小林、鈴木の災難2
この物語は
今時、珍しい個人経営のコンビニ店員達の物語である。
特に盛り上がりは・・・無い!!(ビシッ!!)
鈴木「・・・時に小林よ」
小林「ん?」
鈴木「お~○お茶はいったい何を呼んでるのだろうか」
小林「そんなん俺が知るかよ」
鈴木「ふむ」
鈴木「ではブシ○ードは武士道ということでいいんだな」
小林「なんのこっちゃ」
「ピロリロ♪ピロリロ♪」
小林鈴木「いらっしゃっせ~」
外人「マリボロ↑」
小林「こちらのタバコですか?」
外人「イエース」
小林「440円です」
見るからにB系「センキュー♪」
「ピロリロ♪ピロリロ♪」
小林鈴木「あざっした~」
鈴木「ふむ・・・いかにもって感じだったな」
小林「めっちゃ光モンつけてたな」
鈴木「車からものすごいボリュームのヒップホップが聞こえるな」
小林「俺はあんまし好きじゃないな」
鈴木「ほう?」
小林「ヘビメタとかのがいいな、うん」
鈴木「・・・・・・・ぷっ」
小林「おい」
鈴木「すまなんだ、予想通り過ぎて堪えられんかった」
小林「ひでぇ」
。。。。4時間後
鈴木「・・・時に小林よ」
小林「あん?」
鈴木「先ほどの外人さん長居しすぎてるのでは?」
小林「あ~、確かに長いな」
鈴木「あ、飲み始めたぞ、バドワイザー」
「ピロリロ♪ピロリロ♪」
小林鈴木「いらっしゃっせ~」
「ピッ、ピッ、ピッ・・・」
鈴木「4700円になります」
外人B「センキュー」
「ピロリロ♪ピロリロ♪」
小林鈴木「あざっした~」
小林「・・・しこたま買ってったな」
鈴木「うむ」
小林「あ、また空けてる」
鈴木「良い飲みっぷりだな」
小林「しかしいい加減こまったな、外が散らかり放題だ」
鈴木「・・・ふむ」
鈴木「こういうのはどうだろう?」
小林「なんだよ?」
鈴木「まずは小林が「あ~あ~しょうがねぇなオイ」
・・・みたいな感じで掃除を始める」
小林「その時点でもう俺に面倒押し付けようとしてるよな?それ」
鈴木「まぁ、聞け。そして彼らの良心に訴えるのだ」
小林「・・・?」
鈴木「それで彼らがおとなしく帰るならよし!」
鈴木「万が一因縁をつけれたら即通報!!」
小林「短絡的だな、おい、しかもイモ引くの俺じゃん」
鈴木「このままで良いのか?否!他の客が恐れをなして入ってこない」
鈴木「そのほうがこわいであろう?」
小林「・・・いや、別に」
鈴木「・・・ふむ」
小林「いや、割とマジで」
鈴木「ふむ、ならよしとしよう」
。。。さらに2時間後
「バイーん!バイーん!」
鈴木「ふむ・・・跳ねてるな」
小林「めっちゃ跳ねてるな」
鈴木「車体があんなに跳ねてなにか利点があるのだろうか・・・」
小林「まぁ、深く考えるだけ無駄だよ、俺たちにはわかんね~よ」
鈴木「はたしてそうだろうか?」
小林「ん?」
鈴木「跳ねてはいなかったが小林よ、君のバイクもだいぶ変形していたと記憶しているが」
鈴木「バイクを変形させる心境は似たようなものではないのか?」
小林「・・・ちょ、黒歴史だからそれ、アカンやつだから」
鈴木「そうか、アカンか」
小林「そこつつかれるとマジ泣けてくるから」
鈴木「すまんかった」
鈴木「・・・時に小林よ」
小林「あん?」
鈴木「なにやら焦げ臭いのは気のせいか?」
小林「・・・・・(スンスン)ほんとだ、なんだろう」
外人一同「オーノー!!マイガー!!(やんや、やんや)」
小林鈴木「あ」
鈴木「車・・・・燃えてるな」
小林「か、火事!!火事!!!!」
鈴木「落ち着け小林よ!(バチコーン!!)」
小林「いってぇ!!」
鈴木「燃えてるのはまだ車一台だけだまずは落ち着いて消火作業をだな・・」
小林「おでんのカップと汁でか?お前が落ち着け!!(バチコーン!!)」
鈴木「ふむ」
鈴木「では自分が消防に電話しよう」
小林「んじゃ、俺は消火器もって外にいく」
両名「行動開始だ」
外人一同「マイガー!!マイガー!!ヘルプ!!」
小林「どけどけ!!ほら退くんだよ!!(シュシュー)」
外人A「オーファイヤレスキュー!!」
小林「うっせぇ!!どいてろっていってんだろ!!ボケ!カス!!」
鈴木「加勢するぞするぞ小林!!(シュー!)」
小林「おせーよ!(シュー!)」
鈴木「それより・・・時に小林よ(シュー!)」
小林「なんだよ!?(シュー!)」
鈴木「あの今にも燃え移りそうなバイクは君のではなかろうか?」
小林「・・・へっ?」
「ボボゥ・・・ドカーン!!」
小林鈴木「あ」
。。。1時間後
「ウー♪(カンカンカン♪)」
小林「テメェ!!コノヤロウ!!!返せ俺のバイク!!」
外人「オーソーリー!!ソーリーメーン!!」
小林「絶許」
消防隊員「こ、こら!君やめなさい!!(ガシッ)」
小林「うっせぇ!!ボケ!!まだローンだって残ってんのに!!(ジタバタッ)」
消防隊員「わかった!わかったから!!な!?(ガシッ)」
小林「う~・・・ちくしょう(ガクッ)」
鈴木「・・・時に小林よ」
小林「・・・・・なんだよ」
鈴木「少し前に君が自分に押し付けた宝くじだが」
小林「・・・ん?」
鈴木「300万当たってるわけなんだが」
小林「へっ?」
鈴木「一度もらってるのでな全額はやらんが」
鈴木「半分は返そうと思う、そもそもクジを買ったのは君だしな」
小林「マ・・・マジで?」
鈴木「自分が金銭ごとで嘘ついたことあるかね?」
小林「鈴木~(涙)」
鈴木「コレにて一見落着だな」
。。。。1週間後
小林鈴木「いらっしゃっせ~」
鈴木「・・・時に小林よ」
小林「はぁ~・・・もういいよバイクのことは」
小林「なんやかんやで賠償金やら保険やらで半分は取り戻せたし・・・」
鈴木「ふむ」
小林「おかしいと思ったんだよ」
小林「そうそう都合よく当たるわけが無いんだ、クジが」
鈴木「だが、あと一つ数字があってれば当たりだったぞ?」
小林「その一つが当てらんないのが俺とお前の運の限界だ」
鈴木「そーゆうものか」
小林「そーゆうもんだろ」
小林「ほら、お客さんだぞ」
「ピロリロ♪ピロリロ♪」
小林鈴木「いらっしゃっせ~」
終わり