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違える手

作者: 神果みかん
掲載日:2026/03/09

お久しぶりです、神果みかんです。

こんなに一作を書き終えようと躍起になったのは久しぶりで、とても燃えました。


では、いってらっしゃい。


※今回はリア友で同じく創作家のKくんに添削や、誤字脱字報告を頂き完成へと至りました。

本当にありがとうございます。

「もう、、私なんていっそこのまま…」


「待って!!!!!!!!!ダメ!!!!!!!!!」


後ろから、見知らぬ少女の声が聞こえてくる。

風で飛ばされそうで身体を支えていた、すぐ背後にあるお腹辺りまでしかないフェンスを掴んでいた手が..突然、その上から握られるような感触がする。


「だ、、、だれ、、ですか…?」


怯えながら顔を、後ろの方に向けると...

とても綺麗な黒髪で長く、私と背丈が同じくらいの少女が‥‥


「だめ、、自殺なんてしちゃ…ダメ‥‥だよ」


今にも泣きそうな目で、こちらを見ていた。



≪キーンコーンカーンコーン___≫



予鈴が鳴り響く、女子高の屋上で


貴方と過ごした


ほんの


ほんの僅かな


たった1時限_




『 たがえる手 』

挿絵(By みてみん)




_ただ少し、周りと違った。

ただほんの僅かだけ、、空気を読むのが苦手なだけ‥‥。


勉強は平均よりは下、、でも赤点にはなったことがない。

人付き合いだって、なんとか立ち回ろうとしてみた。

運動だってなんとか付いて行こうと、少しだけ河川敷を走ってみたりした。

体形だって、みんなみたいに細い訳じゃないけど…これ以上太らないように食事も制限してみたりした。


それでも。

それでも‥‥

それでも!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


私は空気が読めない、、、ちょっと勘違いな発言したり…ちょっと大声を出しただけで、、みんなから嫌な目で見られて…

イジメ、、、っ、、てくらい酷い事はされてないけれど…でも、、小学生の頃から、ずっとそう…。


直接的に攻撃せずに、ずっと私の事をひそひと話されて…気持ちが悪い…。


けれど、きっとこの世には私よりも酷いイジメを受けている人は沢山いる。


だから…こんな生活、耐えなきゃって、、



そう思ってた。



私の噂だけが独り歩きして…校内中に知れ渡ってたみたい‥‥。

そしたら



「うう、、お腹痛い、、、」


『『『おーーーーりゃーーーーー!!!』』』


「ひゃあぁぁぁぁ!?!?!?!?!?」


『うわっ、最悪ぅ~、少し水かかったんだけど~』


『うちもうちも~』


『まじ?こんなんバレるじゃん~、保健室に替えの制服あったっしょ~?それ着替えない~?』


『『さんせぇ~!!』』



知らない声の3人が、突然イジメによくあるらしい事を…仕掛けてきたの。


水浸しのまま教室に帰ったらさ…先生は心配してくれて、すぐに保健室に連れて行ってくれたけど…

クラスメイト達がさ…


『うわ、、遂に誰かやったの?え?誰?』

『うわぁ…生徒総会で集められる案件じゃん…めんどくさ‥‥』

『ってか、下着だっさ、センスも無いのかよ』

『いても良いけど、迷惑かけないでよ~マジでさ~』

『やりすぎやりすぎ~、こんなんしたらイジメって言われちゃうでしょー?』


とか、、言いたい放題。


全部覚えてるよ。

だってこのまま死ねば、あいつらを呪い殺す事だってできるかもしれないからってそう考えてたから。


_そんな感じで私、白己しらみ深久みくは自殺を試みようとしていたの。


                 _そして話は戻る_


「だめ、、自殺なんてしちゃ…ダメ‥‥だよ」

今にも泣きそうな目で、こちらを見ていた。


「やめて、、ください…お願いします‥‥もう死なせてください…!!!!」

手を離そうと試みる。

しかし彼女の方が力は強いらしく、どうにもフェンスから手が離せない。


「わ、、私とお話しした後じゃ…ダメ‥‥かな?自殺するの‥‥」

突然の提案だった。

不意を喰らった私は流れるように


「う、、うん、、?」

と疑問混じりに頷いた。


「よ、、よかったぁ‥‥ひとまず、こっち側に戻ってこよ?ほら、手、持っててあげるから」

本当に片手をしっかりと、彼女は握り込んでくれていた。

離さない意思を感じる程に。


「っとと!間一髪だった、、良かった~!」

ほっと胸を撫でおろす謎の少女。


「えと、、、私達…初対面、、だよね?」

一番に頭の中に湧いてきた疑問を、そのまま投げ掛ける。


「うん!そうだよ~!初めまして!」

きっぱりと笑顔で答えている。

やはりそう、初対面なんだ。

私も貴方の顔も声も、、初めて見てるし、聞いている。


「じゃあ、、どうして‥‥?」

全てを言わずに疑問を次にぶつける。


すると、彼女はくるりと後ろにターンして少し離れて行く。


コツ、コツ、、と鳴り響く、学校指定の革靴。


___数秒間、風の声だけが耳を掠めていく_


____。


______。


彼女は折り返してきて、再び同じ場所に立つ。

何がしたいんだろう…?と思っていたら、、突然に



「ねぇ、もしも私がここから飛び降りた事があるって言ったら…どう思う?」



「____え?」



疑問を返される。

すぐ答えが出る訳もない、とても、とても、あり得ない疑問。


「じゃあ、、なんでここに、、?え?えと、、奇跡的に生還した、、とかですか、、?」


「ぶぶ~~~~~!違いま~~す!」


大きく腕でバッテン印を作って、無邪気に笑い始める目の前の少女。


対して私は、、頭が混乱していてそれどころじゃなかった。

彼女が私の気を引くための嘘だって、、そう思うようにし始めてすぐ、彼女は少し冷静になり話を始めた。


「ごめんね、自己紹介するね。私の名前は倉田 里琴りこと。もう4年前かな?に卒業したクラスの中の一人で~す!…きっと、報道とか大々的にされただろうから知ってるよね」


「倉田、、里琴…?、、あっ、、!」

思い出した。

自分の行きたい女子高を調べていたら、屋上から転落死した生徒がいるという揺るぎない事実を。

その後、、意識が戻らずお亡くなりになってしまったという、、痛ましい事件の記憶を。


でも、どうして?


どうして、今ここに彼女はいるんだろう。


手を触れられた。


姿だってある。


おかしい。


そんな筈、ないのに。


「余計混乱させちゃってる…!?どどど、どうしよう、えーーと…ほら!お化け!お化け的な存在って事にしておいて!ね?」

自分よりも焦ってる少女、もとい里琴さんの姿を見て何故か冷静に戻れてしまった。

(しておいて)と言われても、実際そうなんだろう…そうじゃないと、私はまた混乱してしまいそうだから…現実離れしているけれど、もう、そう思うことにした。


「わかりました、で、そのお化けさんが何か用ですか?」


「本当は地縛霊って種類らしいんだけどね?」


「聞いてないです」

なんだこの漫才。

こんな事のために化けて出て来たなら早く死なせてくれ‥‥って!?


「で、でも、、さっき、私の手を触れてませんでした!!??」

突然、大声で違和感を投げ掛ける。

そう…飛び降りようとする際、静止する時に一度、更に安全の為に握っててくれた時に二度、確かに触れている。


「あぁ、、それはね、、」


「____?ちょ、、、」


再び、手を握られる。

次は優しく、両手で包み込むように。


やはり、触れている。


「、、、死にたそうにしている子のことは直接触れて、こうして助けることができるんだよ…」


「え___。」


やっぱり、予想外の返答が返ってくる。

どこか切なく


どこか悲しそうな目をしながら。


「、、私と同じ経験をして欲しくないの、、、貴方のような子は…尚更…」


「…っ…うるさい、やめてください、私の事、何もしらな_


「知ってるよ」


「へ?」


彼女は微笑んでいた。

だけど、口だけで…目はどこか未だ悲しそうなまま…


「私は地縛霊だよ、この学校で何が起きているのか…誰が入学したのか、1年A組__ちゃんはスカート丈が校則違反してるし、今2年C組__ちゃんはお弁当をこぼした。」


「ひっ、、、」


周りは寒くもないのに背筋がゾッと、凍るように冷たくなった。


「あれ?1年B組__ちゃんのパンツ、いつもより大胆!3年A組__ちゃん、またトイレで泣いてる、、彼女も大丈夫かなぁ…心配‥‥」


「…ごめん、、なさい、、疑って、、ごめん、、なさい、、」


その全ては真偽不明なものばかり、つらつらと話される。

だが…次々と出てくる情報の数々に私は信じざるを得なかった。


「じゃあ、、もしかして…私の事も、、、?」


「そう。だから、ずっと心配してたんだよ。白己 深久ちゃん。」


また背筋がゾッとする。

私は名乗っていなかった筈だから。


「っ、、、、」


「あ、、えと…怖がらせちゃったかな…?ご、ごめんね?まだこの状態で人間に話した事なんて数回程度だから、、要領わかんなくて、、えへへ、、」

片手で自分の頭の後ろ側を撫でながら、笑顔で謝る。


「____。」

少しだけムカついたのは内緒だ。


「じゃあさ、なんで止めてくれたの?もしかして同じように飛び降りる人を減らしたかったからとか?」


「ん~、、それもあるけど…貴方の場合、もう一つあるんだよね」


「もう一つ…?」


「そう」

今までの和やかな雰囲気は一気に消え去り、真面目なような…少し真顔より怖い面持ちで私の方へ詰め寄ってくる。


「深久ちゃんさ、恨みを返そうとしながら死のうとしたよね?」


「え…?」


「復讐するって、呪ってやるって、強く願いながら死のうとしてたよね?」


「あ、、う、、うん…」

図星だった。

まさにその通りだった。


今までの恨みを全て返さなきゃ、、私が耐えてきた理由はなんだったの…?


呪いが存在してあいつらに痛い目を見せれるなら…そうしてやりたい…。


そうしなきゃ、、、死にきれない…。

そう思っていたんだ。


私の瞳を見つめるまま動かない、

少し、怖い。。。


けれど、突然


「私と、一緒」

笑顔に戻って、少し後ろに戻っていく。


「へ、、いっしょ、、?」

少し身体の力が抜けて、床に座り込む。

返答も、どこか気力の抜けたような変にうわずった声になって出てしまう。


「そう。私もね、強い恨みを願いながらここから飛び降りたんだ~、あいつも死ね、こいつも死ね~って復讐したかった全員の顔を思い浮かべながらね」


「____。」

笑顔で語り出す内容じゃないような気がするが、無言で彼女の話を聞く。


「そうしたらね、叶ったんだ」


「え?叶ったって、、もしかして、、」


「そう、呪いだよ」


信じられなかった。

本当に、この世に呪いなんてものがあるなんて…と少しだけ、、何故か少しだけ、嬉しくなっていた。


「本当に…?」


「…今の深久ちゃんの担任って、砂川でしょ?」


「う、、うん」


「あいつからも沢山いじめられたんだよね~、犬の散歩みたいに連れ回されて…おしっこも男子トイレでさせられたっけなぁ」


「え、、えぇ…!?砂川先生がそんな事を!?」

信じられなかった。

何せ、私をクラスメイトや生徒から守ってくれる唯一の心優しい味方だったから。。


「今じゃ考えられないでしょ~?」


「う、、うん‥‥でも、どうしてそんなに人が変わったみたいに…?」


里琴さんは笑顔で、

それも、今までとは比べものにならない澄み切った笑顔をしながら


「これが呪いの効果、だよ」


「呪い‥‥」


「そう!あの頃、クソデブでさ!めちゃくちゃ横柄だったのに、今は違うでしょ?ね?」


想像も付かなかった、なぜなら

「_今、痩せ細ってて…老けてて、すごい弱々しいし、すごい優しい、、、_」


「でしょーー?こうなったの、砂川は天罰だーーーって嘆いてるし、私は復讐も果たせて良かった良かった~って感じだったよ」


‥‥じゃあ、、もしかして…

「…同じクラスメイト達も、、そんな風に…?」


しかし彼女はぶっきらぼうに、手を肩の横に上げて(さぁ?)ってジェスチャーをする。

「どうだろね、見てないし…今更興味無いから知らないや~、、けど、全員、何かちょっぴり不幸なことにずっと悩まされてるんじゃないかなぁ?これは私の希望だけどね!」


「そう、、、」

呪いが実際にある事は知れた。理解もした。

だけど、、、だけど、、、!


「じゃあ、私も同じように死んで呪いを…!


「けどね」

また、突然真顔になる里琴さん。

また近づいて来て、私の右手を両手で握り始める。


「呪いが叶う代わりにね、、私はそれから…地獄を見たの…地獄すら生温い、、罰を」


「ば、、つ‥‥?」

背筋も、腕も、全身が凍るように冷え切っていくのを感じる、、、。

どんな今までの真顔よりも、里琴さんの目が、黒くて、、瞳に何一つ光が反射していないから…。


「私が飛び降りている瞬間を何度も、何度も、何回、何十、何百、何千、何万、何億回、数える事すらもできなくなるくらい永久に、、、、追体験させられ続けたの」


「ひ っ、、!?」


「私が地面に着いた瞬間にまた屋上に巻き戻しさせられて、また飛び降りる、それの繰り返し‥‥ずっと、ずうううううううう、、、、っ、、、と、、、、」


「__…」


「声も出せない、誰か助けてとも言えない、助けなんてそもそも来ない、早く終わってと願えば願う程、落下速度はどんどん遅く感じる、、」


「いや、、」


「もう助けを願う事すらやがてできなくなって、ひたすら謝り続けていた、許してください、ごめんなさい、もう呪いません、許してください、ごめんなさい、もう呪いません、ずーーーーーーーぅぅぅぅぅぅ、、、、、と、、、ひたすら終わるまで謝り続けるの」


「やだ、、、もうやめっ



「 あなたに それが 耐えられる の? 」



「やめてよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

里琴さんの手を力づくで振りほどく。

先程とは打って変わって、簡単に手が解放される。


「‥‥ごめんね、これくらいやらなきゃ…深久ちゃん、また自殺しようとここに来るかもでしょ?だから‥‥、、あれ…?」


私は、、その場に泣き崩れていた。

もう何が何だか分からずに、ただ、、うずくまって泣くしかできなかった。


「ごめん…ここまでするつもりじゃ‥‥」


「じゃあ、、、」


「_?」


「じゃあ、ひぐ、っ、、私はどうしたら良いんですか…?うっ、、ぐず、、っ、、」

泣きながら、里琴さんに疑問を投げ掛ける。

今までとは違う‥‥私自身の、本心が見えるような、疑問だ。


「‥‥死なないで、なんて酷だよね。でも、、生きて欲しいって言われるのも…もっと‥‥辛いよね、、」


「う、、ぅぅぅぅ、、っ!ひぐ、、うん、、どっちも聞きたくなんか、、ない、、、!」



「ごめんね」



「___っ!?」



「私じゃ、その質問には…正しく応えてあげることはできないかもしれない…、、、」


「そんな、、、そんなのって‥‥!」


「でもね」



また里琴さんは近づいてくる、、少し身構えていたら___。。。


私を前からぎゅっと、、、包み込んでくる…。

「今、貴方を抱き締めてあげることなら‥‥できるよ」

背中をさすられて、まるで子供をあやすかのように。

だが今の私にとっては


とても心地よいものだった。

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁあん、、、、ぁぁぁぁぁああぁ、、、ぁぁぁぁぁあ、、、、、もう、、死にたいよぉ、、、!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


「うんうん、そうだね」


「ぁぁぁぁあああああああ、、、、、もう、、、ぁああぁああああ、、、苦しいよぉ、、、、、、全部、、全部...!!!!!!!!!!!!!!!」


「うんうん、、そうだねそうだね‥‥」

背中をさすっていた手は、頭に乗せられて優しくナデナデされる。


「もうみんぁ、、、、きらい、、、!!!!!!!!!!!!!!!だいっきらい、、、、、!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


「えへへ…やっと本音、聞けた」



_少しの間だけ…私の泣き声と鼻水を啜る音が、屋上に響く。

それ以外は何もない。


一人と、一体の過ごす時は、ゆっくりと


しかし着実に、流れていく_




「___ぅぅ、、、」

泣き疲れた私は、涙を袖で拭いながら里琴さんの方を見る。


「ん?どうしたの?」

優しい口調で、尋ねてくる。

私の頭を撫でながら…


でも、、


誰かからこうして撫でてほしかったのも本音としてあったから、何も言わなかった。


それはともかくとして

少し気になった事を、里琴さんにぶつけてみる。

「えと、、じゃあ…さ?今の私が生きてるうちにその人達に呪いとか掛けたらどうなるの…?」


また真顔になるかと思ったが‥‥

里琴さんは優しい顔で、口調で答えてくれた。

「生きてるうちは罪を清算できるから、きっと何か災いとなって返ってくるだろうけど…きっと思うだけなら軽微なもので済むんじゃないかな?」


…?

思うだけ?

「思うだけ?他にも何かあるの?」


「___知らなくて良い事がこの世には沢山あるんだよ…」


「、、、あ、使わないでって、、こと?」


「‥‥ほわ!?」

逆に見透かされたのがとても嬉しかったのか、更にナデナデが激しくなる。


「も、、っ、もーーわかった!わかった!!!調べたりしませんーーーー!!!」


「ほんとか?ほんとだなぁ?このっこの~~~!」


「し~~~ん~~~~じ~~~て~~~~~」



これ以上ないくらい笑顔になってた。

さっき会ったばかりなのに、、なんだか、ずっと一緒にいた友達みたいに。


こんな青春を味わいたかった。


こんな、、友人を…私は‥‥。



「はぁ!よしっ!」

いきなり起き上がり、少しのふらつきをものともせずに里琴さんの方を向き直る。


「ん?どうしたの?急に」


「もう死ぬとか馬鹿らしくなっちゃった!私は私の好きなように生き延びてやる~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!」


「わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!いよっ!世界で一番かわいい深久ちゃんっ!フォウ!!!!!!!!!!!!」


「___それ、ちゃんと褒めてる?」


「褒めてる褒めてる!ってえ、、?ってか、このノリってもう通じなかったりする…?」


「うーん、、多分…無理じゃないかな?」


「ジェネレーションギャップ。。。。。。」


「なんで次はあんたがうずくまるんだよ」


「「___あははははは!!!!!!!!!」」



_澄み渡る、青空。

ギラギラと輝く太陽と、今か今かと出番を待つ月…

そんな大きな大きな空の下で、今だけは、今、この瞬間だけ、誰よりも幸せそうに笑い合っている、二人の姿があった_



「そろそろ、、教室戻らないとなぁ…」


「早く戻らなきゃ、トイレの為に抜け出したんじゃなくてサボってる為って思われちゃうよ?」


「うっ、、それは‥‥って!私が口実作ってたのも見てたんでしょ!もーーーー!」


「えへへ、見えちゃうんだって」


少し早歩きで教室に戻ろうとする…けど、屋上の出入口で立ち留まる私。

「また、会えるよね?」


「‥‥うん、きっと、ね」


「約束…ほら!指切りげんまん!しよ!」


「なっつかし~~~!じゃあ、、、あ、、あれ‥‥?」

手が、すり抜けていく。

何度やっても、、何度やっても、、、小指が‥‥交わらない‥‥。


「……きひひっ…、前を向くきっかけに私はなれたかな?」


「_前を__?」


私は、少し俯いてしまう。

せっかくできた、お化けだか地縛霊だか分からない…変な友人。

それなのに、、っ、もうこの時間は終わり…?


もうお別れ…なの?


ひとえに私が生きたいと願ったから、、願ってしまったからで、、。

お互いに、特に私は喜ぶべき嬉しい変化のはずなのに…今はそれが


__温かさが、名残惜しい。


___ずっと、これからも、ずっと、ずっと、ずっと…貴方の温かさを感じていたい…のに…。


けれど


「もう!!!!!はい!手出して!」


「‥‥え?」


「ほら!これで指切りげんまん~!ってね!」

触れられてはいないが、私の小指と里琴さんの小指が確かに交わっている。

…というより、貫通している…?いや、すり抜けている…?


「も!もうこれでいっか!せーの!」


「「指切りげんまん!」」

まるで無邪気な子供のように


「「嘘付いたら針千本のーます!!」」

だけど、、どこか二人とも寂しさを感じながら…


「「指きった!!!」」

約束の呪文を終える。


「じゃあね!またね~~~!!!!」

私は階段を勢いよく降りていく__


「元気でな~~~~!!!!!」

それが、私の聞いた‥‥里琴さんの、最後の言葉だった。






____めでたし、めでたし。
























≪キーンコーンカーンコーン___≫



「深久ちゃんを邪魔する奴等全員不幸になりますように。深久ちゃんを邪魔する奴等全員不幸になりますように。深久ちゃんを邪魔する奴等全員不幸になりますように。深久ちゃんを邪魔する奴等全員不幸になりますように。深久ちゃんを邪魔する奴等全員不幸になりますように。深久ちゃんを邪魔する奴等全員不幸になりますように。深久ちゃんを邪魔する奴等全員不幸になりますように。深久ちゃんを邪魔する奴等全員不幸になりますように。深久ちゃんを邪魔する奴等全員不幸になりますように。深久ちゃんを邪魔する奴等全員不幸になりますように。深久ちゃんを邪魔する奴等全員不幸になりますように。深久ちゃんを邪魔する奴等全員不幸になりますように。深久ちゃんを邪魔する奴等全員不幸になりますように。深久ちゃんを邪魔する奴等全員不幸になりますように。深久ちゃんを邪魔する奴等全員不幸になりますように。深久ちゃんを邪魔する奴等全員不幸になりますように。深久ちゃんを邪魔する奴等全員不幸になりますように。深久ちゃんを邪魔する奴等全員不幸になりますように。深久ちゃんを邪魔する奴等全員不幸になりますように。深久ちゃんを邪魔する奴等全員不幸になりますように。深久ちゃんを邪魔する奴等全員不幸になりますように。深久ちゃんを邪魔する奴等全員不幸になりますように。深久ちゃんを邪魔する奴等全員不幸になりますように。深久ちゃんを邪魔する奴等全員不幸になりますように。深久ちゃんを邪魔する奴等全員不幸になりますように。深久ちゃんを邪魔する奴等全員不幸になりますように。深久ちゃんを邪魔する奴等全員不幸になりますように。深久ちゃんを邪魔する奴等全員不幸になりますように。」



≪ンーコンーカンーコンーキ___≫

…。


いかがでしたか?

久しぶりの1話完結する短編小説でした。


ちなみに構想は約1時間、執筆時間はフルでやって5時間でした☆

冷えピタと頭痛薬ありきでやってました。


てか今インフルなんじゃいーーーー!

病人は大人しく寝てろーーーーーーー!

ってなりますが、私はそれができない人なので…まぁ、擦り合わせをするかのように寝ますよ(>_<)


無理は禁物!絶対休みながら!

心がけていきます!


それでは!好きなゲームの全国決勝大会のライブ見てくるのでここで!(後書き記入時)

最後の最後まで見て下さり、ありがとうございました!

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