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プロローグ

「おーい引き上げてくれ」「あいよー」鉄と鉄が交差し合う音が鳴り響き、その周辺では鉄がガンガンと叩かれる音で街を響かせている。

「いやーうちの街にもやっと鉄道が走るのか」彼の名前はレンただのレン

「あーそうだ光栄に思うべきだなおまえさんは新入りなのにこんな任につけるなんてな」そう語る男はふくよかで頭のてっぺんの毛だけ生えなくなってしまった、

 ヘルメットで髪がない事を隠しているのだろう、

「まったくだな、この街じゃー仕事があるだけマシってもんなのに、初めての力仕事が時代に残るような仕事で俺が新人のころじゃー考えられなかったな」痩せ細ってレンにそうゆう男は、街の捻くれ者だ、彼は土埃や泥をかぶったかのようなよれよれの服をきて、若いレンの方が清潔感という言葉が似合いそうなくらいだ、そんな彼らにレンは続けた、「いやー師匠たちについてきて良かったっすよ!ほんと、マジあざす!!」「いいってことよ、お前は若い奴にしちゃよく働いてくれるしなー。この街はお前みたいなやつでもっと活気付いてくれればいいのにな」ぐははははと師匠はのどをぐるぐると鳴らしながら笑った。

 そんな街を俺は見渡す、

 この地域は北東に位置する森や自然が多く豊かな街並みで国としてはとても栄えていれる、昔は大きな壁で隔てられていて円状に囲われていた風景も栄え人が多くなることで何千人何万人という人口も広がりを続け何十万何百万と数え切れないほどであった、大陸過半数占める形で一つの国を示している、そうすると

国全体で行き来が大変になるため、鉄道や自動車を作るというのが最近の国の動きらしい。その地形上高低差が多く、下の方は栄え富を作り、上の人たちは農作物を主軸として生計を建てていて田舎者として扱われることが多い、俺たちが住んでいる街は、その中心に位置しているため、この街を収める当主様や貴族と俺たちのような貧民がごっちゃになりながら暮らしていた。そして力仕事はもちろん俺たち貧民が請け売り、レベルに応じて報酬が出る、

 そして鉄道は時代にも残る大仕事言わずもがな報酬もそれ相応である。俺、レンという人間が今どれだけ名誉で尊大な仕事をしているかがわかる事であろう。

 だけれどこの仕事はちょいと地味すぎる気もする、

 手のひらサイズの一つの鉄と鉄通しを繋ぎ合わせた鎖というもので一本の鉄骨を持ち上げ、レールに敷きレールと鉄骨をまたしても鉄の釘を打ち込み一個一個手作業でそれを繰り返す。何百人という数の人がいながら、何十本という数の鉄骨をレールに敷くのが関の山で途方もくれない仕事なのが見て取れる。

「今日はこの辺にしようじゃないか!みんな明日のためにゆっくり休んでくれ」ふくよかな師匠がそう言うと、みんなその場で垂れ込み肩にかけていたタオルで汗を拭く、

 「ささ!帰った帰った」みんなを後押しする師匠のその言葉に押され足重な趣きでみんなが帰路に着く、俺も帰路に着こうとしたし瞬間師匠に手を引かれ止められ

「お前は俺といっぱいやろうじゃねーか」クイッと動作を加え「しょーがないっすね」といつものようにレンは返した。酒場に着くとごった返していた。カウンターには騎士が数人座っており、窓際の大きなテーブルでは飲んだくれのおっさんがワーワーと騒ぎ立てていた。

「賭け事かみたところポーカーかもな、お前もやらないのか?」師匠が酒を一口飲み唇に泡を乗せ喋り出した「俺はあーゆーのあんまりっすねおもろいんすか?あれ」

「まーやる人によってはなお前も鉄道の仕事やって金持つようになれば分かる」「へーそーなんっすね」師匠の熱量虚しくレンの対応は冷たかった。

「まー俺は貴族と付き合うの夢なんで、あーゆーのやるくらいなら金貯めますね」テーブルで膝をつき言うレンに

 キョトンとした顔がよく似合うふくよかな彼が不思議そうにみた後ゲラゲラ笑った「なーに言ってやがる

 お前にゃ今の薄汚ねー服装がお似合いさ、貯金なんか気にせず、今を楽しめよ今をよ!!」

 そう言う師匠に俺は腹が立ったし言い返してやろうと思う刹那割り込みがあった、いや割り込みというか腹立つ視線の最中鎧を着た彼女が横を通ったのだ顔は鎧をはめていて見えない

 カタンカタン、俺は驚いた。

「なに今の人」しばらく沈黙の最中彼女は似合わない

 場所に座った、ポーカーをやっている男の周りに、

 男たちも一瞬驚いたが「やらないの?」という彼女からの言葉から途端にニヤけ顔になり

「へー、貴族殿が賭け事たーおどろいたなーお前が負けたら一発ヤらせろよ」

 彼女は冷静な口調で切り返した「良いけど負けたら

 その掛け金全部私のね、」山積みになった金の山に目を移し、「良いだろう」と賊は続けた

 そこでレンに向け師匠が放った「お前も賭けろよ俺とよ

 賭け事の楽しさ教えてやるよ」

「え、何で」レンが答えるも師匠は即答する

「そりゃオメーあの女とあの男どっちが勝つかだろう」

「そっすねーじゃあ俺は女が勝つで5000ルピで」

「お。良いだろう俺は男の方20000ルピと行こう、まーなにぶんあの女が負けるところも見てーからな」

 

 結果

 彼女の圧勝だった。「賊はクソ後ちょっとだったのに」とほざいていたがレンは気づいていた、カウンターに座っている騎士達はきっと彼女の護衛だろうと、もし彼らが負けていたとしても、彼女と夜を共にすることは出来なかっただろう。つまり彼らは負け戦に賭けさせられたというわけだ、残念な男どもよ。

「くそー」と嘆く師匠もあの賊どもとあまり変わらなく見えてしまえる

「はい俺の勝ちっすねー」とお金をもらおうとする最中

 彼女は酒場の外に出て行ってしまった、「ちょ、ちょっと」俺は追いかけた、そして外に出る、汗の染みたシャツが夜の風の冷たさに乗じ、いつも以上にひんやりと感じた。暗闇に溶け込みそうになるかのじょを呼び止める

 「あ、あの待って欲しいっす。」彼女は立ち止まり振り返った、青いマントがひらりと揺れ、夜の情景とよく合う。「なに?」彼女が不思議そうな顔をしてこちらをみている、鎧を外さなくてもわかる彼女の美しさ機敏さ、

その理由はきっと鎧の隙間から見える瞳が銀色に光っているからだろう。

「いや、なんでもないんっすけど」

「なんでもないならなんで呼び止めるの?」

思いついたかのように彼女が続けた。

「あー。さっき君、お金貯めて貴族と付き合いたいとかって言ってたっけ」え、聞こえてたのか。

 彼女に聞かれてたことが少し嬉しくもありながら不思議でもあった、その不思議さとは多分理解の外側から攻められたからだろう俺の発言したのは一瞬で彼女か通り過ぎたのも一瞬。声は周りの声が大きすぎて打ち消されていたとも思う。でも彼女には聞こえていて、そうした不可能さが彼女と僕にある貧民と貴族という上下関係以上のかべを感じさせていた。

彼女は続ける「でも残念だったわね。私は貴族の中でも下の下しかもこの街じゃ騎士なんてほぼほぼ機能して無いのよね。」「でもあなたは騎士様をたくさん連れていたはず」「あーあれね違うわよ」酒場の中でカンカンという音が鳴り響く。戯れにしては音が大きすぎる気がする

 「あれは(憑く鎧)悪魔だよ」

 途端、レンは一つの電撃が走った、彼は無事だろうか

 思考と同時に身体は酒場の方へ向けられた。

 そしてその景色はまさに地獄そのものであった、赤に染まり、衝撃をさらに大きな衝撃で上書きした。ドシッ鈍い大きな音はレンの腹から鳴っている目の前には鎧が立っている。レンは倒れ込み酒場の地獄の光景の一部になった

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