幕話、2部に繋がる話
セブンスザイアークが倒され、平和な学園生活に戻ったルナは研究室の完成を待っている頃、オーディンは天使と話をしていた。
「ユグニス、セブンスザイアークの事では、世話になった、それで、天玉の剣ついて、話があるのか?」
「はい、先程、宝具王の宝物庫を拝見させていただいたのですが、天玉の剣だけが消えていました」
「なんだと、儂のソロモンゲートにも、移してないし、あ!そうだ、持ち出し記録は?」
「ありません、宝物庫から無断で持ち出しできるんですか?」
「いや、必ず、記録を書くのが原則だ、だが、天玉の剣は、天使以外が触れると重度の火傷を負うんだ」
「火傷?」
「それもただの火傷じゃない、ムスペルヘイムに焼かれたような火傷だ」
「天使の怒り?」
「いや、天玉の剣の怒りだ」
「それで、儂にどうしろと?」
「天玉の剣を探してきてほしい」
「儂にか?ここの学園の理事長でもあり色々と忙しいんだ」
「なら・・・」
「却下だ」
「まだなにも」
「ルナに頼んで欲しいと言うつもりだろ」
「ルナには今回、儂の私情に付き合わせてしまったのに、また我の私情であの子を危険な目に合わせる訳には」
「我が全力で守護します、今は休暇中とはいえ、守護天使ですから、ルナ様は必ず無事で」
「はぁー、分かった、ルナに聞いてみよう、だが嫌と言ったらそこまでじゃぞ」
「それは、勿論です、無理時はしません、やってくれるならお願いしたいだけです」
「今回も課外授業と嘘をついて、掲示板に張り出すか」
「オーディン、これを、天使に成れるデバイスです」
「もし、ルナ様がいいよっと言ったらこれを渡してください」




