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死んだ?異世界?ちょっとまって!!  作者: おにぎりは世界を救う
第1章 『見知らぬ世界』〜神の世界編〜
1/43

(済)目覚めた先・・・

改定











「・・・・・・・・・・・・・・」


































「・・・・・・・んっ、んぁ」


































な、なんか、まぶたが重い。
















身体はなんかふわふわする。








ここはどこだ?






いつの間にか閉じていたまぶたをゆっくりと上げた。






目の前に現れた景色は....
























白・白・白・白・・・・・・・・・。


























どうやら、辺り一体が真っ白い世界のようだ。








ふむふむふむ。






なるほど。なるほど。






つまり、知らない場所。






そして、周囲が白いからなのか神聖な雰囲気を感じる。














よし、現状の把握は終わり。


つまり、ここはどこ?ってことだ。




でも、この後の展開はなんとなく予想できる。

最近読んだ、ライトノベルに同じような展開が書いてあったからだ。

そして、俺自身の記憶が飛んでいるからだ。


ということは、えっ、俺死んだの?


何してたっけ?

なんか黒くて大きくて、細長い物に・・・


あの時はたしか・・・。

うん。わからん。

なんだったかなぁー?まじ思い出せん。


「方丈 正人。」


「うわぁああー。」


なんか声するんやけど・・・。

まるで、澄んだ水の心地よさ。

女性のちょっと落ち着いたやんわりと包む声。


そうそう、俺の『憧れのあの女の子』はこんな感じの声してたんだよね。

今はどうしてるかなー?


「ふ、ふむ?方丈 正人?」


「は、ふぁい!」


あかん。

改めて聞くと、やばい。。。

これだけで俺は死んだかいがあったな。。。知らんけど・・・


んんっ?

それはともかく、そういえばこの声はどこから聞こえているんだろうか・・・・。

きっと、素晴らしく素敵なお方に違いない。


辺りを見渡すと・・・・


「うわっ!」


さっきまでは誰もいなかったはずなのに、急に目の前に『そのお方』は現れた。


彼女は・・・とてもかわいかった。

少しキリっとしつつも幼さの残る眼と目が合う。

栗色の毛色でふわっとしている

きっと、触ると、そのあまりの柔らかさに昇天してしまうほどの良い触りごごちであろう。

そして、背はものすごく小さい。

なにより、小さくて愛くるしい。

もうね、撫でまわしたい。


さて、あなたはもうお分かりだろうか?



そう、いっぬである。


わんちゃん、ドックともいう。

品種はおそらく、トイプードル。

うん、あの可愛さがたまらないよねー。

まあ、ただ普通の犬ってわけではなさそう。

どちらかと犬人?に近い感じだろうか?


それにしても、犬人に欲情って・・・・。

俺はどんだけ節操なしなんだ・・・。


「あ、あの。ワンさま。ちょっとお待ちいただいてもよろしいでしょうか?」


「わんさま?それはどういう意味じゃ?」


んーんっ、もう!

ほんっと、ええ声してはりますなぁー。

これが純粋な人間の女性だったら・・・・やらかしてそうな気しかしない。。。

そんな度胸もないけどね!


こ、こほんっ。

だからね、ちょっと落ち着かせて欲しいの。

時間が欲しいの。


「すーはー、すーはー、すーはー。」


あの人は、犬人。あの人は、犬人。

呼吸を整えて、しっかりと前を見据える。


もう、なにも恐くない。


「取り乱しました。大変申し訳ございません。見た目で勝手に名前をつけてしまいました。お名前をお伺いしてもよろしいでしょうか?よろしければ連絡先も一緒にどうでしょうか?」


はぁーーーー。

一時はどうなることかと思ったけど、落ち着いた。

やっぱり深呼吸って大事なんだね。


「そうじゃったのか、まぁいいであろう。我が名はアストレア、天界の中で神々をまとめる存在じゃ。そうだな・・・・・・。お主の世界でいう神さまの委員長と言ったところかの?ちなみに、連絡先とやらは持っておらんぞ。」


アストレアさまかー。

なんて神聖な名なのだろうか。

神さまだとは思わなかった。


あれっ?

もしかして、俺本当に死んでるんじゃね?


わははははーーーー。


なわけないよね?

ち、ちがうよね?

う、嘘だと言ってくれーーーー。

ちょっと、頭打って記憶喪失とか、そんなパターンだよね?


「あ、アストレアさま。1つ失礼を承知でお伺いしたいのですがよろしいでしょうか?」


「うむ、なんでも申してみるがよい。」


おぉー。

なんて寛大な方なのだろうか。

さすが、神様。


「あ、あの、私はなぜここにいるのでしょうか?ずっと疑問でして・・・・。できれば事細かに説明いただけるとありがたいです。」


アストレアさまは犬と同じ前足で顔を掻いている。


かわゆす。

なにこの生物。

抱き締めたい。

もうね、手がねワキワキしてきました・・・。


ハァ、ハァ、ハァ・・・。


「ちょっと、ちょっと、おぬしは何をしようとしておるのじゃーーー!!」


アストレアさまは叫ぶ。

アオーん。


「アストレアさま、もうですね。無理です。可愛すぎです。抱きしめさせてください。」


「なっ~~なにを言っておるのじゃ!!とにかくそこに直れ―――!!」


「ハッ!イエス、マム!」


「いや、だから何なのじゃその安っぽいノリは・・・。」


うん、アストレアさまは絶対に照れてるわ・・・。

これは、ツンデレ。

だとしたら・・・・これは!!可愛い!!


おっと、これ以上ふざけたおすと、いい加減にアストレア様に怒られてしまう。

それだけは、なんかいやだなぁー。

本当に申し訳ないことしたな。

今度高級なドックフードでも差し入れしよう。

ドックフードいいのかな??


「おほんっ。お主のせいで話がそれたではないか、そういえばお主がここにいる理由であったな。」


「申し訳ございません。急に押さえきれない衝動に見舞われまして、制御できずに暴走いたしました。」


「よいよい、人は誰でも失敗するものじゃ、いちいち気にするではない。」


なんて寛大な御方なのだろうか。

この、方丈 正人。あなた様に一生ついていきます。


「それで、お主がここに来た理由じゃが、お主はまず死んだのじゃ。」



挿絵(By みてみん)

画像はAIで作成しました。

参考 ETM:AI画像生成

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