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名前(仮)が決まりました

主人公はジジ馬鹿と化した

さて、現在お爺さん宅で荷物配置中です。買い物?終わりましたよ。特に面白味はなかったですね。強いて言えばユーリッツくんと2人きせかえ人形にされたくらいです。おかげで現在ユーリッツくんは隣でぐっすりですよ。女の買い物はどこの世界も・・・いえ、これ以上恐怖の記憶を呼び起こすことはないでしょう。すべては終わったことです。

 私は森の中で寝かせされていましたし、ウルフに圧し掛かられていたこともあって服が汚れていたのでさきほどラーファさん監修のもとお爺さんに沐浴されました。お湯は気持ちよかったですが溺れかけたりもしたので私もぐったりしています。洋服はユーリッツ君とお揃いで買ったきぐるみです。この世界にもきぐるみがあったことに戦慄しました。しかし私は現在赤ん坊。ためらう理由など何処にあるというのでしょう。なによりユーリッツ君とお揃いですよ?私が嫌がったらユーリッツ君もなしですよ?ユーリッツ君のかわいらしい姿を見るためなら私の羞恥心など捨てられます(キリっ)。あぁ、白虎のようなモンスターのきぐるみなので生地がもふもふしていてきもちいいですねぇ。うとうと・・・。


 目が覚めたときにはユーリッツ君はいなくなっていました。夕飯が近いため帰ったそうです。もう少しあのかわいらしい姿を堪能したかったですねぇ。さてお爺さん宅の説明でもしましょうか。とはいってもすべてを見ているわけではないので外観くらいですが。お爺さん宅はお城に近い場所にあるくすんだ赤の屋根を持つ比較的大きなお屋敷でした。此処に独り暮らしはさぞかし寂しいのでは?と思いましたが中に入ってその意見は吹っ飛びましたよ。とてもき・た・な・い。そこらじゅうに本や書類、怪しげな道具が散乱していました。ラーファさんにも怒られていましたね。赤ん坊を育てる環境じゃないって。というわけでまずは私の移動スペースだけはきれいにすると言って沐浴後に片づけ始めたのが私が寝る前までのことです。

 現在は・・・うん、確かに目に見える範囲は綺麗です。ゴミ一つ落ちていませんよ。私がいるのは大広間・・・リビングのような場所でしょうか?真ん中に座り心地のよさそうなソファーがあり小さめのテーブルがあります。私のベビーベットは日当たりのよい窓側に配置されていました。反対側にはドア、書棚も見えますね。それ以外は何もありません。おそらく移動させたのでしょう。ああ、ベット脇に小さな棚がありますね。ここからでは中は見えませんが経験で考えてもおそらく私のベビー用品類でしょう。ラーファさんが大量の布おむつを持ってきてくれましたからね。あれを全て一から準備するのはおじいさんには無理だったでしょう。


「さて、・・・あ~、お主名はなんというんじゃろうなぁ?妖精種は文字文化が人間とは違うからステータス確認してもなにも読めんし。勝手につけてもいいかの?大きくなったら自分でステータスを読んで名乗りなおせばよかろう。ふむ、仮の名じゃしよくある名前で・・・トム?」

「・・・だぁぅ?」

「・・・・・・」

「・・・・・・」

パンパカパーン、私の名前はトム(仮)となりました。みなさんよろしく~。


ハツオンシヨウトシテデキナカッタジジツナンテナイヨ?



着々と黒歴史を重ねる主人公(笑)

ようやく名前が出てきたと思ったら仮の名前、一体いつになったら主人公は名を名乗れるのか・・・それは作者にも分かりません(笑)

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