第6章、大罪王とオーディン、ユグドラの森への道
(ルナ達がワールドクリスタルを目指して旅をしている頃オーディンは)
ガチャ「ん、おぉ、強欲王かぁ」
「ルナは無事か?」
「あぁ、無事なようだ、今、ユグドラの森に向かっているよ」
「まぁ、ユグドラの森までの道は安全だろうが森の中はな」
「偽りの分身体かぁ?」
「あぁ、ユグドラの森は、不安定で時々、裏の自分に出くわすという、事例が多くあがっているぞ」
「まぁ、出くわしても、雪風達もいるし、雷神だってついているんだ」
「・・・まぁ、精鋭部隊に任せるか」
「それより、ルナが混沌のアメジストを見つけてしまった」
「そうか、これで、復活のエメラルドと混沌のアメジストがそろってしまったかぁ、残るは、厄災のブラックダイヤモンドだけかぁ」
「ヤクサーイが守っているから、大丈夫だと思うが」
「それより、オーディン、貴様は何をしている?」
「ん、あぁ、そろそろ、この傀儡を動かそうと思ってな」
「忍びと骸か、神経糸を入れれば人と変わらない動きが出来るって言う六道が作った傀儡かぁ」
「この二体が海風達に加勢すればセブンスザイアークの足止めも少しはましになるだろう」
「だといいが」
「あのセブンザイアークは一体、何者なんだ」
「・・・我々の執念の集合体だ」
「それじゃ、お前達が合体して、セブンスザイアークになれば」
「無理だろうな、可能であればすでにやっている、今の我々では、たとえ、セブンスザイアークになっても敵わない」
「同じ罪の集合体だろ?」
「同じでは、あるが構築している概念が違う、我々は罪の力で合体しているが、あいつは、復活のエメラルドを核として集まっている、エメラルドの未知数の力の前では無力」
「そこまで、復活のエメラルドは、危険な宝石かぁ」
(その頃、ルナ達は)
「この道は、何もいないの?」
「今はな、昔は魔獣がうじゃうじゃしていたがなぁ」
「う、こわー、今は、もういないよね」
「いないよ、居ても、我々には挑んでこない」
「ん?おや、八咫烏かぁ」
「ん、雷神に精鋭部隊のお二方、それにルナ様、ご無沙汰しております」
「ど、どうも、八咫烏、今日は、部隊を引き連れてないんだ」
「はい」
「ユグドラの森に行きたいのだが」
「・・・今日は、不安定だぞ、それでもか?」
「あぁ」
「偽りの目撃報告が多いぞ」
「ルナ様の偽りが現れても、惑わされるなよ」
「八咫烏、我々をみくびるな」
「さぁ、ルナ様行きましょう」
「私の偽り・・・」
「ご安心を必ず守護します」