ、結局自己満足になりますので死ねません。
私の身体が、許さないんです。
私にとってそれは褒美になっちゃうんです。
発想の違いです。価値観が違います。人間ですので当たり前ですが。
だから、そう。
あのシートに、その質問者に、バカに答えるほど、私は死にたいとはいわない。
それなら虚勢をはって生きましょう。ろくな人生になりませんがね。
騙してなんかないからね?質問の仕方が悪かったんだからね。
だからどうか、殺人鬼でも事故でもなんでもいいですよ。この臆病者を、殺してやってくださいな。それなりに反抗しちゃいますが。
というか、影薄いとよく言われてるので気付いてくれるかな?……気付いてね!
そんなことを切に願いながら、正当化する私です。
※
……何の話ししたかったんだっけ?
あぁそうそう、私がどれだけ憂鬱かというのを語っていたのか。
一方的に。
はてさて、何でこんな話題なのかと言いますと。
雛鳥が、死んでました。
道路に。
雛鳥の赤ちゃんが死んでました。
雨の日。巣の下で。
渡り鳥が死んでました。
道路に。台風が過ぎたあとです。
学校に住み着いていた子猫が死にました。
木の下に。昨夜は雨でした。
鼬が死んでました。
大型トラックに潰されて。
蛆虫が死んでました。
放置された鍋に。腐った味噌汁に浮かんで。
どうして。
なんで。
埋葬しないのでしょう?
そんな余裕が、こんな田舎でもないのでしょうか。
蠅を殺しました。
叩いて。バイト先で。食卓ですから。
まぁ害のあった虫ならいいでしょう。
人様のために死んでもらいました。ゴミ箱に放りました。
貴様は敵だ。察せずに不可侵領域に入ったのが悪い。
自分の運のなさを憎みなさい。またいつでも、私に挑んでこい。
私は。
動物を殺したことがあります。
犬に、猫の赤ちゃんに、人間の牛乳を飲ませたからです。
飲ませた皆はゲロを吐いてました。
ただ腹の調子が悪いのだろうと、調べようとも思ってませんでした。
白と黒。耳が垂れてて衰弱していた、どちらかと言えば小型のわんちゃん。
自宅の前でゲロを吐き、人様にすがるような、それか警戒しているような、虚ろな目をしてました。
兄と近所の子供たちも居ました。
「ママ駄目っていうから」
たしかそんな理由でほっぽかして、家に帰っていきました。
後から兄に、わんちゃんが死んだと聞かされました。
祖母の家の前ある、空き家の庭に埋めたそうです。
白に茶色が申し訳なさそうに混じったふわふわの毛。手のひらサイズの猫の赤ちゃん。
クラスメイトに無理やり渡されました。
さすがに懲りた私は、「私がやると死ぬよ」と言いました。
それでもいいと、その子は言いました。
仕方なく、私は預かりました。
綿棒に温めた牛乳を染み込ませて舐めさせました。
摂取できていたかは分かりません。
夜更かししながら、赤子を見守りました。
いつのまにか寝て、起きたら死んでました。
庭に埋めました。
その時初めて私は、犬と猫の図鑑を手に、調べました。
人様の牛乳があの子達にとって毒だと、初めて知りました。
心が空っぽになりました。
愕然ってこう言うことを言うのかな?
はてさて。
そんなお話があと少なくとも5件以上はあります。
ん?なんで動物病院に連れていかないか?
理由は単純、ねぇんだよ。そんな所。島ではな。
それで将来の夢が決まって獣医とかいう流れが王道ですが、私は違います。
というかそこまでの頭脳とか記憶力とかお金とか諸々無理っす。
それに。
殺してるんだからその分救おうなんて思えません。
そんなの身勝手な罪滅ぼし、自己満足。対象となったあの子達は嫌そうな顔をしそうです。獣医ってそんな簡単じゃないと愚考してます。
殺してるんだったらこれ以上救おうとしない。
恨んでもらったほうが、あちらも分かりやすくて良い。
それでも償いたいならお金を貯めて、寄付する。
直接的な関わりはしない。
こういうのは得意な人、適任した人にお願いするに限る。
そんな、ルールを胸に刻みました。
それからでしょう、生きるのが酷だと感じるようになったのは。
生死をさ迷う考えを持ちはじめたのは。
小学2年生くらいですかね?
かれこれ10年の付き合いになりますなぁ。
ナマケモノになると決心したのは
憂鬱な人生にすがるようになったのは。
これはいつからだっけ?
ああ、そう。うつ病かと思い込んで医師に訪ねたときでしたかな。
「なんで死のうと思ったのでしょうかね?」っていわれました。
はい、もういいや。
「さぁ、何ででしょう?」って言ってやりましたよ。
もういいや。ホントに。こいつヤブ医者ってやつ?
自殺しようとしてる人に、いっさいの配慮なく、本格的に精神状況を知るために最初に発した質問これっすよ。……皆にそんなこと最初に訊くの?
ああ、医師でしたね。忙しい身でしたね。
だから何故、この人はこの考えを持つのかなんて、私の気持ちなんざ考えるわけねぇよな。症状だけ知ろうとしてるもんな。
ああぁーーーー、なんで人様に頼ろうとしてたんだよ畜生。
この人は立派に生きてる人だわ。死のうなんて考えたこともないんだろう。考える必要もないんだなぁ。
良いなぁ、立派だなぁ。だから同情なんてできねぇんだろうなぁ。
分かりたくもねぇんだろうなぁ。
はい、終了。健康体です。
私の脳が悪いんじゃなくて、私が悪い。自身が悪い。
体のせいにしてんじゃねえよ、甘えん坊。
いやー、どんなに自分を変えようとしても変えれるわけねぇよなー。
あー、はずかし。
これからも末永くよろしくね、私。
おもしろおかしく滑稽に、苦しんで生きてね、私。
そんなことを幾度となく思いながら、私はまたスコップを拝借して土を掘る。
次はカブトムシだよ。
道路の真ん中に潰れてた。蟻も蠅も来てないみたいなので、埋めることにしました。
ほんと、どうでもいい話。
ここまで読んでくださり
本当に恐悦至極ですm(_ _)m
如何でしたでしょうか?
本人には言えませんが、何を言いたいのかさっぱりの内容じゃないでしょうか。
本人照れてるけど此方は恥ずかしいですよ。
声掛けるんじゃなかった……何で電子機器持ってないの?あの子。