第8章、戦場と世界樹の祠
(ルナ達を世界樹へ送り出した傲慢王は)
ドン、ドン、ドーン「はぁ、はぁ、きりが無い」
「ふふふ、私がそう簡単に倒れる訳ないでしょう」
「くっ、この偽りが偽のキャットシンフォニーなど、ただの雑音だ」
「なにをー、なら喰らえー、アルテミスいくよー、キャットシンフォニー」ゴー、パーン
「そ、そんな、なら大技、アルテミス、キャットオーケストラシンフォニー」グルグルゴー、ドン、パーン
「そんな、私の攻撃が通用しない?」
「ふん、偽の音魔法攻撃などこの我には効かん」
「くぅー、悔しい―」シュー
「消えたかぁ、さてと、後はこの大量の森魔獣を倒すか」
(その頃、海風達と合流した忍と骸は)
ザシュ、ドーン、シュルルル、ズバ「くっ、やはり腕を切ってもすぐに再生するかぁ」
「なら首をセブンスザイアークはやっぱり首を切れば、骸流、奥義、百骨斬」ズシャーン、グググ、ゴー、シュル
「そんな、馬鹿な、一つの首は切ったはずじゃ」
「無駄だ」
「!あ!貴様は憤怒王」
「まぁ、待て、あいつは普通の物理攻撃は通用しない、あれは、我らの影だ、だから切っても再生する、だからワールドクリスタルが必要なんだ、ワールドクリスタルがあれば、影をも退ける武神カグラを呼べる」
「それじゃ、我々は?」
「今まで通り、セブンスザイアークの足止めし、セブンスザイアークの消滅後、復活のエメラルドの回収だ」
「分かりました」
「さて、用件は伝えた。我は、ユグドラの森に傲慢王でも迎えに行くか」
(その頃、ルナ達は)
「傲慢王って、あんななんだ」
「ルナ様は会ったことないと」
「会う訳ないだろ、ルナ様は優等生なんだぞ、なんで、優等生のルナ様が七つの祭壇にいくんだ」
「まぁまぁ、いいよー、助けに来てくれたんだから」
「にゃー」
「ん、どうした?アルテミス」
「ルナ、そろそろ、身構えた方がいいにゃ、もうすぐ、世界樹の祠にゃ」
「うん、あれが祠?」
ドン、シャー、カチャン「!な、何?」
「ガーディアン、祠に近づいたから、召喚石が反応したか」
ビューン、ギン、ガッツーン、キリキリ「ここは、我らが、ルナ様は早く祠へ、雷神、ルナ様を頼む」
「任せとけ、お前らも死ぬなよ」
「ふん、精鋭部隊を、なめるなー」ドーン、パリーン
シュン、シュン、シュン「これは、意外とピンチかも」
タッタッタッタ「もうすぐ祠だ」ビュン、トン
「!もう、目の前なのに」
「くっ、アーチェリーガーディアンかぁ、仕方ない、我の本気受けよ、雷撃弾」ブーン、ゴロゴロ、ドシャーン
ビリビリ「ふぅー、なんとか、なったかぁ」
「さぁ、早く行きましょう、ルナ様」
「う、うん」
ペラ「ん、おやおや、これはルナ様、こんなところまで」
「ガーディアンロード、今すぐガーディアン達を下げろ、我らはオーディン様の命で来ている」
「お、オーディン様の、失礼しました、ガーディアン共、今戦闘している者はオーディン様の命できた使者たちだ、直ちに戦闘を中止し石に戻れ」シュルルル、シューン
「大変申し訳ございません」
「(やはり、オーディンの野郎、わすれていやがった)」
「それで何用で、こんな祠に?」
「実は、復活のエメラルドでセブンスザイアークが復活して私達の魔法学園が危ないの」
「なんですと、なるほどワールドクリスタルが必要という事ですね、分かりました、そういう事情があるのであれば、どうぞ、持っていってください」
「ありがとう、貰っていくね」
「お気を付けて」