プロローグ
(数日前、モンスターシティ魔法高校で)
「ルナちゃんー」
「ん、あ!楓ちゃん、どう調子は?」
「一応、印獣召喚魔法は取得したけど、手なずけるまでは、まだ時間がかかる」
「そうなんだ、印獣は人を選ぶっていうからね」
「それで、ルナは、受けるのオーディン先生の課外授業?」
「うん、そのつもりだよ」
「危なくない?ワールドクリスタルなんてまゆつばの噂を信じるなんて・・・」
「危ないし、無いかもしれないけど、行きたいと思っている、それに、雪風と夢風、雷神が護衛に就くみたいだし、あの三人なら」
「・・・大丈夫かな、まぁ、気を付けてね」
「うん、じゃ、またねー」
「・・・ルナ、あまり噂を鵜呑みにしちゃだめだよ」
楓と別れた、ルナが実験室を通りかかったその時
ドーン「ケホ、ケホ、もぉー、なんなの?」
「ん、あ!ルナちゃん、ごめんね」
「ん、もぉー、またなの、凜ちゃん」
「いやー、おかしいなぁ、レシピはあって、あ、一滴かぁ、試験管一本分入れてた、失敗、失敗」
「失敗、失敗じゃない、宿題は?」
「課題作品は出来たよ、これは、自己実験だよ、負ふーん♪」コポコポコポ「それでこれを入れれば」トクトクトク、シュー、ピカ「え?」
「嘘、またなの、もう勘弁してよ―」ドーン
ジャー、カポーン
「ひどい目にあった、服は魔法で何とかなったけど」
「あはは、まさか、こんなはやくお風呂に入るなんてね、それで、ルナは受けるんだ、オーディン先生の」
「うん、そうだよ」
「あるのかな、ワールドクリスタル」
「さぁ、分からないよ」