部屋の中に植物の種があったの忘れてた
「グレンさんに質問、水、風、土までなら問題なしなの?」
「ああ、それぞれの組み合わせで問題なく少量の魔力初級の威力で発動できる」
「おんなじようにして調べた威力増加とかで必要魔力や威力の上昇も見れた」
「となると問題はこの発芽や操作の魔法だよね」
元々が中級で複雑な上、他の3種類のように細かく意識して作ったわけじゃないからいろいろ余計なものが付いているんだろうな。問題はそれをどうやって取り除くかだけど・・・
「発芽と操作の完全版を考えなきゃいけないわけか」
「あ~、イメージか。・・・発芽ってどんな仕組みなんだ?操作ならなんとなくわかるんだけど」
「発芽は種類によるけど水や光、温度の刺激で・・・あ、そうか」
今までは種から芽が出るっていうイメージしかしてなかったけどそこまでの過程も考えないとダメか。うわめんどくさっ。頭を抱えた僕を横目にグレンさんとウォルフくんは操作に原理について話し始めていた。こいつら発芽を僕に丸投げするつもりだなっ。そういうつもりならこちらにも考えがあるぞ!
「じゃぁ僕は発芽を考えるから二人は操作をしっかりと考えておいてね?僕考えないからね」
僕はささっと自分の分の紅茶とおやつ(今日のおやつはホットケーキです)を持って席を立つ、部屋に戻って考えるから邪魔するなよのポーズだ。ふふふ、これでゆっくりタブレットが見れる。
僕は地下の階段を降りて自分の部屋へと向かう。部屋を決める際にお爺ちゃんは日当たりの良い2階の部屋や屋根裏部屋なんかを進めてくれたんだけど利便性をとって地下の一室をもらった。
僕の部屋の隣はお爺ちゃんの研究室、逆隣は訓練場、お爺ちゃんは大抵隣の研究室にこもってるし僕は訓練場を使うことが多いから何かあった時に動きやすいんだ。
ちなみに1階は僕が赤ちゃんの時にいた客室に水回り、食堂があって2階はお爺ちゃんの寝室と空き部屋、書庫がある。現在は書庫以外は封印魔法を掛けられてるね。屋根裏部屋は荷物置き場の倉庫と化してるよ。
外は庭というか薬草園とちっちゃな畑があるかな。
部屋に入った後はしっかりカギ・・・は掛けないで(だったあいつら簡単に解除できるし)、侵入者探知の結界をはる。念には念をね、最近なんか疑われてるみたいだし。
タブレットを起動して検索条件に発芽とうつ、僕自身はすっかり忘れているがたしか学生に時に勉強したような気がするから載っているはずだ。
出てきた内容は・・・ちょっと長いな、要点だけ読もう。
ふむふむ、やっぱり水、光、温度が主要因か。酸素とかもあるみたいだが今回はいいや。
えーと、温度は今春だし問題ないかな、冬の寒さにさらされて休眠解除とかあったよね?もう解除されてると仮定しとこう。次は光か、短日と長日だっけ?暗所におくとかして試したほうが・・・魔法じゃなくて科学になってるよ!今考えるのは魔法だから!よし続き考えよう。
まずおさらい、樹木魔法『発芽』は樹木、水、土の属性を必要とする。そして科学知識的には発芽には水、光、温度(、酸素)が作用する。属性的に考えると作用しているのは水?他の要因は樹木に含まれているのか?土は・・・栄養素の補助かな?
あー、『操作』は土の代わりに風だったよな、外的要因で動かしてた感じなのか・・・樹木って光によって屈折したりすることを考えるとやっぱり樹木属性に光の要因含まれてるか。
威力強めるなら補助属性つけたほうが上がりそうだな、まあ保留しとこ。
そうなるとまず一個の種があると仮定して、種に必要分の水が含まれる、温度も暖かくなって発芽に最適だ、光の周期も発芽の時期を迎えたよ、さあ発芽しよう。含んだ水で柔らかくなった皮を破って根が生え芽が出る、種の養分を使って伸びた後は根から水と養分を吸い込んで土を盛り上げ地上に葉を出す・・・葉をだ・・・
「す、ストップストップー!!!」
ヤバイ、集中しすぎた。部屋が植物で覆われちゃったよ・・・これどうやって出よう?
敗因は種がツタ植物だったこと。




