第一章、ワールドクリスタルの依頼
(ルナと凜がお風呂に入っている頃、オーディンは)
「んー、進行が速いか、勢力も強まって来ている」
「オーディン教授、ルナ様が課外授業に出席されると」
「うん、了解した(ルナかぁ成績優秀な子なら)」
(その頃、入浴を終えた二人は)
「ふぃー、スッキリした」
「二人とも煤だらけだったもんねー」
「誰のせい?」
「ごめんって」
「もう、まぁいいけど、それじゃ、私は、オーディン先生の研究室に行くね」
「そう、私は実験室の掃除だ、まぁ、自業自得なんだけどね、実験、もっと慎重になろう」
「本当に、そうだよ、っていうか、毎回私が爆風を喰らっているように思えるんだけど」
「んー狙ってないんだけどなー」
「当然だよ、もう、じゃ、またね」
(数分後、オーディン先生の研究室で)
「ルナです」
「入りなさい」
ガチャ「失礼します」
「よく来たな、ルナ、私の課外授業を受けたいと聞いたが」
「はい、ワールドクリスタルの発見ですよね、興味があります」
「そうか、ルナ、君は使い魔を飼っているかい?」
「はい、相棒のアルテミスっていう名前の猫がいます」
「猫なら大丈夫だな、フクロウだったらダメなんで」
「その相棒は?」
「使い魔の森にいるかと」
「まぁ、それが、普通だからな」
「・・・・・」
「どうしたルナ、あぁ、悪いな、忘れてくれ、了承した、ルナ、君の課外授業を許可する、相棒を連れて、準備するがいい、出発は明日だ」 「はい」
ルナが研究室を出て行ったあと
「よろしいですか、あんなかわいい子を巻き込んで」
「儂だって出来れば、生徒を巻き込みたくは、無かったがこうなってしまっては、いたしかたない」
「ん、な!セブンスザイアークがこちらへ」
「あぁ、海風、潮風、紫呉が相手をしておるがいつまで持つか、本来なら儂がワールドクリスタルを探しにいかんとならんが、奴が攻めて来た時に学園に守れる者がおらんと生徒達を危険にさらしてしまうからな」
「わかりました」
「では、頼むぞ、雪風」
「はっ、夢風、雷神と共に、必ず、ルナ様をお守り致します」
「セブンスザイアーク、七罪の化身かぁ、倒したはずなのに何故、まさか、復活のエメラルドかぁ、もしそうだとすれば、混沌のアメジスト、災厄のブラックダイアモンドが危ない、三つの宝石は、集めさせてはならない、・・・このくぐつを使う時かぁ」